麻奈先生のブログ~木下式の子育て論~
by k-onkan
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作者について
木下式音感教育法認定講師
  木下麻奈
     
 木下式の基本は、幼児期に「躾・規律」を教え、高度な音楽基礎教育を施すことです。詳しくは、ホームページをご覧ください。http://www.kinoshita-onkan.com

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ありがとうございます

2010年も最後の日となりました。このブログも、今日で、1059件目の記事となりました。飽きっぽい私が、毎日、ブログを続けられたのは、読んでくださる保護者や卒業生をはじめ、各地でめぐりあったいろいろな方がいてくださるお蔭です。たくさんの出会いに感謝しながら、「継続は力」と信じて、来年も続けていこうと思っております。どうぞ、よろしくお願いいたします。

e0143522_128294.jpg2011年が皆様にとって素晴らしい年でありますように・・・。また、木下式が世の中にもっと認知していただけるようにもっと努力したいと思っております。皆様方のご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。

木下 麻奈
by k-onkan | 2010-12-31 23:59 | Comments(0)

可愛い内だから

今日は、瑠音先生の子供たちが我が家にやってきました。毎年、年末になると大掃除ができるように甥たちを預かるのです。我が家に子供たちが来ると必ずさせることが二つあります。それは、「三原色のお絵描き」と「お菓子作り」です。三原色のお絵描きは、瑠音先生が2歳の頃に大垣先生から教えていただき、以来、楽院の合宿でも継続して行っていることです。年齢が低いほど、絵の具やお絵描きに抵抗なく取り組むと感じるため、弟妹の子供には、1歳半ばで三色の絵の具でお絵描きをする機会を与えてきたのです。

e0143522_12492818.jpg「1歳の子供に絵の具を使ったお絵描きなんか・・・」と思われるでしょうが、「象の国」の象も筆を与えられれば、それは上手な絵を描くそうです。1歳のKも筆を渡しさえすれば、きれいな作品を仕上げます。K は他の甥たちと違ったはっきりとした「自分の意志」があると感じます。これまでは「この色はどうかな?」「次はこの色にしようか?」と大人が色をつけて渡したのですが、Kは「この色をつけて渡せ!」「次はこの色に変えよ」とパレットを指さし命令するのです。

e0143522_12495138.jpgお絵描きの最後は、子供が大好きな「手のひらスタンプ」を押させます。手の平に「赤」「青」「黄色」の絵の具を塗っては、その手をペタペタと画用紙に押し付けると、キャッキャと喜びます。もみじのような手をしていても、あっという間に大人のように大きくなってしまいます。思えば、私も子供の頃、祖母が習字の墨汁で手形を取って年齢と日付を書き残してくれたものでした。

お絵描きの次はお菓子作りです。短時間でいろいろなことを体験させて、一刻も早く疲れさせなければ、大人ばかりがぐったりします。その点、お菓子作りは、おやつと夕飯作りを兼ねて子供と楽しむことができる遊びです。生地作りは1歳8ヶ月のKには粘土遊びで、1年生のYには理科の実験のようなものかもしれません。

「バター100グラム、砂糖45グラム・・・」と計りを使う体験もできます。何事も五官を通して学ぶことが一番、身につくと思うため、何か計るたびにペロッと味見をする甥の所業も「実体験」だと容認していたら、たいへんなことが起きたのです。それは、兄を真似たKがピザ生地のための粉をスプーンですくい大きな口でパクッと食べてしまったのです。口の中に入った、乾いた粉の不快さに驚き甥は大泣きします。慌てて、口の中に手を入れ、粉を拭いてやりながら、「大事にいたらなくて良かった」と胸をなで下ろしました。

小さな子供が身近にいるというのは、たいへんなことであり、大人の責任は重大です。しかし、保護が必要な小さな命が身近にあることは、私たち大人に他者への感謝や愛を教えてくれると感じます。小さい子供が可愛いのはほんの短い期間だけ。この時間を大事にしたいと思います。何しろ、「あっちへ行ってよ」「まぁちゃんには、関係ないでしょ?」という憎らしい時期が来るのは、もうすぐそこに違いないのですから・・・。
by k-onkan | 2010-12-30 23:19 | 我が家のこと | Comments(0)

仕分けはシビア!

