麻奈先生のブログ~木下式の子育て論~
by k-onkan
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作者について
木下式音感教育法認定講師
  木下麻奈
     
 木下式の基本は、幼児期に「躾・規律」を教え、高度な音楽基礎教育を施すことです。詳しくは、ホームページをご覧ください。http://www.kinoshita-onkan.com

イラスト:「ケイ&シュート」
 By ケンイチ・シライ
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カテゴリ:のぞみクラス( 67 )

手指や体を使って遊ぼう!

女の子を育てた後に男の子を育てると、その不器用さに驚くとききます。これは、脳の成長差にも一因があるようです。脳医学の先生によると、幼児期の女児と男児では脳の成長に1年から1年半の差があるからです。

e0143522_18483246.jpg脳は身体や手指を動かすことによって刺激を受けて発達が促されます。そして、その適時が、3歳から5歳の幼児期なのです。将来、自分がしたいと思うことが自在にできる身体や手指を育てたいものです。

幼児期の男の子は誰もが「自分が一番になりたい」という希望をもっています。「男の子は不器用だから…」と手先を使うことを諦めるのではなく、せめて、同年代の男児の中では人並みに手指や身体が動かせるようにしておきたいものです。

最近、うかがった話では、都内で偏差値が高いある中高一貫校では脳の発達のために、毎朝、運針をする時間があるそうです。他にもピアノやそろばんなどが、脳の発達に役立つことで知られています。しかし、こうした課題を習得するためには、幼児期のもっと早期に、もっと簡単な手先を使う課題が吸収されている必要を感じています。

小さいものをつまんだり、つかんだり、鉄棒にぶら下がったり、転がってくるボールをとらえるなど、遊びの中で、手指や身体を使う機会を持ってほしいと思います。子どもは成長して、身体が大きくなり、自分の体重が重くなれば、なるほど、身体を動かすことは、難しくなっていくのですから――。
by k-onkan | 2017-06-07 23:46 | のぞみクラス | Comments(0)

パパは私の彼だから・・・・・

2歳4ヶ月の娘から「ママよりパパが好き」といわれると、「あれほど、お腹を痛めて生んだのにと思って冷静でいられない」と悩む保護者であり卒業生のお母さんがいます。夫婦ともに楽院の卒業生で、お父さんは若いころから年少者の面倒を見るのが得意で、学生時代は、よく合宿の引率も手伝ってくれていました。

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そんな男性の娘として、可愛がられていたら、「パパが好き」というのも当然ですが、お母さんは、やはり心おだやかではいられないようです。瑠音先生が一生懸命、「女の子は、みんなそんなところはあるから、あまり、真剣に受け取り過ぎないで……」と慰めている姿を見かけました。

実は、私も以前、「私も母より父が好きだったから、その気持ちは分かる。女の子にとって可愛がってくれる父親は口うるさい母親より近しい。時にお母さんの気持ちを逆なですると分かっていても『ママよりパパが好き』と言ってしまうこともある。優しいお母さんに対する甘えもあるし、自分も方がパパの気持ちが分かると感じたりもするし……」と、慰めにもならないことを言ったことがありました。

でも、瑠音先生の解説の方がもっと現実的でした。「私も子どもの頃、『パパとママと、どっちが好きだ?』と聞かれたら、『パパ』と答えていたよ。だってパパに『パパ』と言わないと悪いような気がしたし、そう言ったらパパが喜ぶのも知っていたもの。でも、ママはそんなことを言わなくても平気だと思っていたわ」。

私と瑠音先生は、子ども時代に「パパとママ、どっちが好きだ?」という質問に、「パパ」と同じ答えをしていたようですが、その中身は少し違ったようです。私は心底「パパの方が好き」と思っていたのですが、妹は「そう言った方が喜ぶ。ママは言わなくても大丈夫。でも、本当は両方!」と思っていたということなのでしょう。

どおりで私より瑠音先生の方が女子力が高いはずです。そして、こんなことをいう娘に母は「私の彼ってパパなのよ」という歌詞を作り、父が作曲して、今でも、子供たちに歌いつがれている童謡が「パパは私の彼」なのです。この2歳4か月の女の子にも、いつか、「わたしの彼ってパパなのよ」と歌わせて、お父さんを感激の涙に濡らしてみたいと、願っている私たちなのでした。
by k-onkan | 2017-06-03 20:19 | のぞみクラス | Comments(0)

0歳、1歳、2歳のしつけは異なる!

