麻奈先生のブログ~木下式の子育て論~
by k-onkan
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作者について
木下式音感教育法認定講師
  木下麻奈
     
 木下式の基本は、幼児期に「躾・規律」を教え、高度な音楽基礎教育を施すことです。詳しくは、ホームページをご覧ください。http://www.kinoshita-onkan.com

イラスト:「ケイ&シュート」
 By ケンイチ・シライ
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攻撃性も受け入れよう

今年の初レッスンは3歳の女の子の振り替え授業でした。数か月前からレッスンを始めた女の子は、とても賢く心が決まればスムーズにレッスンが受けられるのですが、まだ、楽院にも私にも、100パーセント心を許したわけではないため、レッスン前には「心の葛藤」に向き合う時間が必要です。大人なら「レッスンは9時から」と言われれば、それに合わせて行動できますが、まだ3歳の子には、難しいのです。その朝もなかなか教室の入ろうとはせずに、レッスンに連れてきたお母さんのことも、教える私の姿もうらめしそうな顔で見つめるので、「抱っこして話し合い」をすることにしました。e0143522_19194191.jpg

「朝から音感をするのは、たいへんだけど、ダラダラすると、疲れてしまうから、なにか楽しいことからしない?」と説得しながら、「うんていと、ボール、どっちがいい?」「ボール」。しかし、実際には運動をするには、もう少し元気になっていないと難しいので、「ボールとはさみなら、どっち?」「はさみ」。「じゃぁ、はさみからしよう。でも、パパとママは、教室の外から見てもらおうね」と約束しました。

子供はパパとママが一緒にいることは、とてもうれしいものですが、その反面、いろいろなわがままをコントロールできなくなることもあり、両親の姿が見えないほうが、サッとできることもあるようです。

「はさみからする」という約束通り、「雪が降ってきたね」という切り絵をしました。白い紙を細長く切って、それを何枚も重ね、賽の目のようにザクザク、切り続けます。何枚も重ねた紙は、3歳の女の子には、かなり強い力が必要ですが、私も手を貸して、ザクザク切っていくうちに、女の子の表情から恨めしい気が抜けていくのを感じました。

1枚の紙をすべて、小さく切り刻んだあとに、糊をぬった紙にパラパラと散らしました。そのころには、すっかり、おだやかな顔になっていました。はさみや刃物など、危険が伴うものを使わせることを、多くの大人は「危ないからやめなさい」というかもしれません。けれど、子供は危険が伴うものに特に興味を持つものです。ならば、できるだけ正しい使い方をきちんと知らせる必要があるのではないでしょうか。

私たち人間には、だれにも内に秘めた攻撃性があると感じますが、その攻撃性で物を破壊したり、人を傷つけたりしたら、問題行動になります。けれど、その攻撃性を正しく発達させなければ、未消化な負の感情がたまっていくように思います。ちょうど、機関誌「おんかん」の二期号で、「人間が本来、持つ攻撃性を正しく発達させる遊び」が必要という記事に、新聞紙をちぎる遊びがありました。「部屋が汚くなる」と、嫌がらずに、子供さんと、そんな遊びをする時間があってほしいと、願っています。

はさみでザクザクして、鉛筆でぐるぐる丸を書き終わるころには、「そろそろ、音感かるたの勉強してもいい?」と聞くと、「してもいいよ」と気分よく取り組み、レッスンは、45分、きっかりですべての課題を終わるほど、集中して頑張ることができました。

「音感のレッスン」はルールを教えたり、子供の「理解力」を発達させています。ですが、それは1日24時間、「大人の好む物分かりのいい子」に育てるためではなく、一日の数時間、「大人の言葉に耳を向けたり、ルールに従う時間」があることで、将来、「好きなこと以外のこと」にも、そこそこ集中して取り組む習慣を身につける一助にすぎないことを教育熱心な親御さんにも、ぜひ、理解していただきたいことなのです。


by k-onkan | 2018-01-06 23:41 | 子育て | Comments(2)
Commented by cocue-cocue at 2018-01-08 23:44
そういえば独身時代の私のひそかなストレス発散法は、夜中に雑誌の気に入ったページだけをビリビリ切りさくことでした。新聞紙を裂いたり、ハサミで切ったりするのも案外好きです。

年初めのレッスンのお嬢さんのように、私も何か、心にたまったものを吐き出しながら、紙をちぎっていたのかも。そんなことをふと、思い浮かべながら拝読しました。
Commented by k-onkan at 2018-01-11 19:21
コメントをありがとうございます。

紙をちぎったり、お皿を割ったり、包丁でみじん切りをしたり、ストレスを発散方法は、いろいろありますね。忙しい現代社会に生きる幼児にも、そういう行為がとても大事なのだろうと感じています。
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