麻奈先生のブログ~木下式の子育て論~
by k-onkan
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作者について
木下式音感教育法認定講師
  木下麻奈
     
 木下式の基本は、幼児期に「躾・規律」を教え、高度な音楽基礎教育を施すことです。詳しくは、ホームページをご覧ください。http://www.kinoshita-onkan.com

イラスト:「ケイ&シュート」
 By ケンイチ・シライ
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2017年 08月 31日 ( 1 )

孫弟子が歌えるのは当たり前!!

2歳児クラスのAちゃんとSちゃんは、親御さんが子ども時代に楽院の生徒だったこともあり、普段から、音楽に馴染みのある生活をしています。その上、親御さんが子どもの頃に勉強した「音感かるた」を自分も勉強しているのですから、他の同級生に比べて、覚えが速いのも、歌が得意なのも、当たり前です。

e0143522_18435744.jpgそのため、私はそのことを特別に褒めるつもりはありません。もっと、厳しい言い方をするなら、恵まれた環境で、恵まれたタイミングで能力を開発される機会を得られたのですから、「できて当たり前、できなければ心配」というスタンスで付き合っているつもりです。

けれど、子どもたちは、知らず知らずのうちに「お友達よりできることがある」ことに少しずつ気付きはじめ、生意気な言動も増えてきました。そのため、2学期からは、年上のクラスに入れることになりました。

初回は、小さな間違えがあったり、大きなお兄さんやお姉さんの存在に興味津々で、レッスンに集中できない様子や気が散る場面もありましたが、涙を見せずに、最後まで、「ついていこう」とする姿に、「進級させてよかった」と感じました。

でも、親御さんの気持ちは複雑だったようです。これまで、同級生のクラスで問題なくできていた課題が突然、難しくなり、二学年大きいお子さんと一緒に取り組むと、時に間違えたりすることもあります。すると、「このクラスで、自分ばかりできないと劣等感が生まれてしまうのではないか」と不安になってしまったようです。

でも、子ども同士は、「注意されるのは、みんな一緒でお互い様」だと思っているので、「自分だけができない」とは思っていないと断言できます。なぜなら、2歳児であっても、「自分だけができない」と思った途端に、「取り組むこと」を諦めて放り出したり、嫌がったりするものだからです。二人は最後まで、お姉さんとお兄さんと対等に同じ課題に取り組んだことに、すっきりした表情でかえっていきました。

基本的に、親がわが子を思い、心配したり、過保護になるのは、親ゆえの特権だと思うので、それを止めるつもりはありません。また、親御さんは止められれば、止めるほど、心配するものです。でも、いくら親であっても、わが子が少し難しいことに挑戦したり、失敗したりする機会を奪う権利はないと私は思っています。

言い換えると、年齢が幼い時期に、いろいろなミスをすることは、「ミスをした時の自分との付き合い方」や「失敗した後の解決法を知る」ための練習になります。幼児期から、人並みに、なんとなく、「うまくやること」を覚えさせ、大人になるまで、実体験で失敗したり、恥ずかしい思いもしたことがなかったら、後で困るのは本人ではないでしょうか。

そして、何より、大事なことがあります。それは、楽院の少人数のクラスの「1番」を取ったからといって、外の社会に出たら、もっと優秀な人はたくさんいるはずです。小さな場所で「お山の大将」になるより、それぞれの子どもの長所や短所に気付き、改善できることは改善して、気を付けるべきことは気を付けておくことで、将来、外の大きな世界に出た時の一助になると思うのです。

音感のレッスンで大事なことは、その場しのぎに「麻奈先生に気にいられること、褒められることをしよう」とする子どもより、指導を受けた事柄を素直に吸収できる子、たとえ、自分が一番になれなくても、ふてくされたりせずに、苦難や面倒を途中で放り出さずに地道な努力ができる子が最終的には伸びていく、このことをわすれないでいただきたいのです。

それでも、現時点で、同学年の中で、わが子が少し先を進んでいるのも、事実であり、特別に褒めるつもりはないと言っても、「困難に挑戦してできるようになったこと」に対しては最大限の賛辞を与えるつもりです。その際、親御さんに気を付けていただきたいことは、どんなにわが子が褒められても、親は謙虚でい続けること、そして、「今できていること」に安心して停滞することなく、常にわが子に必要な課題をみつけ、親子で挑戦する好奇心と意欲を持って育てていってほしいと思っています。
by k-onkan | 2017-08-31 18:44 | 名誉団員・卒業生 | Comments(0)