麻奈先生のブログ~木下式の子育て論~
by k-onkan
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作者について
木下式音感教育法認定講師
  木下麻奈
     
 木下式の基本は、幼児期に「躾・規律」を教え、高度な音楽基礎教育を施すことです。詳しくは、ホームページをご覧ください。http://www.kinoshita-onkan.com

イラスト:「ケイ&シュート」
 By ケンイチ・シライ
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カテゴリ:のぞみクラス( 83 )

最初の教えは涙のコントロール

0歳から楽院に通っているお子さんは、最初は抱っこで、クラスに参加していますが、1歳を過ぎると、ハイハイやアンヨで、「音感かるた」を取ってこられるようになり、大人の言葉もずいぶん、理解できるようになります。

e0143522_143349.jpgですが、同時に、この期に「自分の意思」が芽生え、お母さんやお父さんに従うより、自分で好きなことをしたくなるため、「わが子が自分勝手になった」「イヤイヤ期になった」と扱いにくいとも言えます。

楽院では1歳を過ぎて、大人の指示が理解できるようになったら、しばらく「個人レッスン」に切り換え、その子の様子を見ながら、「苦手なこと」や「したくない」ことも、「やってみる」という練習をして、満遍なく、いろいろな課題に取り組めるようにしています。

今日は、1歳5ヶ月の女の子のはじめての「一人のお稽古」がありました。とても賢いため、自分が苦手なことや、したくないことをよく知っています。そのため、瑠音先生は、「ボーロ」のご褒美で、「苦手なこと」も我慢して取り組ませたようです。

同じ1歳であっても、男児と女児では導き方が違うものです。男児は、女性の先生やお母さんが、「頑張って」と声をかけたり、「上手、上手」と励ましたり、少し手を貸すと、機嫌よくできるのですが、女児は同性のためか、変に機嫌を取ると、かえって「ぷん」としたり、バカにしたりしてしまうことがあると感じます。「自分でできるもん」という気持ちを傷つけられたように感じるのかもしれません。

1歳5ヶ月のこのお嬢さんも、「頑張りなさい」「最後までしっかり」という瑠音先生声の響きが、これまでの赤ちゃん扱いとは違うと気づいて、いろいろなことに取り組んでいたようですが、途中で、自分の思い通りに行動したくなり、泣きだしたそうです。

瑠音先生は、抱っこをして機嫌を取りながら、「泣くのを辞めてちょうだい。あとは、色塗りとちぎり絵で、おやつなんだから、頑張りなさい」と言われて、気分を変えることができたようです。

これから「何かを教えよう」という時期になって、一番、大事なことは、気分を害したり、思い通りにいかずに、泣いた後に、自分の心をコントロールできるようにすることではないかと思います。

もちろん新生児の頃のように、「泣くこと」でしか、「眠い」「寒い」「お腹がすいた」「のどが渇いた」と表現できない時期なら、「泣くこと」が言葉であり、無理に涙を止めることなど、できません。しかし、大人の言葉が理解できなり、ベビーサイン等で、自分の思いを大人に伝えられる時期になったら、「涙」を使って、大人を思い通りに操る時期は、そろそろ終わりにしていかなければ、と思うのです。
by k-onkan | 2017-11-24 23:01 | のぞみクラス | Comments(0)

理由があっても許されないことがある

1歳9ヶ月の孫弟子Yちゃんが、他のお子さんのいる1歳児クラスに参加したときのことです。途中で疲れて「パイパイ(おっぱい)」と言ったようですが、瑠音先生から、他のお子さんはお母さんが同伴でないため、「今はダメ」と言われて、子供なりに我慢をしていたようです。でも、レッスンが終ってから、「もうパイパイを飲んでもいいですよ」と言われた際に、ママの用意が遅いことから、ギャーと泣いて、癇癪を起したようです。

e0143522_583196.jpgこれまでの個人レッスで許されていた「途中休憩」の「おっぱい」が友達と一緒のクラスでは禁じられて、母子ともにショックを受けたかもしれません。でも、これが「他の子と一緒のクラスになるための第一歩」です。集団に入ったら、一人の子の都合だけを、優先することはできません。少しずつ、お友達に合せる練習もしていきます。お母さんも、わが子だけの都合を見るのではなく、「俯瞰的(ふかんてき)」に見る必要が出てきます。