今日は、数年前に亡くなった平尾の祖母の書棚を整理することにしました。祖母は昔、書道を学んでいたので貴重な資料が山のように棚にあるのです。しかし、親戚で書道を学んでいるのは私だけです。全てを保管できれば一番良いのですが、残念ながら、スペースがありません。祖母には申し訳ないと思いましたが、特別なものを残して処分することにしました。もちろん、1冊づつ、目を通し、祖母を思い出しながら、「何を捨てて、何を残すか」を仕分けをしたのです。この作業が祖母の子供たち、つまり、叔父、叔母には忍びないに違いありません。その点、孫は現実的です。「次に住む人が住めるために、きちんと目を通して仕分けするのも供養だから」と処分するものは処分しました。

e0143522_153654.jpg棚の中には、祖母が若い頃から書き溜めた書道の半紙をはじめ、洋画のデッサン、外国語を勉強したノート、家計簿、日々の出来事を書きとめた手帳などが山のようにありました。私も日記や家計簿など記録するのが好な方ではありますが、祖母はそれ以上だったようです。家計簿、日記、アルバムにはじまり、書道は練習すると丁寧に紐で綴って一冊の本にして記録されていました。日記には日々の出来事や、健康を管理するための数値の他、家族について「誰が風邪をひいた」「何を食べさせた」など、いろいろなことが書かれていて、親は子どもがいくつになっても、親なのだと、その秘密を垣間見たような気もしました。

私が生まれた年の記録もありました。ちょうど、私が生まれた月日には、「まゆみ入院」と書かれ、その隅には、小さく「夜9時50分出産」と記されていました。当の母は、「3人も産んだから時間まで覚えていない」と正確な時間など聞いたことがなかったのですが、祖母の日記で生まれた時間と誰がお見舞いに来たかまで分かり、とても嬉しくなったのです。

祖母は、晩年、素晴らしく書が上手だったのですが、私と同じように修行中の時代もあったことが分かりました。現在、私が勉強している「書譜」を練習して大先生に添削された記録は、「今の私と同じくらいの出来」、。筆の入れ方や、字のメリハリなど、素人の私が見ても、「まだまだ、そんなにうまくない」と分かるのです。ということは、私も地道に努力して30年も経てば、祖母のように味のある字が書けるようになるのかもしれません。孫の中で一番可愛がってもらった私が無情な仕分けをするのは、気がひけますか、十分に祖母を思い出す時間となったのです。
by k-onkan | 2010-12-29 23:05 | 自分のこと | Comments(0)

世の中、いいこともある

最近、とても嬉しいことがありました。それは、「鍵が見つかった」と戸塚警察署から電話があったことです。実は、講習会の最終日の朝、教室の鍵を開けるために、誰より先にと自転車で楽院へと向かったのですが、途中、鍵を紛失したようなのです。そのことに気付いたのは、楽院に到着して、職員室の鍵をあけようとした時です。バッグや、ポケットをいくら探しても見つかりません。途中まで引き返したのですが、鍵はどこにもありませんでした。管理人さんに無理を言って、何とか鍵をあけることができたのですが、受講生の皆さんを寒空の下、お待たせしてしまいました。

e0143522_095220.jpg鍵だけなら、コピーをすればまた作れますが、キーホルダーはある保護者の方からいただいたもので、中には甥たちが幼なかった頃の写真が入っています。そんなものを落としたので、気鬱になってしまいました。昼休みには、楽院から自宅まで探しにいきました。私の探し方では心配だと、楽院で一番、探し物上手な純子先生も、同じ道を往復して探してくださったのですが、結局、見つかりませんでした。

「鍵を警察に届けてくれる親切な人は今時いない」と思いましたが、「鍵だから、見つかるかもしれないから、届けた方がよい」といわれ、近所の交番に届けたのです。それから、3日が経過して、「見つかった」との連絡がありました。どこのどなたか分からない人が、無人の交番においていってくださったというのです。世知辛い世の中で、年末は悪い事が多く起こると言われていますが、「世の中、捨てたものじゃない」と思える出来事だったのです。
by k-onkan | 2010-12-28 00:09 | 自分のこと | Comments(0)

トリセツって、分かります?