2歳児の女の子と戦った直後に、1歳半の男児を持つ卒業生ママから、「いつになったら、「ダメなことはダメ」を教え始められるの?」という質問を受けました。私の答えは「人間らしくなったら!」です。では、何をもって「人間らしい」というのでしょうか。それは、子どもが自分のやりたいことや言いたいことを、自分の言葉で伝えられるようになって、まわりの人間の上下関係も理解していると確信できたら、と、個人的には感じています。

e0143522_20371495.jpgたとえば、「落としたら、ママ、怒るよね~」と言いながら、物を落としたり、「パパに言っちゃうよ」とか、「ママ、今日、泣いたんだよ。それで、赤ちゃんがびっくりして、もっと泣いた」等など、2歳であってもこれだけのことを言えたりするのです。それだけ、いろいろなことに気付き、表現できるなら、「ダメなことをダメ」といった後に、叱られた理由を説明しても理解はできるはずです。

たくさん話しかけ、絵本を読み、意思疎通ができるようになった1歳の子どもは、それなりに話が通じるようになっているものですが、それは、大切に飼っているワンちゃん、猫ちゃんと飼い主が、分かり合えている程度の意思疎通ではないでしょうか。

0-1歳の子の表現は、喉がかわいた時に、哺乳瓶をギュギュとにぎる仕草で知らせたり、帰り際に「バイバイ」という声に手を振ったり、人間に近づいてきているといっても、まだまだ、一方通行です。何より、「暑い、眠い、お腹がすいた、疲れた」など生理的現象はすべてを「ホギャー」と泣いて表現しているうちは、赤ちゃんなので、「ダメなものはダメ」と言っても、かえって泣き方が増すだけのように思います。

人間の赤ちゃんも、ペットの犬や猫のように、大人が全面的に世話をしている間は、まだ、発展途上といえるかもしれません。そして、その時期は、子ども生活を心地よくするために、大人が心をくだいたり、十分に、手をかけることは、決して、甘やかしではなく、それをしないと、命の危険があるということです。

ただし、0歳には0歳。1歳には1歳。2歳には2歳と、それぞれの時期に外せないしつけはあると思います。たとえば、動物の親なら、子がおっぱいを噛んだら、噛み返して痛みを教えます。とても動物的ですが、人間も髪をひっぱったり、たたいたりしたら、それが、故意でなくても、「痛い、ダメ」と教えることはできるはずです。

また、赤ちゃんでも、「人間の上下関係」を教えることは、大事だと感じます。赤ちゃんだからといって、なんでも赤ちゃんの都合を中心に生活をまわす必要はないと思います。時に、泣いている赤ちゃんを少しだけ待たせ、お父さんの用事を優先することがあるのも大事な経験です。ペットと同じで、家庭内の順列知らせることは、重要です。

そして、大事なことは、しつけは、わが子を親が意のままに操るのではなく、お互いに、受け入れ、赦し、共存するために、相互に良好な信頼関係を築く必要があると思うのです。そこには、親だからと一方的に絶対服従を強制したり、子どもだからとなんでもわがまま放題を許されたりという不自然なことは、あってはいけないように思うのです。
by k-onkan | 2017-06-02 20:17 | のぞみクラス | Comments(0)

2歳児だって賢くてよく分かる!

今朝は2歳7ヶ月の女の子と本気で向き合う機会がありました。そのお嬢さんは、先週からお母さんと離れて、音感のレッスンを始めたばかり。実は、最近、レッスンが始まるとお母さんに「やりたくない」「やだ」と駄々をこねて、それまでできたことも、「やらないで済ませる」ことが増えてきたのです。このまま、本人の「いや」を受け入れると、今後、一切、気分が乗らないことは、やらないでいいことになってしまうでしょう。

e0143522_207281.jpgそこで、先週から、お母さんにはロビーから見学していただき、先生と生徒の二人でレッスンをはじめたのです。初回は、お母さんが部屋を出られると、すぐに気分を変えて頑張りましたが、二回目の今日は、「いかにたいへんか」を知っている分、どうにかお母さんを部屋に引き留めようと、2歳児なりに知恵を絞ったようです。

