麻奈先生のブログ~木下式の子育て論~
by k-onkan
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作者について
木下式音感教育法認定講師
  木下麻奈
     
 木下式の基本は、幼児期に「躾・規律」を教え、高度な音楽基礎教育を施すことです。詳しくは、ホームページをご覧ください。http://www.kinoshita-onkan.com

イラスト:「ケイ&シュート」
 By ケンイチ・シライ
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子供のいいなり、ダメですよ!

「自分の子供には、可能な限り良いものを与えたい。良い環境を整えたい。苦労はさせたくない」。親なら誰もが願うことだと思います。まして、女親は自分のお腹を痛めて、我が子をこの世に生み出しているのです。「自分の子供は特別」と考えるのも無理はないことだと思います。だからこそ、子育てのタブーを犯さないでいただきたいと思うのです。

世界は、「自分の子」だけのために回っているのではありません。一人ひとりに都合があり、事情があります。子育てをするお母さんにも「都合」はあるはずです。お父さんにも、よその子供にも。けれど、「自分中心に世の中が回っている」ように育てられた子は、周囲が自分の思うように動くことを当たり前と考えます。急に、「小学生になったから」「中学生になったから」「高校生になったから」。まわりのことも考えなさい!と言われても対応できるはずがありません。「今まで、手に入ったものが手に入らない」と分かった途端、「なぜなんだ?」と癇癪を起こしたり、荒れてしまいます。こんな子供の姿を見ると「どうして?こんな子に育ってしまったの?何が起きたの?」とお母さんは悩みますが、これは、子供のせいではありません。大事に子供中心で慈しんで育てた結果なのです。

e0143522_21392186.jpg自分の子供を大事にするあまり、全てを子供に与えたりしていませんか? 子供の好みに合わせた一日の時間配分。子供好みの食生活。子供好みの休日の過ごし方。学校の勉強やお稽古事さえ行っていれば、すべて、子供の思うままではありませんか?お母さんやお父さんにも、しなければならないことや、譲れないことがありますよね。それを、適度にバランスよく子供に理解させることができていますか?「子供」だからと言って、全てが思い通りではありませんか?子供もいつか、大人になってしまいます。その時にはもう「我慢」を教えることはできません。

先日、私の甥(5)が幼稚園から帰ってきて、私の膝に乗って、耳もとでコソコソと何か言います。よく聞いてみると「あのね。昨日の日曜日ね。Yはお父さんを起こさなかったよ。一人で起きて、テレビを見ながら、お父さんが起きるのをまっていたんだよ」。偉いでしょ!と言わんばかり、誇らしげな様子です。その数日前、妹家族と一緒に泊りがけで過ごした時に、早朝から父親を起こす甥に、私がお説教をしたことを思い出しました。
「Yのお父さんは、毎日、朝早く出かけて、夜遅くまでYやお母さんのためにお仕事をしているのよ。たまの日曜日までYが叩き起こして、お父さんが、過労死でもしたらどうするの?」「過労死って何?」「頑張りすぎて病気になって死んでしまうこと。そういう悲しいことになったら困るでしょ」。顔面蒼白です。「でも、Yは叩いて起こしたりしていないよ。おはようって言ったら、お父さんもおはようって起きたのよ」。「叩き起こす」という言葉を聞いて、叩いてはいないと言っているようです。「ふだん、Yと遊ぶ時間がないから、お父さんだって、楽しみにしているのよね。でもね、お休みの朝は、お父さんをゆっくり寝かせてあげなさいね。疲れているんだから」。親が共働きのYにとって、両親と一緒に過ごせる休日は貴重な日です。だからこそ、一刻も早く起きて有効に使いたいという子供の気持ちも分かるのです。しかし、同時に、外で働く男性にとって、週末の休みぐらいゆっくり寝坊をしたいものでしょう。子供に、「家庭の主」を思いやる気持ちも持たせておかないと、お父さんよりも「子供の自分」が立場が上だと勘違いしてしまいます。

両親が共働きで、甥も子供なりに我慢していることはあるでしょう。ある時、「お母さんが作った暖かい晩御飯が食べたい。冷たいお弁当はもういや!」と言って母親にとても叱られていたことがありました。最初は、「そうだね~。暖かいご飯が食べたいよね。明日は早く帰っておうちで夕飯を食べようね」と諭しても、気持ちを変えられずにウジウジしていたら、さぁたいへん!「何を言っているの。ばぁばが作ってくれたお弁当があるのは、有難いことなのよ! ここで食べなかったら、家に帰ってすぐ寝る時間になっちゃうのよ。ばぁばに「失礼なことを言ってごめんなさい」をして食べなさい!!」

教室で夕飯に冷たいお弁当を食べるのは不憫なことかもしれません。それでも、食べ物のない国で飢え死にする子供がいることを考えたら、やはり恵まれているのです。母親も自分が、十分なことをしてやれていないことを知っています。けれど、だからと言って「ごめんね。お母さんが仕事をしているから、夕食を作ってあげられなくて・・・」などと言ったら、たいへんです。「仕事があるから、自分のためにご飯を作らない。母は怠けている」などと思わないとも限りません。そんな考え違いを子供にさせてはいけません。子供は、お父さんやお母さんが働いているから、幸せに暮らしているのですから。

欲求を全部封じ込められて、かわいそうって思いますか?大丈夫です。妹は妹で、「今日は暖かいご飯を食べさせる日だから、お先に失礼します」と、早く帰宅する日をちゃんと作っています。甥の欲求の全てを、封じ込めているわけではなさそうです。妹に早く帰られ、我慢させられているのは、私たちのようです。まぁ、きっとお互い様ってことでしょうね。

お母さんは、子供の奴隷ではないのです。小さな我慢はさせましょう。 お手伝いもさせましょう。勉強は自分のためにすることだと教えましょう。 生きる喜びを感じさせましょう。 物がたくさんあることが幸せではありません。 自分で努力をして、手に入る達成感を教えましょう。親の役目が「大学を卒業させるまで」で終わるような育て方をしたいものですね。
by k-onkan | 2008-05-15 00:00 | しつけ | Comments(0)
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