麻奈先生のブログ~木下式の子育て論~
by k-onkan
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作者について
木下式音感教育法認定講師
  木下麻奈
     
 木下式の基本は、幼児期に「躾・規律」を教え、高度な音楽基礎教育を施すことです。詳しくは、ホームページをご覧ください。http://www.kinoshita-onkan.com

イラスト:「ケイ&シュート」
 By ケンイチ・シライ
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ウサギでもカメでもいいけれど

台風12号が近畿、東海地方に大雨などの被害をもたらす中、2ヶ月ぶりに津市の小西教室の指導にうかがいました。木下式の特徴は、指導者が幼児の能力を最大限、引き出すことにありますが、子供の心の成長、精神の鍛錬、理解力の向上などの音楽以外の進歩によって、音感によい影響が生じるのはよくあることです。

e0143522_5363438.jpg夏休みは、年齢の低い子供たちにさまざまな成長を促したことが、音感にも反映していました。反対に、小学生の子どもたちに学習意欲や集中力を持たせ続けることの難しさを感じるのです。手本を見せれば喜んで大人の真似をしたり、褒められたいと、一生懸命、取り組んだ幼児期とは違い、児童期は自分の意志が強く表面に出てくるだけに、自ら、モチベーションを高め努力できる子が伸びるのです。つまり、指導者の努力だけではどうにもならない時期に到達し、「頑張っているね」「サボっているのでは?」と親御さんの目配りや導きこそ、子供に必要になるのです。

幼児期のほとんどの成果は、親御さんや指導者の努力の賜物です。善悪の区別なくわがままを言ったり、学ぶことを抵抗したりしない子なら、与えられたことをいとも簡単に吸収できるのが幼児期です。新しいことを吸収することも、感覚を研ぎ澄ますことも、物事を記憶することも、スポンジのように吸収します。大人の私たちが、恥ずかしくなるほど、幼児にとって容易なことです。しかし、それによって、とんでもない誤解を生むことがあります。それは、「うちの子は、大人ができないことができて天才かもしれない」と。わが子を尊敬してしまうことです。

幼児期にいろいろな教育を受けたということは、公立小学校で学ぶ3年生までの事柄をすでに身につけたことになります。小学校の授業で多少、先生の言うことを聞き漏らすことがあっても、集中せずに取り組んでも、落ちこぼれない程度の力は備わっているのです。しかし、この間、「他の人よりもできる」と安心して怠けていると、後で困ったことが起きます。なぜなら、意欲を維持して地道な努力ができる子が力をつけてくるのが3年生頃だからです。「自分は優秀」という根拠なき自信と、大人が与えてくれた力によって、努力できない精神力の弱さがある子供は、一気に追い越しをかけられるのです。これが、世に言う「幼児教育を施しても3年生になれば、同じになるから無駄」と、幼児教育が軽んじられる理由であろうと思います。

では、本当に幼児期に与えた教育は無駄なのでしょうか? ほとんどのお稽古事に共通しますが、大人になって、特技として、助けてくれるほどに上達するためには、幼児期に始めた人が勝っているといえます。それは、音楽、運動など、感覚を必要とするもの全てに共通しています。幼児教育の効果はやはり大きいのです。そこで、大事なのは、児童期になった時の大人の導き方なのです。幼児期にいろいろなことを与え努力したのは、本人より、大人です。まず、このことを忘れてはならないのです。幼児期の大人の努力によって、望めば学べる素地を備えさせたら、自分から努力したり、全力で頑張る精神力を養う必要があります。また、能力に合わせて、心の成長も大事です。勉強ができるから後は何もしないでよいなどということはありません。人間として、自立できる子供に育てなければ、勉強しかできない頭でっかちを育ててはいけないのだと思います。

つまり、幼児教育を与えたら、親にも子にも精神や心の鍛錬が求められるのです。「よその子よりもわが子が先に進んでいるから」と慢心したり、思い上がったりすることがあってはならないのだと思うのです。幼児教育は、ウサギとカメの「ウサギ」を育てるためのものではありません。また、カメをウサギに変えようとするものでもないのです。それぞれの特性を生かして、個々が全力投球して、自身のベストを出すことが大事なのです。一番、恥ずかしいことは、速くて当然というウサギの特質を持ちながら、歩みの遅いカメに負けることが恥ずかしいことなのです。幼児期に良い教育を与えたら、他の子より、一歩、先に進んでいるのは当たり前のこと。大事なのは、地道に努力できる心の強さと精神力を育てることなのだと思うのです。
by k-onkan | 2011-09-04 23:35 | 子育て | Comments(0)
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