最初は、ふだん苦手な「運動」を「ママとやる」とたいへん熱心に取り組みました。体操が終わり、お母さんが退出して、「音感のお稽古」を始めようとすると、本人が「暗い部屋に行く」と言い出しました。最初は「なぜ、いきなり暗い部屋に行きたがるのだろう」と不思議でしたが、これまで、駄々をこねて暗い部屋に行っても「ちゃんとやる」と約束すると、教室にママが待っていたため、「暗い部屋に行けばママが部屋にくる」と思ったのかもしれません。

しかし、暗い部屋から帰ってもお母さんは出てきません。「ママ、ママ」と泣きはじめたので、「頑張ったら、ママを呼ぶから、とりあえず、やることをやろう」と促しましたが気分は変えられません。そこで、抱っこして長い廊下を歩いてみました。ちょうど職員室には木下先生もいたので、普段、入ったことがない職員室に入ったところ、突然、火がついたように泣き始めました。

これまで、大勢の子どもを、「ライオンの部屋」と称して、職員室に連れていきましたが、これほど大人を威嚇する泣き声を出した子は数名しかいません。それほど、自分をさらけさせるのは、何をしても親御さんに絶対的に愛されていると確信が持てる幸せなお子さんでもあります。

ですが、ここで負けるわけにはいかないので、「楽院は泣いても、威嚇しても、やることをやらないなら終わらないこと」を教えるために、「落ち着きなさい。泣いてもどうにもならない。やると、約束したのだから、やりなさい」と、厳しい声で言い聞かせました。

一般の方は、「2歳児にひどい!」と思われるかもしれませんが、1歳から母子同伴で幼児教育を受け、愛着も十分に育っている2歳半の子どもは、一般の年中児なみに言葉が発達しています。自分の意思もちゃんと表明できる子が、いくら、願いがかなわらないからといって気が違ったように泣き叫び、威嚇するのは受け入れられません。

年齢が小さくても、ときに「自分の意に沿わないことでも、ときに受け入れるべき時があること」、そして、「やりたくなくても、やらなければいけないことがあること」を教えるべきなのは、その経験が自分を律し、その子の前頭前野を鍛えることになるからです。

一般には、幼児を叱らずに、上手に気分を変えさせ大人の望む方向へと導くお母さんも多くいらっしゃいます。子どもを叱る必要がなく、お母さんのストレスが少ないように見えますが、その方法はいつか壁にぶつかってしまいます。なぜなら、親であっても、「子どもの意に添わぬこと」をいつでも取り除けるわけではないからです。

叱られることなく、常に親御さんが状況を整えたり、気分を変えてプラスに転じてもらうのが当たり前に育った子どもは、大人になっても、それを親に求め続けます。時に、子どもの意に添わないことが起きると、その責任を親や社会に転嫁してしまうこともあるでしょう。また、思春期にの難しい時期だと、精神的に追い詰められてしまうこともあります。できれば、身体が小さいうちに、「自分のわがままがいつも通るわけではない」「親でもどうしてやることもできないことがある」と教えておきたいものです。

職員室で大泣きして、それでも私が負けないと分かり、どうにか、最後まで授業を行うことができました。途中で、「私」との力関係は、自分が上ではないと気づくと、一生懸命、私に「もう泣いていないからね」「これが終わったら、おやつ食べようね」と私の機嫌をよくしようと、一生懸命、言ってくれます。きっと、お母さんがしてくれるように、私の気分を直してくれているのでしょう。

子どもが「わがまま」を出した時に、大人が笑って受け入れるのか、絶対に何があっても、「ダメ」を貫くのか、その心意気は、2歳児でも見ています。だからこそ、「この相手なら、大丈夫」と足元を見られないように、しなければと思うのです。
by k-onkan | 2017-06-01 23:06 | のぞみクラス | Comments(0)

バランスボールがきました!

