麻奈先生のブログ~木下式の子育て論~
by k-onkan
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作者について
木下式音感教育法認定講師
  木下麻奈
     
 木下式の基本は、幼児期に「躾・規律」を教え、高度な音楽基礎教育を施すことです。詳しくは、ホームページをご覧ください。http://www.kinoshita-onkan.com

イラスト:「ケイ&シュート」
 By ケンイチ・シライ
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動物は子育て上手

父が動物好きであるためか、昔から、我が家は家族団らんでは動物のドキュメンタリーをよく見たものでした。その影響か、3歳と9歳の甥兄弟も動物番組は大好きです。先日も、久しぶりに千葉の家を訪ねると、家族で北極に住む「シロフクロウ」の子育てを見ながら夕食の時間となりました。

e0143522_22451681.jpg翼を広げると1.5m近くもある世界最大級のシロフクロウは、北極圏のツンドラ地帯で、太陽が沈まない白夜の中で子育てをします。一日おきに、卵を生み温めるメスとヒナのために、オスは必死に獲物を探します。ところが、この夏は獲物が極端に少なく、ヒナはなかなか食べ物にありつけません。特に、一番、最後に生まれたヒナは、体が小さく、食べ物にありつけません。気づくと、母ドリの体の下からはじきだされて震えています。

母ドリは、その様子を見て、一番小さなヒナにエサが行きわたるように与えようとしますが、兄弟でも、弱肉強食の世界は、大きな兄弟に横取りされます。母ドリは必死に弱ったヒナを温めますが、自然の世界は厳しく、一番小さなヒナは生き残ることができませんでした。

すると、それまで、ヒナの命を守るために懸命につくした母親が、死んだわが子をついばみ始めたのです。他のヒナのエサにするためです。残酷に見えますが、強いものを生かすための自然の掟なのでしょう。シロフクロウの夫婦は、飛べないヒナたちを連れ、旅へ出かけます。行く手には、天敵のホッキョクグマや凍てつく川が待っています。過酷な旅をして移動した場所でヒナたちが飛べるようになるまで見守り続けます。

さて、動物の子育てには、人間が学ぶべき「大切なこと」が隠されています。シロフクロウは、ヒナを育てるために、オスはエサを捕り、メスは巣の中でヒナの体を温めます。これは、人間であれば、父親が働き、母が衣食住を整え、安全を守ることに該当するのかもしれません。ここまでなら、人間も負けていません。ところが、人間はこの後、一番、大切なことを忘れてしまいます。それは、親がいなくても生きていけるように育てることです。

シロフクロウは、親がなくても狩りをして、獲物を捕って生きられるようにするために、まず、飛ぶことを教えるのです。ところが、人間はほとんどの人が、特別なことなどしなくても、わが子は自分ができることは当たり前のように、自然とできるようになると思ってしまっているようです。しかし、私たちも、その昔、大人が手をかけてくれたり、環境に求められて、発達を重ねたからこそ、現在の姿があるのです。

生まれたばかりの赤ちゃんも、ただ静かに寝かしっぱなしにしているだけでは、運動能力は衰えていきます。将来、自分の思い通りに体を操れるようにするためには、赤ちゃんの頃から、手足を動かす練習をしておくことが必要です。また、赤ちゃんは寝るのが仕事といっても、ただ、音もしない場所で、何の刺激も与えないことが、好ましいわけでもありません。お母さんが、優しい声で話かけたり、音楽を聴かせたりして、耳の発達を促すことで、話すために、必要な情報を吸収するのです。

子育てや教育において、子供が劇的に変化したり、できないことが、すぐにできるようになるというマホーは存在しません。私たちは、一生涯を通して、親をはじめ、周囲の人や環境、社会から与えられた修行によって、能力を開化して、生きていくものなのです。大人が手をかけずに、子供だけが好ましく育つことはない。動物の子育ては、私たち人間にそんなことを教えてくれるのです。
by k-onkan | 2012-09-03 22:44 | 子育て | Comments(0)
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