レッスンが終って、ママの対応に「ギャー」と癇癪を起して泣きだしたYちゃんを抱き上げて、瑠音先生は暗い部屋に入り、気持ちを落ち着かせようとしました。しかし、暗闇でも、ギャー「ママ。きてー」と大声で助けを呼び、「静かにしなさい。聞いてちょうだい」と言われても、もっと大きい声で、瑠音先生に挑んでいました。

隣の部屋でレッスンをしていた私は、「こんなに我が強い女の子は、最近、見たことがない」と、思いました。大抵、暗い部屋に入るだけで静かになって、「大人の言葉」に耳を傾けるのが一般的だからです。

孫弟子は、親御さんが心を許している分、楽院でも、家と同じようにできるのかもしれませんが、大声で泣きわめく間は、「大人の言葉を耳に入れるつもりはない」という意思表示です。また、気が違ったかのような癇癪を長い時間、続けさせるのは、好ましくないため、「泣くのをとめて」と「ママのところに戻るんでしょ?」「泣いちゃダメ」よと話して聴かせていました。

その言葉を理解して、一瞬は「ハイ」と言うのですが、すぐにママが現れないことに腹を立てて、また、ギャーと大泣きを始めるのです。途中で、私と交替して、3度目に、「ママのところに行く人は泣かないで」と、「ハイ」と言ったところで、お母さんの所に戻ることができました。

この子は、機嫌がよいように、大人がお膳立てすれば、さまざまな指示行動もできて、1歳9ヶ月としては、理解が早い方です。しかし、気に入らない指示には、癇癪を起こし大人を自分の意のままに操っていたのでは、指示行動ができる内には入りません。

お母さんは、復職したら、離ればなれになるため、「少しでも一緒にいる時に、愛着を育みたい」と思っています。また、「わが子のわがままの全てを受け入れること」で、保育園で寂しい思いをさせることが帳消しになる、とも思っていたようです。

お母さんが、「保育園に預けて申しわけない」という気持ちを持つのは、自由です。しかし、それが子どもに「何をしても許される」と思わせたら、子どもにとって、マイナスしかなくなってしまいます。

保育園に行く時に、お母さんと別れる際は、十分に、別れを惜しんでください。でも、一緒にいる時に、癇癪を起こしたら、それは、きっちり辞めさせる必要があります。さもないと、保育園で「頭がいいけれど、気に入らないと泣いて迷惑をかける困った存在」になってしまいます。そうなったときに、一番、かわいそうなのは、本人です。一緒にいるうちに、よその人にも可愛がられるように、「気にいらなくても、癇癪を起こさない」という習慣をつける必要を感じるのですが――。 
by k-onkan | 2017-11-18 05:07 | のぞみクラス | Comments(0)

他の誰かにはなれない!から

楽院では、最近、生後8ヶ月から2歳までのお子さんが通う「望クラス」が充実しています。もしかすると、楽院の生徒の中で、一番、人数が多いのが赤ちゃんの年代かもしれません。望クラスに通う母子は、1年先輩、2年先輩の母子の行動を見て真似て、より早い時期に、いろいろなことができるようになっていきます。

e0143522_19543268.jpgその様子を見ると、縦割りの年齢で関わると、母子ともに、子育ての少し先を目標にできて、大事なことだと感じます。但し、親子が「同じ価値観」を持って、同じようなことを目標に育てたいと思っている時に限るのですが……。

現在、2歳9ヶ月になる孫弟子のAちゃんは、楽院に1年半通う間に、いろいろな母子と一緒のクラスを経験しました。その姿を見てきた後輩のとあるお母さんが、「うちの子もこのまま、成長したらAちゃんみたいになれますか?」との質問を口にされました。

楽院で教える知育課題や、言語力、歌唱力、音感能力は、私たちが責任を持って教えるので、Aちゃんと同じことができるようになるはずと、お約束できます。しかし、それ以外の生活習慣や躾については、同じ家庭は一つもないので、それが、どう影響するかはわからないと言えます。

たとえば、同じ両親を持つ子供であっても、誰ひとり、同じ環境で同じようには育ちません。まして、両親も違えば、生活環境も違ったら、それぞれの子どもが出合う試練も違います。言い換えると、「同じ教育」を与えた成果は同じになっても、「気質」の違いは教育によって、替えることはできないように思うのです。

たとえば、Aちゃんは、両親ともに卒業生で、小さい頃から、楽院に出入りしているので、言葉がとても鮮明です。木下式が望む「50音はすべて共通した響きを持つ」を2歳児でありながら、すでにほぼ完ぺきに習得しています。

