麻奈先生のブログ~木下式の子育て論~
by k-onkan
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作者について
木下式音感教育法認定講師
  木下麻奈
     
 木下式の基本は、幼児期に「躾・規律」を教え、高度な音楽基礎教育を施すことです。詳しくは、ホームページをご覧ください。http://www.kinoshita-onkan.com

イラスト:「ケイ&シュート」
 By ケンイチ・シライ
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嫌われても真実を伝える!

お母さんの言葉を信じて、大人に曖昧な情報を話してしまう素直な2年生の男の子もいれば、「麻奈先生は、どうして、ぼくのいうことを理解してくれないのか」と怒りで涙を流す男の子もいます。

e0143522_21374311.jpgそれは、小学生のレッスンが終わって、みんなで合宿や海のアルバムを見ていたときのことです。千葉の砂浜で、砂に穴を掘って埋められた子どもたちが、水を吸った砂の重さに驚きながら、自力で砂を掘って、脱出したときの思い出話をしていました。

初めて穴に埋められた男の子と女の子では、脱出の際の対応が女の子の方が逞しく強く、男の子は、すぐに涙を見せたり、諦めたりして、男の子の方が弱い!という話をしていると、突然、横から、「麻奈先生は、自分が女だからといって、そんなことを言うなんてひどいです」と2年生の男の子が言い出しました。

「ひどいと言われても、先生は、自分が女だから、女が強いと言っているのではなく、昔から、子ども時代は男の子の方が病気がちで弱いと言われているし、実際に、自分が教えていて、女の子の方が強いと感じることが多い」というと、「先生は、科学を信じるんですか?ぼくは科学を信じていません」と、突然「科学の話」にすり替わってしまいました。

いつもなら、「もう帰る時間だから、帰りなさい」というところですが、時には、最後まで、付き合った方がいいかと思い、「キミは、科学を信じているんですか?」と、もう一歩、会話を進めました。すると、「ぼくは、科学を100%信じていません。信じるのは、自然だけです。麻奈先生はどうですか?」というので、「すべてを信じているわけではないけれど、信じていないわけでもないです」というと、「どれくらい信じているか、だいたいでいいから答えを言ってください」と言い出しました。

「わからないものは、わかりません」というと、「どれくらい信じているか、当ててください」というので「考えても当てられないし、そんなことはしたくないです」というと、「占いでもいいから、言ってください」。「わからないものは、わからないし、答えがないものもある」というと、自分の言いたいことの筋がそらされたと感じたのでしょう。ウーという声を出して、怒りで涙が止まらなくなりました。それでも、話は続けたいようです。

「キミが科学を信じないのはキミの勝手だし、麻奈先生の言葉を信じないのもキミの自由です。でも、麻奈先生の考えをキミのいう通りに変えることもできません。麻奈先生の考えは、麻奈先生の自由です。もし、キミが大人になって、「子ども時代も、女の子より男の子の方が強い」という研究をしてそれを証明してくれたら、先生はキミに「ごめんなさい。間違っていました」と謝ります。でも、今は、麻奈先生が、自分で子どもを教えていて、子どものうちは、女の子の方が強いと感じているので、なんと言われても考えは変わりません」というと、「科学を信じるんですか?」とまた、元の質問に戻り、堂々巡りになってしまいました。

凸凹の気質を持つお子さんにとって、「自分が信じていないことを信じる人がいること」や「自分が信じていることを否定されたりすること」は、納得かないのかもしれません。しかし、自分と他人は、異なる考えを持っています。そして、それは、怒りに任せて、誰かに変えさせることはできません。このことを子供のうちに、受け入れていないと、大人になってから、いろいろな問題に直面するように感じます。

子供相手に、理不尽なことを言っているのかもしれませんが、自分には、自分の自由があるように、相手にも、相手の自由があること、そして、時に、「曖昧なこと」でも曖昧なまま受け入れなければならないことも、子ども時代の経験の一つとして、怒らずに体験できるようになってほしいと願っています。

子どもと議論すると、時に、堂々巡りで面倒くさくなることがあります。そんな時、「そんなにいうなら、あなたの考えでいい」と、お茶を濁す大人もいるかもしれません。けれど、凸凹の気質がある相手だからこそ、「認められないことは認められない」と伝えないと、これからの人生で、自分の意見を正しいと信じたら、誰にでも押し付けられると、思い込みかねません。そんなことから、怒りで泣く男の子に、「これ以上は話し合いにならないから、帰りなさい」というまで、お付き合いさせていただきました。

子どもに軽い気持ちで嘘の情報を知らせることも、子どもが外で困りますが、大人によって「なんでも、自分の考えた通りになる」と思わせてしまうことも、同じくらい、心配なことだと感じた小学生男児たちとの、やりとりだったのでした。
by k-onkan | 2017-09-10 21:24 | 児童 | Comments(0)
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