麻奈先生のブログ~木下式の子育て論~
by k-onkan
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作者について
木下式音感教育法認定講師
  木下麻奈
     
 木下式の基本は、幼児期に「躾・規律」を教え、高度な音楽基礎教育を施すことです。詳しくは、ホームページをご覧ください。http://www.kinoshita-onkan.com

イラスト:「ケイ&シュート」
 By ケンイチ・シライ
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最初からできなくてもいい!

合宿が終わって、一日空けて、保育園へ指導に行きました。楽院の合宿で、保育園から小学校に上がった子どもたちから、「夏休みは学童保育に通っていて、特別に楽しいことはない」という言葉を聞いたので、「木下式」を通して幼児の相手をすることも刺激なのかもしれない、と出かけました。その中でとても嬉しいことがありました。それはこれまで1年以上、ダラダラと参加していた男児が、真面目に取り組む姿を見られたことです。この子は、理解力はあるのですが、いつも保育士の先生の身体に巻き付くようにしがみついて、音感の時間を過ごしてきたのです。音感かるたも歌唱曲も、ほとんど声を出さないのに、「おんぷをかこう」や「かるた取り」など机に向かう訓練は好きでした。

e0143522_14375658.jpg私は保育園で教えるお子さんには、「やりたくない」という気持ちを尊重して、見てみないふりをすることにしています。ただし、「やりたくないから」といって、頑張っている子の邪魔をしたり、「やらないことで先生から余計な注意をひくこと」は禁じてきました。つまり、「やりたい」なら仲間に入れるが、「やらない」と特別に構ってもらえないという状況を作るのです。最初は、自由気ままに過ごしますが、そのうち、一緒にやりたいと思う日がくるのです。ただし、1ヶ月かかることもあれば、数か月かかることもあり、それはその子次第です。

もちろん、音楽を専門に教える楽院では、もっと厳しいことをいっています。たとえば楽院の生徒が「音感かるたはいや、でも、かるた取りはする」と言ったら、「自分の好きなことだけするのはいけない」と教えるでしょう。なぜなら、楽院に通う親御さんは、毎週、レッスンを受けることで、お子さんに歌唱力、音感、行儀、態度、記憶力、集中力などが身に着くことを期待して、通われているからです。私たちは限られた時間の中で、子供が自分から「やりたい気持ち」になるように手をかけ、品をかえ工夫し、その日に指導すべきことは全て終わらせて、親元に帰しています。

時に「厳しい」と思われますが、親御さんに十分に愛情をかけられ、子どもの気持ちがきちんと受け入れられているお子さんにとっては、さほど、厳しくはないようです。反対に、楽院の生徒でも働く親御さんのお子さんで、シッターさんやお祖母さんに連れられてくるお子さんには、子供の気持ちを受けとめるという配慮をして心地よくレッスンを受けられるようにして、その後、少しずつ、他のお子さんと同じことを求めるようにしています。

ですが、保育園で出会ったお子さんは状況が異なります。子ども目線で考えると、毎日、通う場所でたまたま、音感教育が採り入れられたのです。自分は「やりたくない」と思う子もいるでしょう。そして、「やりたくない」という自由は、どの子にもあるのです。けれど、幼児というものは、友達がやっていることは「一緒にやりたい」と思ったり、自信があることは「やってみたくなる」のです。たとえ、最初は嫌がった子でも、何か自信が持てれば、自分から参加できるようになるのです。

この男の子は、「高いド」の発声ができるようになったことが、きっかけでした。最初は、一人で歌わせようとすると、ヘラヘラ笑ってごまかし、全然、違う声しかでませんでした。しかし、5回、10回と継続すると、正しい声が出せるようになりました。本人が一番、自分にできたことに驚いたのでしょう。その後は、他の子のお手本として、何度も同じ声を出させたのです。すると、それ以外の時間も背筋を正して、取り組む姿がありました。

この可愛い姿勢が、いつまで続くか分かりませんが、まったく興味を示さなかった子が5分でも集中するようになったら、それは進歩です。5分が10分、10分が20分と、参加できれば、いつかみんなと同じことはできるようになるはずです。就学までにまだ1年半あります。それまでに、集団の中で話を聞いて、物事に取り組めるようにすることは、不可能ではないと私は信じているのです。
by k-onkan | 2016-08-02 23:37 | 保育園 | Comments(0)
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