しかし、この子にも弱点があります。それは、繊細で気が弱い面があることであり、この気質はお母さんの兄である伯父さんと共通するものを感じます。但し、伯父さんより、早い時期に楽院に通っているため、いろいろな体験をさせ、繊細で気弱でも、自分で乗り越えられる強さを持たせたいと、現在、鍛えているところです。

「Aちゃんと同じになれますか?」と聞いたお母さんの一人娘は、これから保育園生活が始まります。保育園に通うことで、母子離ればなれになって、お母さんは辛い思いをするかもしれませんが、娘はよその人にも愛想をよくして、もしかすると、お母さんよりも世渡り上手に育つかもしれません。3歳までお母さんとべったり生活したAちゃんにはない、強さを身につけることもあるはずです。

子育てをしているお母さんは、「他人の子どもの性質がよく見える」もののようです。活発な子供を持ったお母さんは、おとなしい子を見ると「静かにできていい子ですね」と言われますし、おとなしい子のお母さんは、身体がよく動く子を見て「自分の子は動きが足りない」と心配になったりします。

でも、それぞれに長所もあれば、短所もあります。活発な子は好奇心に満ち溢れている分、落ち着いて行動するのが苦手だったり、静かな子はおとなしく本を読んだり勉強が好きな分、身体を動かすのが不得手で感覚的に行動できないなど、長所と短所が存在します。だれ一人として、長所ばかりを持つ人間などいません。そう考えると、人をうらやむより、もっている手札で勝負できるようにしてあげたいと思うのです。

自分の持っている手札で勝負する!というと苦手なことを一切やらなくていいと思われそうですが、苦手なことでもコツコツ地道に続けた方がいいと思います。得意なことと不得意なことの差が大きければ大きいほど社会では生きづらくなるように感じるからです。

そして、「よその子供がうらやましい」とお母さんが感じた時に、忘れないでいただきたいことがあるのです。それは、わが子がよその子になれないように、親御さん自身も、よその親御さんにはなれない、ということです。ぜひ、自分に似た気質を持つわが子を、「自分とそっくりな長所も短所も愛しい」と思っていただきたいのです。それを認めた上で「長所は伸ばし、短所については、どのように、上手に付き合うか」を一緒に克服していただきたいと思うのです。
by k-onkan | 2017-10-30 19:53 | のぞみクラス | Comments(0)

子供よりショックなのはお母さん!?

久しぶりに同級生の男の子のクラスに一緒に参加したお母さんは、娘のAちゃんが、ポカンと軽くですが、叩かれたことにショックを受けてしまいました。「Bくんママも、Bくんも前からよく知っていて、いい子だと知っているのに。それでもAがポカンとさて、これほど自分がショックを受けるとは思わなかった……」と顔面蒼白になってしまいました。

e0143522_10564162.jpg「こういうときは、どうしたらいいですか?」とAちゃんママから質問されたので、少しきついとは思いましたが、常日頃、「自分には、本当のことを言ってください」と言われているので、「これくらいでショックを受けていたら、もうすぐ始まる保育園生活でお母さんの心が折れてしまうかもしれない」とお話しました。

Bくんの肩を持つわけではありませんが、ポカンと手をあげた時に怖い声で「ダメ」と叱りましたが、内心、「加減は知っている……」と感じました。大勢、子供がいる場所には、全力でたたく子どもも、残念ながら、存在するのです。

そして、手をあげるのが日常茶飯事になると、子供もそれなりに対処法を覚えるものです。時には、叩かれて叩き返すこともするようになることもあります。「とにかく、子供の世界ではお互い様なことが多い」ので、「自分の子どもだけが、被害者と思わないように、心を強く持つことをお話しました。

一般に、親というものは、自分の子どもだけが、いい子で優しくて、ひどい目に合っている、と思いがちですが、子供はそれなりに、やり返したり、言い返したり、強くなっていきます。そして、いつ、自分の子どものことで、よそ様に謝まる機会がやってくるか、分かりません。自分の子どもも、相手の子どもも、双方の気持ちを慮りながら、大人として、「ダメよ」とか、「やめて」等を、冷静に平等にいうことも、大事だと思います。

子育ては、学校のテストと違って、「間違えないようにしよう」とか「無駄なことをせずに、効率的に学ぼう!」などということは不可能です。子育てのいいことは、間違えたら軌道修正をすればすむことです。そして、どんなに無駄のように見えても、無駄なことは、何一つないと思うのです。たとえ、子供にとって、間違えたり、マイナスに見えることさえ、そこから、何かを学び、子供の成長の糧となることを忘れないようにしたいものです。
by k-onkan | 2017-10-27 23:56 | のぞみクラス | Comments(0)

手をあげる方もつらい!