卒業生が集まってきて面白いことがたくさんありました。高校1年生のKくんが「すみません」と言うので何かと思ってみなが注目すると、「申し訳ないのですがトイレに行ってきてもいいですか?」というのです。それで、思い出したのが、10年前にモンゴルに公演旅行に行った時のことです。当時、中学生だったGくんがバスの車中で「窓を開けてもいいですか?」と私たちに許可を得るのをご覧になった当時の育てる会の会長・堀新太郎先生が「ここの生徒は中学生になっても、先生の許可を取るのですね・・・」とたいへん驚かれたことがあるのです。

e0143522_12295475.jpg団体で合宿に出かけたりする時、一人が勝手な行動をすると皆に迷惑をかけることになります。そのため、外では必ず先生に聞くという「暗黙の了解」が子どもたちにあるのです。会社に入ると「ほうれんそう(報告・連絡・相談)が大事」と言われますが、楽院の子どもにはそれは難しくないだろうと思います。とは言え、私の家まで来て1時間おきに「トイレに行っていいですか?」と聞かれると、「合宿じゃないし、子どもじゃないのだから、どうぞ、自由に使ってください」とあきれてしまいます。

小学校を卒業した子どもたちは、親の言うことより、よその大人言葉に耳を傾けるようになります。その時期に年上の先輩や大人との接点があることはとても大事なことだと感じます。自分の家の考えとよその家の考えが違うこと、そして、社会における常識と、個人の考え方を調整する機会となるからです。

社会人の先輩がお酒を飲むのを見た高校生が、「俺もビールを飲みたい」と発言して、中学生の子どもたちはびっくり!「お酒は20歳になるまで、飲んじゃいけないでしょ?」と言います。すると、高校生のYちゃんは、「でも、20歳になってから、突然飲んでアルコール中毒になったりする方が危ないから、少しずつ慣れた方がいいって言われている・・・」と色々な考えを交換しています。

我が家も小さい頃から、お正月の挨拶に、年の若いもの順にお屠蘇に口をつけていくので、その真似からお酒の匂いと味を覚えましたが、「未成年がお酒を飲むと、つかまるのは麻奈先生だから私の前では飲まないで頂戴よ!」。「なんで?麻奈先生が悪くなるの?」「未成年ってことは子供ということで、子供は自分で責任を取れないから、監督する大人の責任になるの。先生はそんなことで捕まりたくありません」。

子どもたちにはいろいろなこと教えつつ、私も新しいことを覚えました。それは、「モノポリー」というゲームに興じた時のこと、高校生が仕切りに「トリセツ、トリセツ」というのですが私にはさっぱりなんだか分からないでいると、25歳のMちゃんが「ハイ」と取扱説明書を手渡したのです。「トリセツって取扱説明書のことなの? 若い子はなんでも省略するのね~」というと、「会社でもトリセツは共通語ですよ。先生・・・」と言われてしまいました。若い子との会話は頭を柔軟にしてくれるのですが、正しい日本語はどこへいくのかと心配にもなる年寄りの私なのでした。
by k-onkan | 2010-12-27 12:28 | 名誉団員・卒業生 | Comments(0)

麻奈ちゃんって、呼んでいいの?