望クラスの教室に、ピンクのバランスボールが増えました。1-2歳の赤ちゃんだと、ボールに全身が隠れてしまうほど、大きくて、怖がるかと思いましたが、幼児たちは臆せず、ボールに近づいて、押したり、転がしたりと楽しんでいます。子どもは丸くて動くものがとても好きなようです。

e0143522_18165049.jpg「音感の教室なのにどんどん、体操器具が増えていくね」とお母さんになったOGから笑われますが、聴覚、視覚、身体感覚を同時に使って音感を習得する「木下式」を実践するためには、それ以前に、幼児の身体機能が十分に発達していることが、不可欠なのです。

最近、「ボールを追うことが書字識字に関係ある」というお話を伺ったので、3歳児のクラスではよくボールの投げっこをしています。その中に、ボールが床を跳ねる音を耳にすると、反射的に目をつぶり、身体をよじるお子さんを見つけました。私自身、幼い頃、左右の視力に大きな差があり、ボール投げが苦手でした。でも、大きいボールや風船なら、楽しい気持ちで関われたことから、このお子さんのために、バランスボールを購入することにしたのです。

大きなバランスボールは、少し、はずみをつけて投げても、床を打つ音がドッチボールに比べて鈍いためか、その子は反射的には目をつぶらないようでした。また、自分より大きいボールの動きは遅く見えるのか、全身でバランスボールにおおいかぶさり、捕まえられるようです。

バランスボールに身体を預けて、ゆらゆらしたり、素筋を伸ばしたり、一通り、楽しんだ後に、ドッチボールでもボール投げをしてみました。バランスボールで慣れたのか、どっちボールも、少し目に入るようになっていました。大人には、些細なことに見えるのかもしれませんが、いろいろな体験を通して、目や耳の使い方は、どんどん、変わっていくのだと感じた出来事でした。
by k-onkan | 2017-05-26 23:05 | のぞみクラス | Comments(0)

大人にも感情や都合がある

2歳4ヶ月のAちゃんが、赤ちゃん返りから、次の段階に移ったようです。それは、とにかく、少しでも、傷つくことを言われたら、先に泣いて叱られないようにする、という方法です。大人たちは、ずっと、「下が生まれたから」と気を使ってきました。でも、そろそろ、愛情を取られて悲しいからと言って「何をしてもいいわけではない」ということ、そして、本人だけでなく、まわりの人、親御さんや先生、友達にも感情や都合がある、ということを知らせる時期です。

e0143522_12353238.jpg「そこは靴を脱いでね」と言われてもギャー。「それは、小さい子のだから、自分で取らせてあげて」。「良かれ」と思ってやっていること、本人は「悪い」と思っていなくても、他の人の意やその場所のルールに反してしまっていることは、よくあることです。その度に、繊細に傷つき、泣いていたら、誰も本当のことはいえなくなります。

その日、何度かめに泣いた時に、別室に出て、「たいしたことがないのに、いつも泣いていると、なまはげという怖いものがいて、『泣く子はいねぇか?』と探しに来るのよ。だから、簡単に泣いてはダメよ。Aちゃんが連れていかれたら、困るから、泣くのはやめてね。」と静かに言って聞かせました。

果たして、「なまはげの話」に効果があるかは、分かりませんが、「しつけ」というのは、幼い子どもだからといっていつまでも何でも許されるものではなく、まわりの人にも、感情や都合があることを、知らせるという意味合いもあると、私たちは感じます。

よく、子どもに、こうした決まり事を徹底すると、「幼児なのにかわいそうに」「やがて分かる時が来る」という大人もいると感じます。けれど、習慣というものは、長く続けば続くほど改善が難しいものです。将来、大きくなってから、よそで手厳しく「わかる時」が来るより、愛情がある人から早々に「ダメなことはダメ」とぴしゃりと言って、外では、最低限、話しを聞いたり、様子をみて判断できるようにしてから、外に出したいと思っているのです。

大人になっても、泣いてごまかしたり、言い訳をしてごまかしたり、相手に責任を押し付けたりなど、子ども時代の癖が抜けない人はたくさんいるかもしれません。でも、大人になれば、もうそこまで、とことん、付き合ってくれる人はいないかもしれません。ならば、親元にいる小さい内から少しずつ、気づいた人が、改善していたら、大人になって、そこまで苦労することはないかもしれません。
by k-onkan | 2017-05-17 23:31 | のぞみクラス | Comments(0)