最近、それぞれ別にお稽古をしていた1歳8ヶ月のAちゃんと1歳10ヶ月のBくんの二人を一緒にレッスンする機会を持ちました。それぞれ、発達し成長が見えることから、久しぶりに顔を合わせたら、どんな反応を示すか楽しみでもありました。

e0143522_10375640.jpg一般に、同じ年齢の男の子と女の子では、約1年から1年半、脳の発達に差があると言われています。同じ年でも、女の子の方が、言葉を理解していたり、発達が早いのは当たり前なのです。しかし、子どもはそんなことを知りません。最初は機嫌よくしていたBくんですが、自分より色々できる女の子の存在に少し気持が荒れたのも事実です。

女の子が椅子に座ると、頭をポカンと軽くたたいてしまいました。決して、強い叩き方ではなかったため、女の子も「???」と不思議な顔をしただけでした。「叩いちゃ、ダメ」と低い声で注意されたBくんは「ギャー」と泣き、更に気分が荒んだようです。お母さんは「最近、どこへ行っても、謝りっぱなしで……」ととても悲しそうでした。

幼い子供が相手に手を出す時は、たいてい、自分の気持ちを表現できる言葉がない時が多いものです。たとえ、短い言葉でも「ダメ」とか「どいて」など、自分の感情を表す言葉を知っていれば、それを口にしますが、どうしていいか分からないと、つい手が出てしまうものなのです。幼い子どもでも、歩けるようになって、自我がはっきりしたら、自分の気持ちを表す言葉を一日も早く育みたいと、私が思う理由が、これなのです。言葉で説明できれば、手は出さなくて済むのですから――。

よく幼稚園や小学校で、鮮明な言葉で生意気なことをペラペラ話せる女の子に対して、言葉が足りない男の子が思わず、手を出してしまう場面を見かけますが、これも、口では女の子にかなわないから、手をあげて怒りを表現してしまう悪い例と言えるでしょう。

Bくんのお母さんに話を聞いてみると「どいて」という言葉を、子どもに使って欲しくなかったので、教えたことがないとのことでした。たとえ、お母さんが使ってほしくない言葉でも、日本語の辞書にある言葉は、教えてほしいとお伝えしましました。

お母さんが失礼に感じる行動を表す言葉を全部、排除していったら、子供は自分の近くで起きていることさえ、言葉で説明できなくなってしまいます。また、子どもに「悪い(失礼だと感じる)行為を意味する言葉」を教えたからといって、その行為をすぐにするわけではありません。むしろ、きちんと、言葉を教えて「こういうことは、してはいけない」と伝える方が、理解できるはずです。

木下式の音感かるたには、「しかられた」「らんぼうはやめよう」などの言葉が使われています。親御さんの中には、「子どもに教えたくないこと」だと思われる方もいるでしょう。しかし、幼稚園、保育園の生活の中では、少なからず起きることだから、「らんぼうは、していいかな?悪いかな?」と尋ね、子どもぁら「ダメ」「いけません」という言葉を引き出して、「らんぼうは・やめようの・ラ」に結びつけることで、躾面でも、「らんぼうはしてはいけない」と概念づけているのです。

「わが子に優しいお母さんでありたい、純粋に子どもだけを見つめていたい」というお母さんの気持ちも、なんとなく想像はできますが、実際、子どもはすぐに、お母さんから離れて、社会に出ていくものです。その時に、よその人と意思疎通ができるためには、いろいろな体験を持ち、いろいろな言葉を持っていることが大事です。

子どもがどんなに悪いことをしても、怒らず、ひたすら子どもの気持ちに寄り添い、優しく受け止めていると、子供はどんどん悪い行動をするようになっていくものです。子供に「喜怒哀楽」があるように、どんなに優しい親にも「喜怒哀楽」があるものです。それを知らせることは、悪いことではなく、人間、それぞれに尊厳があることを知らせるいい機会だと感じます。