卒業生が集まって、いろいろと面白い言動をしていったので、忘れないようにブログに書き留めておこうと思います。卒業生は年代によって、私のことを「麻奈ちゃん」と呼んだり、「麻奈先生」と呼んだりします。それに気がついた中学1年のSちゃんは「なんで、先輩は麻奈ちゃんって呼ぶの?」と社会人になるY先輩に聞いています。

e0143522_1043797.jpg「麻奈先生にも子どもの頃があったからよ」というと、中学生が失礼なことに「え~?」と大げさに驚くではありませんか。何を隠そう名誉団員の第一号は私です。そのため、年が近い生徒は今でも、私を「麻奈ちゃん」と呼んでいます。ところが、中学生の子どもたちは、「麻奈先生に子供時代があった」という事実にピンと来ないようなのです。

「Y先輩が幼稚園児で「時計の精」をした時に、高校生だった麻奈先生が名誉団員のお姉さんで、振り付けを一緒に練習したり、世話をやいたりしたの。ちょうど、1年生のYが「Sちゃん」「Nちゃん」って名誉団員のお姉さんたちを「ちゃん」づけで呼ぶでしょ?それと同じ・・・」と説明します。それを聞いてSちゃんは、「じゃぁ、私たちも麻奈ちゃんって呼んでいいの?」というではありませんか。「ダメに決まっているでしょ? あなたたちは、最初に会った時から先生は大人だったのだから・・・」。

楽院の生徒の中には、問題を起したり、特別に世話をやかせたりして、わが木下家に「お泊り」をした子どもたちがいます。お泊りしている間は、家族が呼ぶように「まぁちゃん」と呼ぶのを許しています。なぜなら、一緒に行動する時に、外で「先生、先生」と大きな声で言われると、とても目立ち、恥ずかしいこともあるからです。ところが、お泊りを経験した子供は、「自分こそが特別だ」と思っているため、大勢、他の生徒がいる前で「まぁちゃん、まぁちゃん」とこれ見よがしに言ったりするのです。それが、音楽祭や発表会など、外の顔を保たなければならない時であったりすると、私の雷が落ちるのです。大人の世界には、内の顔と外の顔があります。家族の私たちでさえ、「木下先生」「まゆみ先生」「瑠音先生」「純子先生」と呼び合うのですから、元々は生徒である子どもたちが、「ちゃんづけ」で呼んでよいはずがないのですが、このさじ加減が難しいようなのです。

数年前、私の家にお泊りに来ていた当時、高校生だったAちゃんも、音楽会の舞台で大きな声で「まぁちゃん、まぁちゃん」と呼んで私に叱られたことがありました。「どうして、年中のYが外で「麻奈先生」と言い方を替えられるのに、高校生のAが「まぁちゃん」と呼び続けるの?よその先生がいらっしゃる時は、私は「麻奈先生」なのよ」と・・・。お泊りをする生徒は、家族の一員のような存在ではありますが、内の顔、外の顔が使い分けるさじ加減が分かるようにならないと、本当のファミリーの一員にはなれないということかもしれません。
by k-onkan | 2010-12-26 23:41 | 名誉団員・卒業生 | Comments(0)

ハッピーなクリスマス

クリスマスの昼下がり、自宅に中学生から社会人までの卒業生が10名ほど遊びに来てくれました。年齢が離れた卒業生同士はお互いに面識はありません。あったとしても、「もしかすると、ぼくが高学年の頃幼稚園だったのかも・・・」という曖昧な記憶です。しかし、生まれ年や自己紹介をして、「いかに楽院で怖い目にあったか」を言い合うと、それだけで仲間意識が生まれるようです。「木下先生は怖かった」「オペラの振り付けの先生はもっと怖かった」等など、時は違っても同じ経験をしているので共通の話題が多いのです。

e0143522_1514971.jpgどの世代の子供たちもみんな「あんな怖いことはなかった」というのが、「合宿のお化け大会」です。幼稚園の時に、「お化け大会があるなら合宿はいきません」と泣いて嫌がったWくんは高校2年生になり、頼もしい野球少年になっていました。また、社会人になってから、合宿のお手伝いをしてくれたY先輩は、何度も「お化け役」をして、後輩を育ててきました。

