麻奈先生のブログ~木下式の子育て論~
by k-onkan
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作者について
木下式音感教育法認定講師
  木下麻奈
     
 木下式の基本は、幼児期に「躾・規律」を教え、高度な音楽基礎教育を施すことです。詳しくは、ホームページをご覧ください。http://www.kinoshita-onkan.com

イラスト:「ケイ&シュート」
 By ケンイチ・シライ
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家族の絆がないから問題が起きる!

数日前に、ネットである映像が回ってきました。それは、小学6年の時からバイクの無免許運転で鑑別所に入れられ、その後も、2回少年院に入ったという沖縄の19歳の少年を更生させるという内容でした。更生させるのは、かつて自身も幼少時代に父親から虐待を受けたことから、非行に走り、高校時代は、暴走族の総長になった経歴を持つ加藤秀視氏です。自身が経験したころだからこそ、子供たちの気持ちが分かると言われます。

e0143522_23542828.jpg「少年に行く理由は、子供の犯罪だけでなく、生活環境にもある」と加藤氏は言います。この子は、3LDKのアパートに母親ときょうだい6人で生活保護を受けて暮らしていますが「こんばんは」と言われても返信することもありません。「親として教えてきたことが何もない」と母親が叱られても少年は無表情です。

その翌日、家を尋ねると母親も、高校1年の妹、小学3年の弟もまだ寝ています。母親は病気を理由に過ぎまで寝ていて、子どもが学校へ行かなくとも感心がありません。加藤氏は、「お母さんが、毎日、朝起きて、子供を見送り、弟妹を学校へ行かせること」を条件に少年を預かりました。

加藤氏は少年を1200キロ離れた宮城県の南三陸町に連れていきました。加藤氏の会社は、そこでがれき撤去の仕事を請け負っているのです。働きはじめる前に、「沖縄に残した家族」について「どう思っているか」を尋ねました。「自分の弟が、自分のようになってもいいのか?」と言われても「個人で好きにやればいい」と答えます。少年は自分より弱いものには手を出し強いものには向かっていかない気弱なところがあります。この家族の問題を解決するためには、少年を更生させなければ道はなかったのでしょう。

仕事が始まると、毎日の規則正しい生活とたいへんな作業が待っています。しかし、本当のねらいは、「被災地では、多くの人たちが家族を失い、本当の家族のありがたみや大切さ。そういうものを、他人がきづかせようとしなくても、環境が気づかせてくれる」ということでした。毎朝、規則正しく仕事をする少年は、「沖縄で仲間と遊んでいたのも楽しかったけれど、三陸での生活は「充実していて居心地がいい」といいます。

2か月が経過して苦労して手にした給与を「どうするのか」と聞かれると迷わず「母親に渡す」という少年に、加藤氏は直接、渡すようにと二人で沖縄へ戻ります。驚かせて喜ばせようと連絡を入れなかったところ、家では母親と弟妹が寝ていました。規則正しい生活が身に着いた少年は「何やっているんだ。学校はどうしたんだよ」ととても恥ずかしそうです。

加藤氏から「この状況を見て、自分でどうするか、ここはお前に任せる」。そう言われた少年は「本当に少しだけだけど」と給与を手渡します。母親は「自分で使って。気持ちだけでいい」と断りますが、「いや、受け取って。今まで散々、迷惑かけて裏切って今までごめんなさい。」。母親は、わが子だけが悪いのではなく、自分も悪い。子どもがこんなに頑張っているのに恥ずかしい、と涙声を出します。「家族にとって大事なのは、お母さんだから、無理をせずに頑張って」と声をかけます。

少年は、高校1年の妹にも「お前が学校へ行かなかったら弟はどう思う?」というと「お母さんにやる気がない」という妹に、「一人で頑張らせるんじゃなくても、おまえも支えてやらなくちゃいかんだろ」。自分も昔は、家族でも人それぞれ、個人の人生だと思っていたけど、被災地に行ったら、すごいんだよ。テレビ見るより半端ないんだ。あっちの人はどうしているんだ。学校もない、家もない、金も服も…。きっと落ち込んでいるんだろうと思った。だけど、びっくりするぞ。人の温かさと、人との絆の大切さが分かった。それまで分からなかったけど、あっちへ行って分かるようになった。これまでいかに甘えていたか……」。そこには、妹が見たことがない家族を支えようとする強い兄の姿があり、番組はそこで終わりました。

加藤氏は自身の体験から、「問題を起こす子のほとんどが、親子の絆の関係性に問題がある」と痛感されています。「問題があるから、絆を深めようじゃなくて、絆がないから問題が出る」という言葉に、私たちは、多くのことを考えなければと思います。

小さな子を育てる多くの人は、年頃の少年の非行の話はただ「怖い」という感想を持ち、「自分の子どもに限ってそんなことはない」と目を反らせたくなるのかもしれません。けれど、どんなに裕福でも、どんなに愛情が注いでも、「どちらかが言いたいことが言えない親子関係」であったり、「子どもをいいなりに甘やかす関係」であれば、誰にでも起こり得ることだと思うのです。
by k-onkan | 2016-08-18 23:52 | 思春期・反抗期 | Comments(0)
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