「嬉しい気持ち」「怒っている気持ち」「哀しい気持ち」「楽しい気持ち」は、人間が当たり前に持っている感情です。これを、「大人だから」「親だから」と不自然に隠していると、子供は、親はどんなつらいことがあっても強くて、いつでも、自分のわがままを受け止めるのが当たり前と勘違い、傲慢になっていきます。子どもは強くて愛情深く優しい親御さんほど、わがままでワカランチンに育っていくことを忘れないようにしたいものです。
by k-onkan | 2017-10-26 23:36 | のぞみクラス | Comments(0)

園選びで忘れないでほしいこと

1歳9か月になる孫弟子のYちゃんは、年齢にしては、大人の言葉を理解して、意思疎通も可能ですが、最近、急に、言葉が増えて二語文まで話すようになりました。週2回の音感のレッスンで、大勢の人から、たくさんの刺激を受けていることも一因かもしれません。

e0143522_18501556.jpg来月は職場復帰を予定しているお母さんは、その時がきて、わが子に不便がないように、お母さん以外の人にも言葉で伝えられるようにと、絵本を読んだり、ゲームを通して指示行動をしたりと、家庭でもとても頑張っています。

頑張っているのは、子どもとの関わりだけではありません。今後、わが子が通うかもしれない保育園や幼稚園の見学もしています。一度、預けたからといって、子供は同じ園にずっと、通えるわけではありません。11月からの保育園、2歳児になってからの保育園、3歳になってからの幼稚園と、通う場所が変わっていくため、時間がある内に、悔いがないように、見学して回っています。ですが、なかなか、わが子にピッタリくる園はないと、毎週、相談を受けています。

私たちが、幼稚園や保育園選びに際して、お母さんに助言できることは、まず、見学に行ってわが子が通うことを想像できるか、環境や先生、園児などを見極めていただきたいということです。どんなに「色々な意見を聞きたいから」と言っても、自分とはまったく違う考えや育ち方の人の意見を聞いて選んだら、子どもに合う園は見つけられないと思います。

たとえば、子ども時代に、親御さんから躾をされていれば、躾をする幼稚園に出合っても「当たり前のこと」と感じるはずです。しかし、「躾は厳しくて、嫌なこと」と感じているお母さんなら、「きちんと躾をすること」は当たり前ではなく「スパルタ」だと感じることもあるでしょう。

幼稚園でも、保育園でも、最後は、親御さんの価値観や考え方と、しっくりくるかどうかが、一番、大事なのだと思います。何より、親御さんは、子どもの幼稚園、保育園選びに際して、「自分の両親からどんな風に育ててもらったか」。それを参考にしてほしいと思うのです。また、親御さんが、自分の親の対応や選択を「ダメだった」と思うなら、それも考慮して選ぶのが大事なのではないでしょうか。

子どもと離れて働きたい方もいれば、子どもと離れたくなくても、職場に戻らなければならない事情の方もいるでしょう。どちらであっても、現状を悲観したり、嘆いたりせずに、自分のできる最善を尽くしつつ、子育てに協力しているすべての人に感謝を忘れないようにしなければと思います。

最近は、「保育料を払っているから」と言って、保育園の先生に失礼な態度をする親御さんも増えたと聞きます。しかし、子どもが一番、学んでいるのは、幼稚園、保育園ではなく、身近な親御さんの言動です。どんなに、一生懸命、好ましい教育の場を選んでも、親が自ら、悪い手本を示したら、すべてが台無しになることだけは、忘れないようにしなければと思うのです。
by k-onkan | 2017-10-18 18:49 | のぞみクラス | Comments(0)

遺伝子ってすごいなぁ・・・

孫弟子たちを見ていると、「遺伝子のなせる業はすごい」と思うのです。なぜなら、初めて顔を見た時、それぞれが、とても「懐かしい顔」をしていたからです。

e0143522_15203024.jpg3歳のSちゃんはママの弟を女にしたのかと思ったほどでした。1歳8ヶ月のYちゃんは、お母さんの兄の子どもの頃、そのままでした。そして、現在、生後8ヶ月になるSくんは、お母さんの兄Tくんにそっくりだったのです。私は、ずいぶん、長く、赤ちゃんに叔父さんの名前を呼んでしまいました。ところが、最近、気づくと名前を間違えなくなっていました。そして、その理由は赤ちゃんの顔つきが変わってきたから、なのです。

