麻奈先生のブログ~木下式の子育て論~
by k-onkan
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作者について
木下式音感教育法認定講師
  木下麻奈
     
 木下式の基本は、幼児期に「躾・規律」を教え、高度な音楽基礎教育を施すことです。詳しくは、ホームページをご覧ください。http://www.kinoshita-onkan.com

イラスト:「ケイ&シュート」
 By ケンイチ・シライ
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早期教育は意味がない!?

最近、ネットで「アエラ」の「早期教育は意味がない、慶応医学部教授が指摘、その理由とは」と題されたインタビュー記事を読みました。赤ちゃんは、たとえ未熟児で生まれ保育器の中に入れられても、「脳の形や機能が作りあげられていくための遺伝子の“決定力”はとても強く、少々環境が悪くても、大事な部分はしっかりと作られていく」こと、また、「特定の勉強、科目が得意か不得意かは、生まれつき決められている」ことが記されていました。

e0143522_10553321.jpg確かに、大勢の子どもたちと出会うと、持って生まれた才能や遺伝子の力を感じることが、多々あります。しかし、医師が「得意か不得意かは、生まれつき決まっていて、最低限のことをさせていれば、環境も整っているから、褒めて育てればいい子になる」と言い切ってしまうことで「医師が言うなら、もう何もしない」という選択をする親御さんが出てきそうなことに、私は不安を感じてしまいます。

脳医学者の中には、脳の発達に合せた適切な時期があり、耳や目の発達を促す時期、身体の発達を促す時期、言葉の発達を促す時期があることを唱える先生もあります。つまり、環境要因で変わることがあることもまた、事実なのです。同じ分野を研究する医師であっても、研究の対象によって、世に訴える事柄は異なるのです。それぞれの意見をよく吟味して、「理解できること、できないところを、押さえて読む必要を感じます。

私もこの記事の中に書かれた、「遺伝子がいかに強い力を持っているか」「親がわが子を愛することが何より大事であること」、そして、「音楽の早期教育をすれば、誰もが音楽家になるわけでも、早くから運動をすればオリンピック選手になれるわけではない」という意見には賛同できるのです。

しかし、苦手なことでも、好き嫌いを感じる前の早期からコツコツ続けていくことで、とてつもなく、不器用で運動神経が悪い子が「人並み」の動きができるようになったり、何もしなかった不器用な子の中に入ると「運動が得意」と評価されることも、事実として見てきました。ですから「早期教育は意味がない」とは思わないのです。

しかし、この記事で何より一番、気になったのは、「現代の日本の実情を考えたとき、特殊な環境、病的な状態を除けば、子どもを育てる上で足りないものは何もないと思うのです。十分な義務教育が用意され、衛生環境もよく、いろいろな家族形態はあると思いますがほとんどの家庭では子どもたちは大事に育てられている。そのような状況では、環境要因で何か上乗せしないと後悔するというものはないと感じます。最低限のものを用意しなくてはと考えなくても、お子さんとの生活をごく普通に楽しんでいただければ、子どもが生まれつき持っている可能性を阻害することはありません」というところでした。

「特殊な環境を除けば」と書かれてはいますが、現代社会は、多くの親御さんが共働きで保育所に預け、親子の時間や会話も、家庭で教育することも難しい時代です。小学生になって、わが子が義務教育の内容を習得させるためにも、特別な手助けがないと難しい時代といえます。そういう環境で育つ子どもたちに「幼児期は、最低限のものさえ用意せずに、ごく普通に楽しめば問題ない」とは、私にはどうしても思えないのです。
by k-onkan | 2017-10-14 23:54 | 教育 | Comments(0)
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