麻奈先生のブログ~木下式の子育て論~
by k-onkan
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作者について
木下式音感教育法認定講師
  木下麻奈
     
 木下式の基本は、幼児期に「躾・規律」を教え、高度な音楽基礎教育を施すことです。詳しくは、ホームページをご覧ください。http://www.kinoshita-onkan.com

イラスト:「ケイ&シュート」
 By ケンイチ・シライ
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いろいろなことを教えてくれてありがとう!

一年間、お世話になった保育園の卒園式がありました。私はこの保育園に通って、20名の園児から、たくさんのことを教わりました。一つは発達差を持つ大人数の園児になるべく短時間で効果的に音感を指導する方法です。そして、もう一つは、テレビのニュースになるような出来事―ネグレクト、虐待などは、私たちの身近でも起こり得るのだということでした。

e0143522_8412925.jpg卒園した園児たちは、一人ずつ、通った年数を卒園証書の中で読み上げられます。中には、6年以上、通ったお子さんもいます。6才7カ月で6年5か月、つまり、生後2か月から毎日、11時間、この保育園に通ったことになります。園児たちが、大きな声で泣いて保育園と別れを惜しむのも分からないではありません。育ての親のような存在なのですから。

さて、卒園式が始まると、園児が名前を呼ばれて「はい」と返事をし、その後、卒園証書を受け取ると「ありがとうございます」。その後、お母さんに証書を手渡しながら「おいしいごはんを作ってくれてありがとう」「私たちのためにお仕事してくれてありがとう」「毎日、洗濯ありがとう」などと感謝の言葉がありました。それぞれ、はっきりとした言葉で言う姿に、来賓席からは「みなしっかりして素晴らしいですね」との声があがりました。ですが、9カ月前には、誰一人、声も出なかったのです。その変化に密かにホッとしていました。

その後は、木下式を受けるか否かでどれだけ、歌声が違うかをじっくり観察する時間となりました。まず年中児の送る歌です。1~2名、正しい音程で歌う声がしたもののほとんどの子は調子が見事に外れていました。それは、まさしく、私が教えた園児たちの1年前の姿ですが、現在は、大きく調子を外す子どもは一人もいません。

一つ、残念なことがあるとすれば、卒園式ということで担任の先生も緊張され伴奏の速度が練習の時より、ずいぶん、早かったことでしょうか。子どもたちは、その中で、一生懸命、母音を意識して歌っていました。途中、一瞬、止まりそうになっても、子どもたちは先生の伴奏に合わせようとする健気な姿がありました。木下式の音楽祭はプロのオーケストラ伴奏を使って、贅沢とのご批判を受けることもありますが、その理由がまさにここにあります。大人が一生懸命、頑張る子どもの足をひっぱってはならないということなのです。

歌の中で、園児たちは、保育園でお世話になった先生にコメントつきでお礼の言葉を述べる場がありあした。「~先生、課外保育の時に、片づけを褒めてくれてありがとう。片づけの時間が楽しみになりました」など、何十名もの先生へのコメントを、一人ずつ、記憶して発表しました。その中で、思いがけず、「まなせんせい、おんかんでほめてくれてうれしかったです。きれいなこえにしてくれてありがとうございます」とある女の子が発表しました。そのお子さんは、1学期に音感の授業の途中、突然、貧血で倒れた女の子です。その日は朝食がとれていなかったのです。

他にも、音感を始めた時には、かすれ声でまったく声が出なかったお子さんや、発達の遅れを心配されて市から調査が入るお子さんたちも、みんなと一緒にピアニカを吹いたり、歌を歌い、ニコニコと表情豊かな姿に涙ぐみそうになりました。また、幼児音があって、「さしすせそ」がすべて「たちつてと」になっていた子たちも、音感かるたの成果で、「さしすせそも、もう言えるようになった」とわざわざ、最後に聞かせにきてくれました。

さて、現在の日本には、保育園に通わなければならない事情のお子さんは実際にたくさんいることでしょう。また、待機児童も問題にされていることから、市議会議員、民生委員、自治体など、それぞれの立場で「子どもたちのために最良の教育現場を与えよう」としていらっしゃることは理解できます。

ですが、保育園があまりに充実してしまうと、本来、「わが子をいつくしんで育てる」という親心まで忘れさせてしまいそうな心配もあります。「朝食をたべてことない子どもがかわいそうだから」「夜遅くまで保育園にいるとお腹がすくから」と、朝昼晩のすべてを保育園で用意すると、親御さんの味を知らない子どもが育ってしまいます。親として子どもを愛し、成長をどのように喜ぶか、幼児だけではなく、親御さんの教育もしていく時代なのかもしれない、と思った保育園の卒園式だったのでした。
by k-onkan | 2015-03-22 23:40 | 木下式音感教育法 | Comments(2)
Commented by ばら保護者 at 2015-03-25 14:13 x
卒園式で大きな声で感謝の言葉、先生へのお別れの言葉を大きくはっきりとした声で言っていた息子の姿は1年前と比べものにならない程堂々としていました。
夏の音感発表で大勢の前で先生のピアノに合わせ1人で歌った姿、また生活発表会でのジグザグお散歩のクラス全員の美しい歌声は忘れることができません。
音感あそびでのご指導の成果を改めて感じました。ありがとうございました。


Commented by k-onkan at 2015-03-25 17:06
ばら組の保護者さま

私も一人ひとりのお子さんの姿に感激しましたが、特に、夏に一人で歌った男児の成長は私も涙が出そうなほど嬉しくなりました。1年間の成果をご理解いただけて私もうれしいです。コメントありがとうございました。
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