赤ちゃんの伯父さんは、子どもの頃から、とても気の優しい男の子でしたが、とても気が小さく、私たち大人をとても心配させました。音楽祭で独唱をする前日は、必ず、木下先生のホテルの部屋に一緒に泊めて、「絶対にできる」と気を強く持てるように、預かっていた、といえば、どれほど、心配したかが、想像できるかもしれません。

その伯父さんにそっくりだったのが、Sくんです。生まれた当初はそっくり同じ顔だったのですが、最近、すっかり目力が強くなり、気も強そうになってきました。それは、声をあげて、お母さんに自分の欲求を知らせる態度から感じることなのです。そこには、自分が声をあげれば、両親のどちらかが応えるはず、という「絶対的な信頼」が育っていることを意味していました。

よく乳幼児期は、特定の人と「愛着の形成」をすることがいかに大切か、そして、それがその子どもの「自己肯定感」につながっていくと保育関係の本に記されています。そして、その内容を漠然と理解しているつもりでしたが、実際、近い遺伝子を持った二人の男の子の成長を通して、お母さんが常に手元で育て子の強さと、お母さんから離れ、幼いながらも不安だった子どもの気持を垣間見たような気がしています。

もちろん、お母様が子どもたちをとても愛していて、生活のためにお母様も仕事をしなければならなかったことは、理解していたはずです。それでも、やはり、忙しく働くお母さんを見て、我慢したり、寂しかったりした記憶はあるようです。何より、お母さま自身が「娘には仕事より子育てを大事にしてほしい」と強く願っていました。

最近、幼児や低学年の子どもたちに「根拠がない自信」や「挑戦する気持ち」が希薄になっていることが、とても気になっています。もしかすると、生まれて数年のご両親とのつながりにも、関係があるのかもしれません。弱った時に、お母さんやお父さんに抱きついたり、話を聞いてもらったり、何に挑戦する時には応援してくれる、そんな些細なことが、とても大事なことなのだと感じています。
by k-onkan | 2017-10-15 23:19 | のぞみクラス | Comments(0)

夜間と祝日は大事にしてほしい

社会に働くお母さんが増えて、幼いお子さんの、土日や祝日、そして、夜の時間帯のレッスンの問い合わせが増えてきました。時代の流れ、といえば、それまでですが、それでも、楽院では小学生の特別練習でもない限りは、日曜祝日、夜間のレッスンを乳幼児に行うことを手放しでは賛成できず、どうにか調整するのは、土曜日の午前の個人レッスンまでと考えています。

e0143522_15455181.jpg毎日、保育園や幼稚園で長い時間を過ごす子どもたちにとって、休日や夜間が、家庭で親御さんと過ごす唯一の時間です。その時間は、できれば、親子で穏やかで心幸せな時間を持つことを大切にしてほしいと願っているからです。

私たちが強くそう思うのには、理由があります。それは、どんなに教育熱心な家庭で、「わが子にいい教育を与えたい」と通わせてくださっても、その結果には差があり、その差は、子どもたちの能力差より、家庭で親御さんと会話があるかどうか、親御さんが子どもの成長を楽しみにしてくださっているかどうかの「家庭の力」に左右されると感じているからです。

こうしたことを口にすると、「共働きの家庭の子は、土日、祝日しかお稽古ごとに通えない」とのお叱りをいただくかもしれませんが、お稽古ごとは、3歳を過ぎて、言葉で意思疎通が取れるようになって、ご祖父母さまやシッターさんのお力を借りて、平日の明るい時間帯に通っても十分、間に合うように思います。

1~2歳の時期は、母子分離で教室に入れることより、親子で楽しみ、子供が「お母さんに愛されている」「大切に思われている」と信じられるようになること、だと思うのです。そのためには、家庭でよく言葉をかけたり、物の名前を語りかけたり、片言でも言葉で意思の疎通をとったり、いろいろな場所に出かけたり、などを大切にしていただきたいのです。
by k-onkan | 2017-10-06 15:40 | のぞみクラス | Comments(0)

手こずる時期も大事!