継続は力になる

日曜日は毎月恒例の津市の教室の指導にうかがいました。小学4年生のクラス、赤ちゃんクラス、年少児クラス、シニアクラスと盛りだくさんの一日でした。その中で、強く感じたのは、「継続は力」ということでした。年少のTちゃんは、月1回のベビークラスを経て、1歳10ヶ月ごろから毎週、音感の勉強を始めました。その間、お母さんから離れてレッスンを行ってきたそうです。しかし、せっかくの機会だったので、お母さんにレッスンを見ていただきました。その感想は、「地道にコツコツ、続けると、こんなにできるようになるのだと驚いた」ということでした。

e0143522_20435791.jpg1年数か月前はベビークラスで他のお子さんと一緒にかるたを取りに行くという課題をしていました。その際、「同じかるたを取ってくること」が理解できなかったのか、わざと、違うかるたが取りたかったのか、とにかく、お母さんをがっかりさせていたのがTちゃんだったのです。その子が今では、音感かるたの意味づけを覚え、歌唱曲を歌い、音符の読み書きをしているのですから、確かに、地道に続けることで身につく能力は、ばかにできないと私も思います。

でも、その間、「音感かるたで立って聴くことが疲れる」とか「今日は幼稚園がたいへんだったから、音感はしたくない気分だ」といろいろなことを言って、お母さんを困らせた日があったはずなのです。

時には、指導するK先生の方が「こんなにダラダラと取り組ませていいのだろうか」と悩んだこともあったでしょう。それでも、毎週、コツコツ続けていたら、苦手だったかるたの説明も集中して聴き、不安定だった体幹はしっかりと育ち、お腹の底からいい声が出るようになったのです。これもまた、1歳から赤ちゃんクラスで、いろいろな経験を積んだ成果ではないかと思います。但し、子どもの成長は、喜んだと思うと、がっかりすることの連続で、これからも、親御さんは子供に一喜一憂させられながら、成長を見守っていただきたいと思うのです。
by k-onkan | 2017-05-14 20:42 | のぞみクラス | Comments(0)

新しい環境に慣れていく

弟が生まれてから3ヶ月、ずっと赤ちゃん返りをしていたAちゃんが、今日は机に座って「かるた取り」をしたり、「おんぷをかこう」にも取り組めるようになって、私もやっと、少しほっとしたところです。赤ちゃんが生まれてしばらくは、お姉さんらしく健気に頑張ったのですが、ある時から、ママから離れられなくなり、食も細くなり、楽院にきても「抱っこ、抱っこ」とよく泣くようになりました。きっと親御さんは、脳の発達が一番、活発な時期に、何もしなくなったわが子を見ることは不安であったろうと思います。

e0143522_17345523.jpgですが、子どもの心が不安定な時は何かを学ぶより、子供の「あるがまま」を一端、受け入れることの方が大事な気がします。音感のレッスンも、何もしなくても、その時間を親子で教室の中で穏やかに過ごすことだけを目標にして、やっても、やらなくても、容認してきました。でも、本人の様子から「赤ちゃん返りしたい気持ち」と「なんでもできる自分が好きな気持ち」の狭間で揺れ動いているのが伝わってきました。

そして、先週から、音感では少しずつ、変化が見えるようになりました。それまで赤ちゃんのように、ママにしがみついていたのに、小さい子に音感かるたをとってあげたり、大人の手伝いをしようとする様子が見られるようになりました。それだけAちゃんの心に余裕が出てきたようです。但し、それは、まわりの子どもたちにとって、嬉しいことばかりではありません。Aちゃんの思いを全て受け入れると、小さな子たちに我慢を強いることになってしまうからです。

たとえば、Aちゃんは、親切心から、小さい子の分の音感かるたを探して取ってあげているのですが、小さい子から見れば「自分が取ろう」と思っていたものを横取りされたように感じるかもしれません。他にも「大人の手伝い」のつもりで片づけてくれても、それが使い終わっていない教材であると、それは「余計なこと」になってしまいます。

