麻奈先生のブログ~木下式の子育て論~
by k-onkan
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作者について
木下式音感教育法認定講師
  木下麻奈
     
 木下式の基本は、幼児期に「躾・規律」を教え、高度な音楽基礎教育を施すことです。詳しくは、ホームページをご覧ください。http://www.kinoshita-onkan.com

イラスト:「ケイ&シュート」
 By ケンイチ・シライ
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叱ってもらえない寂しさが大人になるということ

合宿の成果報告会が終わり、スタッフと食事をして、そろそろお別れという時に、名誉団員として参加した甥Yが「合宿中、まぁちゃんにもお母さんにも、叱ってもらえなくて、生きている感じがしなかった」と言い出しました。私たちは、「え? Yは叱られるのが好きだったの?」とびっくりしました。すると、「叱られるのは全然好きじゃないんだけど、でも、叱ってもらえないと、生きている!という感じがしなかった」というのです。

e0143522_19432775.jpg一般の方には、理解されにくい感情ですが、これは、楽院で幼児期から6年生まで育った卒業生が、誰もが感じる寂しさではないかと思います。「子どもの頃は、少しでも、違う声を出すと「誰だ!」と叱ってくれたのに、中学生になって違う声を出すと、先生は、気づいているのに、スルーになって、寂しい」。高校生になって合唱に参加した生徒も言っていました。

小学生の間は危険なことがないか、悪いことはしていないか、と私たち大人がかなり口うるさく「ああ、せい、こうせい」「それはするな」と監督してきました。けれど、中学生になったら、「言わなくても分かっている」と信じて、かなり自由を与えます。つまり、一人の大人として、尊重しているのです。けれど、子供たちは、それが、何やらさみしいと感じるようです。

6年生の時は自分の持ち班があって、低学年の面倒を見ながら、自分のこともしっかりやって、なおかつ指導力を発揮しなければなりません。けれど、中学生になると、大人の手伝い以外のことは、かなり自由です。荷物が整理できていなかろうが、自己責任です。

ご飯も先生たちと一緒の席で、大人用の食事です。合唱団の一員として合唱に参加し、レクリエーションをこなしながら、先生の助手として裏方の肉体労働もたくさんあるからです。また、幼い子を相手に身体を使った遊びをしたりします。夜は、先生たちのミーティングに参加して、その後は、スタンツ練習もあり、寝る時間もかなり遅くなります。「9時だから、寝なさい」と言われない代わりに、自分がつらくないように、自分で考え行動しなければなりません。

確か、昨年は、「ぼくも名誉団員になったら、先生のスタンツに参加するのかな? 無理だな」と言っていたはずでした。なんとか「化粧をしなくてもいいなら、先生のスタンツに参加してもいいかも」と言っていたはずなのに、A先輩から「化粧していい?」と言われると、無抵抗で化粧を受け入れゴミ袋で作ったチュチュつけて、白鳥の湖のパラディーを一生懸命、踊っていました。

これまでも、お手伝いに来る男子の名誉団員は、先生たちのスタンツで女装も化粧もして、全力投球して、子供を喜ばせてきたので、それもまた、お手伝いにくる男性名誉団員の伝統なのかもしれません。

私も、実は中学生になった頃に、Yと同じようなことを感じたものでした。「叱ってもらえないこと」がなぜ、さみしいか、私なりに分析すると、中学生になると、「合唱団の主役」ではなくなるからなのかもしれません。違う声を出しても、叱られなくなるのは、戦力ではないからとも言えます。

これまでの生徒の中には、名誉団員になることが、戦力外通告のように感じて、いつまでも、子供の班で一緒に活動したがる子もいました。けれど、教育の現場では、やはり、主人公は「子ども」なのです。そして、私たちは一生、子供でいることはできません。少しずつ、「大人になってしまう自分」を受け入れながら、新たにスポットライトを浴びる子供たちの面倒を見たり、裏方に回ることに慣れていくのかもしれません。

今は、子供をもって親になった大人でも、「自分が一番、大すき」で、子どもの存在を忘れてしまったり、わが子の活躍が妬ましくて、後方支援に回れない親も増えてきているようです。けれど、私たちは一生子どもではいられません。大事に、いろいろなことを教わり、愛情をかけて育てられたら、その恩は、次の世代に伝えていかなければと思うのです。
by k-onkan | 2016-08-01 23:42 | 名誉団員・卒業生 | Comments(0)
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