麻奈先生のブログ~木下式の子育て論~
by k-onkan
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作者について
木下式音感教育法認定講師
  木下麻奈
     
 木下式の基本は、幼児期に「躾・規律」を教え、高度な音楽基礎教育を施すことです。詳しくは、ホームページをご覧ください。http://www.kinoshita-onkan.com

イラスト:「ケイ&シュート」
 By ケンイチ・シライ
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保育園で感じる課題は・・・

久しぶり保育園のレッスンに出かけました。二週間、空くと子供が「学ぶ姿勢」を忘れてしまうことが気になっています。学ぶ姿勢といっても、たいしたことではないのです。大事な話をきく時は隣の子と雑談をしない、次の用意をする時はマイペースにダラダラしないなど、長年、幼児に関わった私には、「年長児なら当たり前にできるはず」の学習姿勢ですが、保育園のお子さんには新しい課題のようです。

e0143522_13215789.jpg「保育園に対する差別だ!」と叱られるかもしれませんが、一昔前は、保育園は「教育をしない」という場所でした。そもそも、保育所は、農繁期にお母さんが畑に出かけられるように、その間、子どものごはんを食べさせたり、遊ばせたりする場所として存在したそうです。都会には田畑はありませんが、働く親御さんで家庭での保育に欠ける子が通うのが、保育園です。そうした背景があって、幼稚園と保育園の土台が異なっているのです。

10年ほど前、卒業生が保育園に教育実習に行った話を聞いたことがあります。食事の時間、園児が好ましくない行いをしていたので、手をそえて教えようとすると、先生から「かわいそうだから言わないでください」と言われたといいます。疑問を感じ、上の先生に質問すると、「ここは保育園です。保育園は教えてはいけないのです」との指導を受けたといいます。「保育園でも教育を」と言われるようになった昨今は、そんなことはないはずですが、それでも、幼児に対する考えに根本的な異なりがあるように、私には感じられます。

しかし、小学校に入ったら、幼稚園からきた子も、保育園からきた子も、同じ場所で学ぶことになります。先生の話を聞ける子、聞けない子、他の人と行動できる子、自分のペースでしか動けない子、では、同じことを学んでも、差が生じてしまいます。

たとえば、一年生になって、学校の先生から、「12ページをあけて」と言われたとします。100までの数列をよく知る子なら、「10から15の間のページ」と予測をつけて探すでしょう。20までの数え方を知っている子なら、「1234…12」と、一枚づつめくり、どうにか探せるでしょう。しかし、「ジュウニ」という言葉から「12」という数を思い起こせなければ、授業の内容を知る前に疲れてしまいます。

なんの予備知識がないまま、小学校に入ると戸惑いが生じるというと、いきなり「算数のプリントをする教室に入れよう!」と思ってしまう方も多くいます。しかし、算数をプリントや教室で学ぶ以前に、日常の生活や遊びを通して、数字の存在があることこそが、小学校に入るための準備になるのです。

たとえば、「4人家族でいちごを2こづつ、取り分けると8個になる」とか、「30個のキャンデーを5人で分ける」など、生活の中に、数は存在していますが、自分で気づく機会がないまま、いきなり教室やプリントで数の概念を習うのが、現代の子どもかもしれません。本当は、子どもと関わる大人が、子どもの目を見ながら、関わりつつ、生活の知恵を伝えられる方がいいと思うのですが…。

これまで、生活面の教育を求められてきた保育士さんが、教育にも関わらなければいけなくなったことは、とてもたいへんなことです。また、お子さんを預け働く親御さんが忙しいのも理解できるのですが、保育園で育つ子が、大人になった時に、親御さんと同じ知識や能力をもって社会と関われるように育っていないのではないか、そのことが、私には一番、気になって仕方ないのです。
by k-onkan | 2016-02-16 13:20 | 保育園 | Comments(0)
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