私が長い休みの度に卒業生を集めるのには理由があります。それは、あまり会う機会のない卒業生の近況を知る目的の他に、親御さんが子供たちに幼児期に受けさせた教育の真の意味を知らせたいと思うからです。残念ながら、世の中は、木下式の感性では正しくないことがまかり通っています。だからと言って、「他の人がいい加減だから、自分もそれでよい・・・」などという大人になってほしくはないのです。「ちょっと古臭いけれど、麻奈先生の言うことも一理ある」と心のどこかにとどめて欲しい。だから、卒業生に口うるさいことを言う場を作っているのかもしれません。

今日、一番、嬉しかったのは、高校の理科の先生になったYくんが急遽、参加してくれたことです。子供の頃はあまりに気弱であったため「早く赤ちゃんを卒業しましょう」とよく木下先生から音感ブックのコメントを書かれた子が、今では、世の中や政治、教育のことをしっかりと考え、真面目に仕事に取り組む社会人として成長していました。たくさんの卒業生と共に、クリスマスをさせていただいた私はとても幸せなのだと実感する1日だったのです。
by k-onkan | 2010-12-25 01:50 | 名誉団員・卒業生 | Comments(0)

「先導」が記憶力を育む

三期講習会では、幼稚園の先生に木下式以外についても、知識を広めて欲しいと考え、運営委員長の廣野先生が、毎朝、脳科学や幼児教育について読むべき本、新聞に載っている教育関係の記事などを紹介されます。ところが、最近の若い教諭は、反応が今一つよくないのです。もしかすると、話についていけないほど、知識が乏しいのかもしれないと不安になった木下先生は、若い教諭に時事問題を質問していました。

e0143522_9275100.jpg「最近、ニュースで話題になっている尖閣諸島は、どこにあるか知っているかい?」。若い先生は「中国?」というではありませんか。私たちは、「え・・・?」と思わず絶句して、「尖閣諸島は日本の領土」と教えながら、大学を出た幼稚園の先生であっても、社会のことに興味を持っていないと何も知らないという事実に、若い世代を育てる危機感と責任を感じたのです。

実は、その日の朝、大好きな地図帳を見ていた甥Yに木下先生が同じ質問をすると、「沖縄のこの辺だよ」と日本地図を見せていました。その他にも、「北方領土は、もとは日本のものなんだけど、今はロシアに取られて、場所は北海道の上のこの辺り・・・」など等、1年生としてはニュースで流れる時事情報に興味を持たせて育っていると思っています。これは、Yが特別に優秀な子供なのではなく、興味を持つように幼児期から長期計画で仕向けている成果に過ぎません。

甥Yは1歳になる前からたくさんのフラッシュカードを与えられていました。現在、1歳5ヶ月のKにも瑠音先生やまゆみ先生が同じことをしていますが、「野菜・果物」「乗り物」「動物」のカードから始まり、「漢字」「国旗」「数字」などゲーム感覚で時間を楽しんでいます。この時期の子供は、教えたら教えただけ記憶をするため、大人が努力すればするだけ知識が増えます。但し、「ただつめこむだけ」の一方通行な勉強を継続しているだけでは、子供が学ぶことを楽しいと思わなくなります。また、幼児期に教えたことを安心して、子供の自主性に任せると、せっかく覚えた知識も「必要ない知識」として忘れさられることになります。これでは、幼児教育に手をかけた親の時間は無駄になってしまいます。

そこで、子供が自分で応用できる能力まで高めることが重要になります。実は、これが木下式の「先導」という手法なのです。最初は手厚く子供が苦手意識を感じないように「これは~です。~といいましょう」と懇切丁寧に模範を示し真似させる母親の愛のような「内包の愛」です。とは言え、いつまでも、一方的に答えを与えただけでは、子供の真の能力にはなりません。そこで、少しずつ、大人の手助けを減らして、最終的に男性的な「突き放す愛」、すなわち、自分で考え活動できるまでに到達させるのです。

私はこの手法を甥の地理勉強に応用したのです。2歳の頃に100枚以上覚えた国旗は年齢があがるにつれて忘れ始めました。そんな時、日本地図パズルや世界地図パズルを与え、それから、小学校の高学年の地図帳を与えました。覚えた国旗の名称は忘れても、実体験で場所を確認して、親しみのある国旗の図柄を地図帳に見つけたことで、ニュースで聞く地名に興味を持って地図帳で場所を探すのだろうと思います。幼児期に大人が手をかけて与えた知識を無駄にしないように、少しずつ手を離す・・・。実は、これが幼児教育の一番、難しいところといえます。「小さい頃は天才。6歳過ぎたらただの人」という残念な状態にしないためにも、大人に技量が求められるのが幼児教育なのです。
by k-onkan | 2010-12-24 09:19 | 木下式音感教育法 | Comments(0)

講習会、大好き!