「とってくれてありがとう。でも、かるたは自分の分だけ取ってね。他の子の分は、取らなくていいよ」「これは、まだ、使うからしまわないでね」と伝える度に、ギャっと泣かれると、私がいじめたような気になるのですが、それでも、大勢、子どもがいる時は、誰か「一人」だけの気持ちを優先すると、それは後に「わがまま」になってしまうように感じます。「やりたいこと」のすべてをやると、時々、「ダメ」と言われることがある、これに少しずつ慣れれば、赤ちゃん返りも終わりが来るのかもしれません。

今はまだ、気分で、ダメ出しを受け入れられることもあれば、ギャっと声を出してーでも、涙は出さずに、泣き声を上げることもありますが、少しずつ、赤ちゃんがいる新しい生活に馴染んでいるように見えるのです。それぞれの環境は、子どもにとって、プラスに見えることもあれば、マイナスに見えることもあります。でも、その環境に恵まれたから、身につくこと、発達することも、絶対にあるはずです。自分の環境を少しでも、心地よく過ごせるように、今は、それぞれが、探り探り、過ごす時期なのかもしれません。
by k-onkan | 2017-05-12 23:25 | のぞみクラス | Comments(0)

不憫だからこそ、力を出せるように・・・

重いアトピー性皮膚炎を持ち、かゆくなると集中できなかった3歳の孫弟子Sちゃんが、一生懸命、「音感の勉強」に取り組めるようになりました。赤ちゃんの頃は、アトピー性皮膚炎があまりの重く、夜に親子で安らかに眠れた日などないと聞くと、いかにたいへんな子育てであったかが想像できます。

e0143522_191142.jpgSちゃんの指が2歳児にしては、驚くほど力強いのも、アトピーの痒みをおさめるために、身体中を掻きむしり続けたからと聞いて、「人間は環境によって発達する」と言っても、なんと不憫なのだろう、と思ったものでした。

ご両親が食べ物や環境を整え、特別な療法を取り入れて、なんとかアトピーが落ち着いたことから楽院に通えるようになったのは、半年ほど前のことでした。しかし、それまで、「痒みがあること」で許されてきたことが多く、音感の勉強も自分が苦手な課題や、少しイヤになると「かゆい、眠い、おっぱい」と愚図るので、私も少し困っていました。

アトピーがつらいのは理解できます。実際、体温が上がると身体が熱くなりかゆくなるのでしょう。しかし、「かゆい」と言ったら、全て許されると思わせたら、これからの人生でつらいことがある度に「かゆい」と言って、周囲を黙らせていくでしょう。それがとても気になっていました。

数か月前から、Sちゃんの母であり楽院の名誉団員であるEさんに、「それで、あなたはどうしたいの? 自分で叱れるの? それとも、私たちが叱った方がいいの?」という話をしていました。世の中には、いろいろな親御さんがいます。「自分ではどうしても叱れないから、先生に代わりに叱ってほしい」というお父さん、お母さんもいれば、「わが子だからこそ、よその人には叱ってほしくない。叱るなら自分が!!」という瑠音先生タイプのお母さんもいます。

私の仕事は音感を教える上で、その時々、子供に必要な対応をすることなので、それが、「叱ること」であれば、代行は厭わないのです。でも、一番、気になるのは「お母さんの気持ち」です。子どもたちとは、これから長い間、音感を教える中で関係は親密になります。たとえ、私に叱られても、「麻奈先生という人は、そんな人」だと受け入れてくれるでしょう。しかし、大人のお母さんは「わが子が麻奈先生に叱られた」と傷ついたら、その後の関係回復はとても難しいものがあります。もちろん、卒業生ですから楽院の先生が「叱ること」が愛情だと知っていますが、それでも、アトピーに対する不憫な思いは、他のことがらとは違うように感じ、お母さんの意向を聞いたのです。

なんどか、「自分で頑張ります」というので任せたのですが、これまで、すべてを受け入れてきたお母さんの言葉からは、どうしても何も聞き入れられず、1週間前、ついに瑠音先生が引き取り、「自分のわがままに“踏ん切り”をつける」という経験をさせたのでした。