毎週、瑠音先生が、一人で見ている2歳半の女の子がいます。レッスンが始まると、必ず、一度、「暗い部屋に行きたい」と言って、瑠音先生と二人で暗い部屋でじっと抱き合ったり、「お母さんはあっち行って」と外に出して、瑠音先生に自分の欲求を通したりと、ひと騒動あるようです。

e0143522_2023614.jpg今日もまた、「やらない」が始まったので、隣の「木下先生の部屋」にいくと、木下先生のひざに抱かれて、瑠音先生には、ジェスチャーで「あっち行って、バイバイ」としたそうです。一番、怖いはずの木下先生に愛想を振りまけば、厳しい女の先生たちは手が出せないと思ったのでしょうか。

どんなに幼くても、女の子には女性特有の特別な力が備わっているように思います。なぜなら、瞬時に、その場で一番、偉いのは誰か、誰に可愛がられたら、得か計算できるように感じるからです。とはいえ、2歳のころから、努力をするより愛想を振りまく癖がついたら、たいへんです。「木下先生に抱っこしてもらえるのは、ちゃんとお稽古をする人だけ…」と言い聞かせ、なんとか、レッスンは、おこなうことができたようです。

1~2歳児のお子さんは、こんな風に「子どもの自我」や「子どもの気持ち」を受け止めながら、その中で、「やっていいこと」「やってはいけないこと」を理解するまで、丁寧に付き合っています。

1歳から2歳になる子どもたちの持つ可愛さと賢さは、何ものにも代えがたいものです。しかし、同時に自我も育ってくる時期で、なんでも、大人の思い通りには従わすこともできず、親御さんにとっては、扱いにくい時期でもあります。

でも、この時期こそ、わが子の視線の先を見て、子どもが何を欲しているかを理解し、お互いに意思の疎通ができるまで、丁寧に付き合うことが、親子の絆を育て、近い将来、教育を受けられる子どもに育つかどうかが、決まっていくように感じます。

反対に、どんなに社会のルールを守れる人間に育てたいと思っても、言葉の理解が十分でない未発達な時期に、長時間、預けっぱなしにしたり、子どもの存在を無視していたら、子どもは、いじけた気持ちになってしまうと感じます。

この女の子は、毎週、「おけいこがイヤ」とか「やらない」と言って、瑠音先生をてこずらせていますが、実は、とても幸せそうに見えます。なぜなら、1対1で「手間をかけさせる時間」こそ、無理なく少しずつ、「自分の心に折り合いをつける」「わがままを抑える」「大人の言葉を理解し、受け入れる」習慣を備えさせているからです。そして、それは、他の曜日に同級生とグループレッスンを受ける際に、担当の私に、一切、わがままを見せずに頑張ることで証明しているように思うのです。
by k-onkan | 2017-09-27 20:00 | のぞみクラス | Comments(0)

木下式でひらがなカードを作ろうー2-

市販でも、50音を使ったひらがなカードは存在するはずです。けれど、そこに使われている単語は、幼児が平均的に興味を持ちそうなものです。しかし、子どもには、それぞれの生活習慣や個性によって好むものが異なります。それは、生徒二人にカードを作った時に、痛感しました。

e0143522_1330362.jpg「みそしるが好き」と言った女の子と最後まで「50枚のひらがなカード」をつくったら、きっと「うめぼし」「にぼし」「こめ」「みそ」「せんべい」というカードがでてくるかもしれません。アレルギーによって食餌制限があるこのお子さんの家庭はなんでも、手作りです。子どもにとって、一番身近なものは、家庭にあるものです。

それぞれの子供が、思いついた単語をお母さんがカードにしたら、それは、貴重な教材になります、万が一、ひらがなは読めなくても「あ…?」「い…?」と部分先導をしたら、「あかね」「いぬ」「うさぎ」とあたかも読めるかのように口から単語が出て、こたえられるはずです。

幼児教育で一番、大事なのは、子供に「できた」と思わせられることです。子供に苦手意識を持たせず、「学ぶと楽しい」「自分はできる」と思わせられない方法で、早期教育をしても、子供は楽しくありません。お母さんが作ってくれたカードは、毎日、使い続けることで、文字を塊(パターン)で読むことや、カードに存在しない単語も、自分から読もうと思えるようになると思うのです。

ただし、この方法で教えられるお子さんは、「あいうえお」の発音が明瞭で、幼児音がなく、正しく50音を発音できることが前提です。お子さんが、口をきけなかったり、言葉が不鮮明なうちは、カードでひらがなを読ませるよりも、50音の発音を正しく教える必要があります。さもないと、「からす」を「たらす」と読み、「か」と「た」の区別がつかなくなることがあるからです。
by k-onkan | 2017-09-23 13:32 | のぞみクラス | Comments(0)