麻奈先生のブログ~木下式の子育て論~
by k-onkan
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作者について
木下式音感教育法認定講師
  木下麻奈
     
 木下式の基本は、幼児期に「躾・規律」を教え、高度な音楽基礎教育を施すことです。詳しくは、ホームページをご覧ください。http://www.kinoshita-onkan.com

イラスト:「ケイ&シュート」
 By ケンイチ・シライ
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2017年 04月 01日 ( 1 )

聖天様の本殿でオペラと箏と日本画に親しむ夕べ

今日は、埼玉県熊谷市にある国宝妻沼聖天山に木下先生とまゆみ先生の三人で出かけました。きっかけは、音楽祭の反省会で副園長先生より「聖天様の本殿でオペラと箏と日本画に親しむ夕べ」というご案内をいただき、コロラトゥラソプラノの岡﨑麻奈未さんが、妻沼幼稚園の卒園生だとお聞きしたからでした。ぜひ、機関誌で皆さんに紹介したいということで、出かけました。

e0143522_13273662.jpg生憎の天気で、電車に乗り遅れるなどのハプニングの中、タクシーの運転手さんに無理を言って、ギリギリ聖天様の本殿に到着しました。現地では、長年、幼稚園でお世話になってきたY教諭が案内をしてくださり、本殿へ向かいました。

本殿の中央には高い台があり、その上に大きな箏が二台、そして、美しい桜の日本画が飾られていました。そのまわりには日光東照宮とそっくりな彫刻があり、見事な日本的な空間が作られていました。開始を知らせる鐘の後、美しい着物生地で作られたドレス姿の岡﨑麻奈未さんが現れました。

プログラムは、前半は箏、後半が西洋音楽で構成され、途中、ご自身でいろいろなお話をしながらの進行でした。大学卒業後、ウィーンに渡ってオペラ歌手としてデビューし10年という長い歳月を過ごされたそうです。でも、長くヨーロッパに住んでも、どうしてもヨーロッパ人にはなれない自分がいて、その時に、自分の中の「日本」を意識されたそうです。そして、故郷の熊谷で子どもの頃から親しんだ妻沼の聖天様に歌を奉納したい、できれば、和楽器で、そして、着物ドレスでというすべての願いを縁結びの聖天様がご縁を取り持ってくださり、このコンサートは開催されているとのことでした。

実は、私も岡崎さんに似た経験をしています。私は高校卒業後、すぐにアメリカに渡り、4年半を過ごしました。語学を習得して周囲の人と対等に議論を交わしたり、専門的な話をして、一見、アメリカに馴染んだように見えました。しかし、常に感じていたことがあるのです。それは、自分は決してアメリカ人にはなれない、ということでした。どんなに英語のために必要な「口まわりの筋肉」が鍛えられて見た目がアメリカ人と間違えられるようになっても、その国で生まれ育った人が共有する「何か」を異国人の私は努力しても、持ち得るものではないと感じていました。

よく、自分の国のことを知りたいと思ったら、外国に行くようにと言われますが、岡崎さんのコンサートはまさに、それを感じさせられるもので、ヨーロッパに長く住んだからこそ、日本の素晴らしさ、を知り、それを、もっと世の中に知らせていく役割をしたいと強く思われるのでしょう。

岡崎さんの歌声は美しく、お箏の方たちも素晴らしい名手でした。本来、西洋の音楽を和楽器で演奏するのは、とても難しいことです。邦楽の楽譜は数字で書かれているのに対して、西洋音楽は五線譜に音符で書かれています。一緒に演奏するためにはそれぞれの楽譜を自分が読める楽譜に書き変えなければ理解できないのです。その上、本来、五音階(ドレミソラ)しか使わない箏で西洋の曲を演奏するには、その度、調弦をし直したり、箏を替えたり、たくさんの作業がありました。そして、これもまた多くの方のご協力があっての挑戦だったことでしょう。

途中、「妻沼幼稚園」の卒園生で、当時木下式を勉強していたという話がありました。いまも幼稚園で歌った曲を覚えていると「カレンダーマーチ」の途中を披露されました。それは、26年前、「第13回東京合同音楽祭」で妻沼幼稚園の園児が歌った曲だと記憶しています。当時、木下式を採り入れて日が浅い中、教諭の皆さんが苦労して木下式を実践されていたものでした。

私たちが「芸術劇場で開催された音楽祭」と言われてすぐに思い出せるのは、後にも先にも芸術劇場で開催した音楽祭は、岡崎さんが出演された「1回」だけだったからです。当時、池袋に本格的な音楽ホールができるということで、私たちはホールをお借りしました。しかし、音楽祭当日、係の方から「6歳未満の子どもは会場に入場を認めない」とのお叱りを受けたのですが、舞台に乗るほとんどの子どもが年長児の「東京合同音楽祭」は、出演児が5~6歳です。どうにかお願いして、その日は無事に終わったというエピソードが残っています。

岡崎さん自身、東京芸術劇場の音楽祭の舞台を鮮明に覚えていらっしゃるそうです。「音程をよく、歌詞を覚えて」と一生懸命、練習したこと、当日は、バスの中でパンを食べながら、会場に向かったこと、舞台の上での緊張感など、今も鮮明に覚えていらっしゃるとのことです。そして、数年前、まさに子ども時代に初舞台を踏んだ東京芸術劇場で、ソロのコンサートを開かれたのだそうです。「幼稚園時代の音楽教育があっての今です」と木下先生をご紹介くださりました。しかし私たちも、音楽祭の舞台に立った大勢の幼児たちの中に、「音楽の道に進みたい」と願って努力され、世界で活躍される方が育っていたことに、また大きな喜びを感じています。関係者の皆様、素晴らしい時間をありがとうございました。
by k-onkan | 2017-04-01 23:26 | 木下式音感教育法 | Comments(0)