麻奈先生のブログ~木下式の子育て論~
by k-onkan
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作者について
木下式音感教育法認定講師
  木下麻奈
     
 木下式の基本は、幼児期に「躾・規律」を教え、高度な音楽基礎教育を施すことです。詳しくは、ホームページをご覧ください。http://www.kinoshita-onkan.com

イラスト:「ケイ&シュート」
 By ケンイチ・シライ
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2017年 04月 15日 ( 1 )

心配してもいい。でも、し過ぎないで!

二ヶ月前に弟が生まれて「赤ちゃん返り中」のAちゃんが望クラスのレッスンにやってきました。赤ちゃんが多いクラスには私や瑠音先生と大人の手が多いため、新生児を預かり、Aちゃんがお母さんとピッタリと密着できるようにしていました。

e0143522_19333866.jpgけれど、赤ちゃんが母乳を欲して泣き声をあげると、Aちゃんも激しく泣き始めました。最初は「Aちゃんはお茶やおやつ、ご飯が食べられるけれど、赤ちゃんはおっぱいしか飲めないから、お母さんを貸してあげて」と優しく説得してみましたが、どうしても泣き止めません。

私たち大人は、子供に泣かれるとなんとか納得させて平和的に解決したいと思うものです。でも、幼い子どもの耳には、説得の言葉が耳に入らないこともあります。そんな時は、かわいそうですが子どもに踏ん切りをつけさせるために、無理強いが必要な時もあると感じます。

私が憎まれ役を引きうけるのは、常なので、私がAちゃんを抱きあげました。お母さんから離されたAちゃんに、「怒ってるんじゃないよ」と言いながらも、「これ以上、Aちゃんの我を通させることは、下の赤ちゃんにかわいそうだからダメ」ということを態度で知らせたのです。

最初は、お母さんから離されて悲愴な泣き声を出していましたが、チューチュータオルを持って心が落ち着いたところで、「Aちゃんはいい子、いい子。赤ちゃんの喉が渇いて、死んでしまったらたいへんだから、おっぱいは飲ませてあげてね。やさしいね~」とゆるゆるとゆすりながら、言い聞かせていると、なんとなく落ち着いてきました。きっと、わがままを見せても、心のどこかでは弟に譲らなければいけないことをちゃんと知っているのだろうと思います。

最近、「Aちゃんがお母さんを必要とすることは愛着を育てる上でとても重要なこと」だと、発達心理学を学んだ先生から言われたことから、お母さんはお姉さんの気持ちを慮らなければと一生懸命です。その気持ちを感じて、出産直後は「お姉さんらしくしよう」していたAちゃんが「赤ちゃんに返っていい」と思っているようにも感じます。もちろん、たった2歳の子どもには、気持ちが弱ったらお母さんに甘えてほしいですし、私も「子供がお母さんを欲する気持ち」を否定するつもりはありません。

ですが、忘れてはいけないことがあります。それは、下の子もまたお母さんを求めているということです。まして、母乳しか摂取できない現時点で、お母さんの代行はだれにもできません。そんな時に、「お姉さんの気持ち」だけを優先したら、今度は弟がまわりに何も求めず、簡単に諦めることを覚えそうで、私たちは心配になってしまいます。

精神科医や発達心理学者は、「当事者」を診るのが仕事です。そのため、個人の「問題点」と「心配ごと」だけを考えて、アドバイスを下さるものです。それがお仕事なので当然ですが、そこに矛盾が存在していることも忘れてはならいと感じます。

それは、もし、「弟」が診察の対象者であれば、「お姉さんばかりの我が通って、弟が諦めてしまうことは問題です。もしかすると、発達の妨げになることもある」という指摘を受けるはずだからです。つまり、精神科医や発達心理学は、個人を診るのが専門で、それぞれの人間の兼ね合いや、その調節について言及することは、あまりないのです。

でも、子育ては、常に、いろいろな人の気持ちの兼ね合いが大事です。兄姉の気持ちだけを優先すると、その間に弟妹が欲求不満になることは多々あるでしょう。また、反対に弟妹ばかりを構っていて、兄姉が情緒不安定になって夜泣きに発展することもあり、こちらを立てると、あちらが立たずで、お母さんはその狭間でとてもたいへんです。だからこそ、お母さんには、特定の一人だけに真面目に心を痛め過ぎず、いろいろな人の手を借りて、おおらかに、幸せな子育てをできるようにすることが大事だと感じます。

今、お母さんが多少、間違ったことをしても、しっかりと子供と向き合っていれば、なんらかのSOSを察知して、正すことができるはずです。また、子育ては学校の勉強とは違うので、「間違えないように」「なるべく完璧な子育てをしたい」などと思わない方がいいと感じます。子育ては、学校の先生に評価されるようなことはないものです。万が一、評価が下されるとしたら、日々、成長している子供たちの姿によって、評価されているのではないでしょうか。
by k-onkan | 2017-04-15 23:19 | 子育て | Comments(0)