楽院の子どもたちは、全国から、幼稚園や保育園の先生が集まる講習会が大好きです。自分がこれまでに身につけた能力を披露するチャンスがあるからです。講習会の間、風邪で学校を休んでいた甥Yは、講習会を行なっていた教室の廊下をフラフラと歩いては、「Y、こちらに来て歌ってみよ」と声がかかるチャンスを待っています。

e0143522_12445215.jpg1年生のYだけではありません。1歳5ヶ月になるKも人前に出たくてたまらないようです。まだ口はそんなに聞かないので希望は適いませんが、隠している芸もいくつかあるのです。「お名前は?」と聞かれると、低い声で、「カ・・イ・・・チ」と自分の名前を言って見せることと、「何歳」と聞かれると指を1本出してみせることです。1歳5ヶ月の子どもなら、誰でもできる芸当ではありますが、大きな進歩がありました。小さな子が自分の芸を見せるのは親しい人や家族に限られているものなのですが、最近、知らない人の前でも披露するようになってきたことです。兄のYが人前で歌を歌ったり、覚えた宮沢賢治の詩などを暗誦する姿を見ている影響かもしれません。

講習会の間も、「犬は?」「猫は?」「カラスは?」「豚は?」と私たちに聞かれると、「ワンワン」「ミャオ」「カー」「ブー」と答える姿を見せ、幼稚園の先生たちから「わ~。可愛い。おりこうね」と言われてKはすっかりご満悦です。褒められるともっと芸を披露したがるのが木下の子どもたちです。

純子先生が「ゴリラは?」と聞くと、両手で胸を叩くしぐさをして「ウォ、ウォ」と声を出し、「象は?」の問いかけでは、腕を伸ばして「パオ~」と声真似をするので、若い幼稚園の先生はとろけそうな表情でKを見ます。この時期の子どもは教えられれば教えただけ何度も覚えるのは、特別なことではありません。但し、聞き方が悪いと、無視をされたりすることもあります。

ある幼稚園の先生が「犬は?」「猫は?」と普通の話し方で聞いた時に、全く反応しなかったのです。純子先生が、母音を意識した木下式特有の聞き方で、「イ・ヌ、は?」「ネ・コ、は?」と聞き直すと、即座に、「ワンワン」「ミャオ」と答えて見せたのです。幼稚園の先生は、「ごめんね。聞き方が悪かったのね」と反省させられていました。子どもは私たちにたくさんのことを教えてくれて、本当に面白いものなのです。
by k-onkan | 2010-12-23 12:42 | 乳児 | Comments(0)

小さな一歩!

講習会の三日目は検定試験と公開学習を行ないました。今回は、受験された先生は全て保育園の先生となりました。今から20年前のことになりますが、私が初めて保育園の先生方とお付き合いをさせていただくことになった当時、よく園長先生から言われたことがあります。それは、「幼稚園の先生と違って保育士でピアノが弾ける人は多くない。それが木下音感を実践するネックになっている」ということでした。

e0143522_947682.jpgそのため、昔は指導者のための検定試験を受けると、ピアノ技術を見れば、「この先生は保育園の先生に違いない」「この先生は、幼稚園の先生」とすぐに分かったものでした。しかし、それから20年経過して、保育園の先生も、幼稚園の先生と変わりない演奏で、「木下式の実技試験に挑戦するようになったことは、小さな変化ではありますが、進歩なのだと思うのです。
by k-onkan | 2010-12-22 09:46 | 木下式音感教育法 | Comments(0)