麻奈先生のブログ~木下式の子育て論~
by k-onkan
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作者について
木下式音感教育法認定講師
  木下麻奈
     
 木下式の基本は、幼児期に「躾・規律」を教え、高度な音楽基礎教育を施すことです。詳しくは、ホームページをご覧ください。http://www.kinoshita-onkan.com

イラスト:「ケイ&シュート」
 By ケンイチ・シライ
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こわくなくなった理由は?

昔、楽院に通っていた生徒であれば、今、私たちが子どもを教える姿を見ると、「先生たち、優しくなったなぁ」と感じるでしょう。それでも、子どもたちからも、保護者からも、「キノシタの先生たちは厳しくて怖い」と言われているのですから、世の中は、どんどん、甘い方向へと流れているのでしょう。

e0143522_21532259.jpg私たちが、年々、優しくなっているには、理由があります。それは、誤解を恐れずに言うと、今の子どもたちは、昔の子どもたちに比べ、物資的な豊かさは与えられていても、愛情は十分に与えられていないと思うからです。私たちが、子どもに厳しく接することができるのは、親御さんが家庭で十分に、わがこに手をかけ教え、慈しみ育て、愛情の中で、時に、厳しく、褒めたり、叱ったりしながら、育ててくださっているからこそ、なのです。家に帰り親元に戻っても、十分に癒されることがない子どもに、他人の私たちは、厳しくなどできないのです。そこで、私たちを信頼させるために、優しく接している様子が、優しく見えるのでしょう。

最近は、昔の子どもなら、できて当たり前だったことも、なかなか、できるようにならないと気づきます。たとえば、音感かるたを箱から、出したり、入れたりする作業も、毎週、毎週、早くなり、卒園の頃には、すばらしく早くしまえるようになったものです。それは、楽院以外の場所で身に付けるさまざまな能力がそれぞれ、良い意味で兼ねあって、相乗効果が生まれたからです。ところが、今は、音感かるたの出し入れは、個別に練習して、早く仕舞えるように仕込まなければ、決して早くなりません。それほど、手先を使うチャンスも、自発的に動くチャンスもないのかもしれません。

私が子どもだった頃のように、親とじっくり関わる時間はないのでしょう。たとえば、家族の誰かと、一緒に工作をしたり、料理の手伝いや、庭仕事の手伝いをしながら物の名前を覚えたり、物の数え方や、計り方など、生活する中で学ぶことがありました。また、家庭の会話の中から、親戚の人間関係を知ったり、自分以外の考えに興味を持ったりしましたが、今は、そんな機会もまったくないのかもしれません。

そんな状態であっても、ある年齢に達すると、「良い教育を与えたい」と受験やお稽古事に出かけることになります。本来は、「幸せになるために」にする勉強やお稽古事なのに、目的も分からず、ただ、お稽古ごとを駆け回る子どもたちは、実は心の中はあまり幸せでも豊かでもないのかもしれません。日本が経済的に豊かになったことで、心の中は、さびしいことになっていると、考えたことはあるでしょうか。

音感教育に従事する私たちですが、最近は幼児のトイレトレーニングや親子間の愛情の示し方、子どもに対して、感情の表し方、叱り方、褒め方まで教えています。冗談のような話ですが、赤ちゃんクラスを担当する先生は、「お母さん、今、お子さんに、「上手にできたね」と明るい声で喜んであげてください。お母さんが喜ぶと、お子さんもうれしいですし、褒められたと感じるものですよ。さぁ、にっこりしてみてください」と笑顔を作るタイミングまで教えます。

お腹を痛めて生んだわが子であっても、親として、何に気づき、どこで喜ぶべきかが分からないからです。4歳半で楽院に入学してくるまで、自分の子どもを褒めたこともなければ、叱ったこともなかったお母さんもいました。無邪気な時代の子どもに手をかけて、育てるほど、面白く、かけがえないことはないと思うのですが、その楽しみを知らないのは、寂しいものです。そして、もしかすると、木下式を通して、子育ての楽しさを味わわせていただいている私たちが一番、幸せなのかもしれないと思ったりするのです。
by k-onkan | 2012-10-12 21:53 | 子育て | Comments(0)
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