今週のレッスンは、前の晩に「明日は音感、行かない」と言って泣いてお母さんを困らせたようですが、楽院に来ると、私の前では別人のように、聞分けよくレッスンに取り組み、「ドヤ顔」で写真に写り帰っていきました。その晩は、夕飯も食べずに寝てしまい、夜中も痒みで目覚めることなく、朝まで眠ったと報告がありました。それほど、自分の力を使い切ったはじめての体験だったのかもしれません。

子供にいろいろな事情があると、大人はつい不憫になり、いろいろなことを許してしまいがちです。けれど、そうして、叱ったり、注意したりする人がいなくなることで、子供の中には、放出できないエネルギーが体内にたまってしまい、余計、子供がわがままを言ったりしてしまうこともあるのかもしれない、と、そんなことを思ったSちゃんのお宅からの報告だったのでした。
by k-onkan | 2017-04-29 23:59 | のぞみクラス | Comments(0)

赤ちゃんが教えてくれたこと!

金曜日は大勢の赤ちゃんが通ってくる日です。0~1歳と月齢が小さい子どもたちは、毎週、小さな変化があり、成長をとても感じます。数週間前、私がボールを持って名前を呼ぶと、片手を上げるだけだった1歳の子が、最近は、毎回、はっきりと「ハーイ」と返事をするようになってきました。また、1歳の子どもたちの様子を見ている0歳児は、声はまだ出しませんが、自分から片手をあげる動作をはじめるようになりました。きっと、もうすぐ、口をあけて「アー」と言い出すことでしょう。

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子どもたちは、ボール遊びの時に、「手をあげるとボールが来る」という仕組みを覚えたようです。ただし、まだ「自分の名前」の後に手をあげることは、完全に把握していないのか、他の子の名前で手をあげて、ボールがこないことを、怒ってしまうこともあるようです。

望クラスで「ボール投げ」をしているのは、子供たちに「自分の名前を理解する」「名前を呼ばれたら返事をする」「先生を呼ぶ」「先生も返事をする」というやりとりを知らせたいからです。体操教室ではないので、ボールの投げ方などは特に指導はしていません。投げられない子は、手で私のところまで、運んでくる子もいますし、力の強い子は、頭の上に持ち上げて投げ放つ子もいて、それぞれです。何にしても、ボールとの関わりからも発達が感じられるので、家庭で自由に十分にボールと関わらせてあげてほしいと思っています。

私たちは「幼児の音感教室」の先生なので、赤ちゃんであっても、相手をする時には「ルール」を大事にします。順番を守ることや、返事をすることが、将来、音感を教える際に必要になるからです。でも、相手はたった1歳の子どもたちなので、ご家庭では自由にボールで遊ばせてほしいと思っています。

もちろん、子供が望むなら、「音感の先生とするように、「名前を呼んで、返事をさせて、ハイ!と答える」というルールで「音感ごっこ」をするのも、時にはいいのかもしれませんが、それだけになったら、つまらなくなってしまいます。ボールで遊ぶ、遊び方にも、いろいろなバリエーションがあっていいと思います。ただ、私が教室でするには、限られた時間しかないため、遊びのバリエーションは各家庭にお任せしたいと思っています。

私たちが「音感の先生」として「教えたいこと」と、家庭でお母さんが子どもと関わる中で、「覚えてほしいこと」は同じである必要はないと思います。言い換えると、家庭の中でまで、「お母さんに「先生役」をしてほしいわけではないのです。また、私たちはロボットではないので、100の力を持っている中で、100のすべてを全力投球できたりはしないものです。上手に力を出したり、力を抜いたりすることを生活の中で、親子が関わる中で、見出してほしいと思っています。

そして、ボール遊びをはじめ、いろいろな遊びは子供だけでなくご両親にも楽しんで欲しいと思います。家庭で自由に十分に、遊んでいる子どもは、集団の中に入った時に、ルールが存在しても、さほど、それに抵抗は示さないものです。集団で、子供がルールを嫌がるのは、教室以前に家庭の中でも、「あれはダメ、これをしなさい」という縛りがあって、自分の自由にできる時間が少なすぎている時なのかもしれません。
by k-onkan | 2017-04-28 23:14 | のぞみクラス | Comments(0)