麻奈先生のブログ~木下式の子育て論~
by k-onkan
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作者について
木下式音感教育法認定講師
  木下麻奈
     
 木下式の基本は、幼児期に「躾・規律」を教え、高度な音楽基礎教育を施すことです。詳しくは、ホームページをご覧ください。http://www.kinoshita-onkan.com

イラスト:「ケイ&シュート」
 By ケンイチ・シライ
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合宿のせいで直っちゃった!?

合宿以来、久しぶりの低学年の子どもたちが、とても懐かしそうに楽院にやってきました。一緒に寝食を共にすると、独特の「馴染み」のようなものが生まれます。子どもたちは、合宿で上級生が踊ったダンスを練習して見せてくれたり、合宿で楽しかった話などをしたり、とても楽しそうです。

e0143522_10264192.jpg1年生の女の子が、「合宿のせいでおもらしが治っちゃった」と報告にきました。実は、合宿の前に、「夜が心配なので、紙おむつをさせてほしい」というお申し出がありました。しかし、40年近い楽院の合宿の歴史の中では、どんなに小さい子にもオムツをはかせたことはないのです。ただし、子どもに恥をかかせないためには、どんなに疲れていても、誰かが、毎晩、トイレに起こしてなるべく失敗させないようにしてきました。もちろん、それでも失敗することはあるのですが……。

このお嬢さんは、小学生の女子班だったので、私が入浴を済ませて寝る直前、午前1時ごろに、毎晩、トイレに行かせました。様子を観察していると、寝る前に飲んだり食べたりせずに、きちんとトイレに行けば夜中も起こす必要がないように見えました。そこで、最後の晩は、「起こさないでも失敗しないかに挑戦」したのです。そうして「夜のおむつ」を取って、家庭にお返したので、とても気になっていたところ「合宿のせいで、しなくなっちゃった」という報告があったのです。

「合宿のせい? そういう時は、『合宿のおかげでしなくなった』といってくれないと。先生たちが、「おもらし」を止めたのが、いけないことみたいよ……」と。お祖母さまの話では、これまで、オムツをはかせるだけだったご両親が、夜中にトイレに行かせてくださるようになり、失敗しなくなったのだと教えてくださいました。

働くお母さんは、忙しいため、子どもが何か失敗をした際に、なるべく、誰の手も煩わせないために便利な道具を活用されることもあると思います。けれど、おむつだけは、男女、年齢に関わらずなるべく早い内に、取れるようにしていただきたいのです。どんなに賢い子でも、排尿のコントロールに不安があるうちは、どんな教育を与えても、何かに自信がもてないものだからです。

オムツを装着することで、「いつでも、好きな時に排尿していい」という状態で暮らすことは、感覚が鈍る一因となります。私の大叔父が高齢となり、病気を患って入院したときのことでした。看護師さんにトイレの介助をお願いしたところ、「大丈夫だから、おむつでしていいですよ」と言われた数日後に、帰らぬ人となりました。自分の感覚がある人にとってオムツで排尿するということは、何より辛いことなのだろうと思います。

そして、それは、いろいろなことに刺激を受け、学び、吸収する時期にある幼児、児童なら、なおさらのことです。言葉を話すようになって大人の話が理解できるようになったらなるべく早くオムツを取るように大人も努力が必要かもしれません。
by k-onkan | 2016-08-31 23:25 | 児童 | Comments(0)

楽しくからきちんとへ

幼児教育の仕事をしていると、「小学校に入ったら、勉強しなければならないのだから、幼児期から教育するのはかわいそう」という考えを持つ大人と出合うことがあります。けれど、小学校に入って勉強嫌いにしないためには、前段階の幼児期に「ものごとに興味をもって吸収する」という学びの土台を育てる必要があります。幼児教育はそのために、有効だと思っています。

e0143522_9171229.jpg私が子ども時代から何十年も経過して、今は「楽しく、無理なく学ぶこと」が主流になっていると感じます。もちろん、1~3歳の低年齢のお子さんには「楽しく無理なく」から始めるのは当然のことです。しかし、1年、2年と勉強を続けていくと、「楽しいこと、無理がないこと」だけを行っていると子どもは興味を失って手抜きを覚えたり、伸び悩んだりするものです。そこで、もう一歩、頑張ることを教えたり、手抜きがいけないと、喝を入れることも大事です。

毎週、教えている保育園では、子どもたちが歌が好きになり、音感のレッスンを楽しみにするようになりました。ですが、「楽しいから」といって、子どもの好き勝手を許すと、あっという間に、「大人の話に耳を傾けない」「好きな時に好きなだけ喋る」「他の人の邪魔をする」など、収拾がつかなくなってしまいます。そこで、歌が楽しくなったのを機に、躾的なことがらや行儀にも踏み込むことにしました。

一クラスに25~30人の子どもがいれば、その中で、注意される子、先生に面倒をかける子どもは決まっています。たとえば、いつも叱られる子をX君としましょう。X君に比べると、他の子はどんなに手を抜いたり、ふざけたり、友達に迷惑をかけても注意される順番はまわってきません。「X君ほど、問題なことはしていないから」です。

けれど、個々人の小さな失敗や手抜きを見逃すと、子どもは「まわりの子となんとなく、同じことをしているようで、自分ではしっかり考えず、一生懸命もせず、自分の好きなように行動するのが当たり前になってきます。先生の指示にも、それほど従っていないのですが、目立たないので、注意される機会はありません。これでは、それぞれに「きちんと誠実に取り組む」ことは教えられません。

そこで、保育園のレッスンでは、「ルールを破った時のペナルティ」を作ることにしました。たとえば、「話をしてはいけない」と言った時に「話をしたら」、部屋の隅で座って一人で反省する時間を作ります。普段、注意されたことがない子どもたちは、「今、奇声を発したから、部屋の隅」というだけで、泣きそうな顔で抵抗します。けれど、「いや」と言っただけで、許されたら、子どもはまた同じことをするでしょう。「自分がルールに反した」という意識を持たせる必要があります。子どもの中には、自分に非があっても、泣くことで許されるという習慣を持つ子もいます。けれど、現実では、泣くだけでは何の解決にもなりません。

「隅っこで反省」をさせられたからといって、この世の終わりではないのです。パニックせずに、気分を変えて、また頑張ればいいのです。そうした小さな失敗と成功を積み重ねないと、育たないのが生きる力だと思うのです。もし、「隅っこで反省すること」が恥ずかしいと感じるなら、先生に「ダメ」と言われたことは、その場所ではしてはいけないことだと理解するようになります。たとえば、家庭で個人的に何かを学ぶのなら、自分の好きな方法やルールで動いてもいいと思います。

ですが、幼稚園、保育園、学校という集団の中に入ったら、そこには、決められたルールや手順があります。それに反したら、他の人に迷惑をかけることになります。迷惑をかけたら、ペナルティーがあるのです。これは、将来、社会生活をスムースにするためにも、子ども時代に教えるべきことではないかと思います。

木下式は幼児に正しい声で歌を歌えるようにすることで、自信を持たせます。歌が歌えるようになると、楽しい気持ちになるようです。けれど、「楽しさ」だけが最終目的ではなく、「やるべき時にはきちんとやる」ことまで、教えたいと思っているのです。
by k-onkan | 2016-08-30 09:15 | 保育園 | Comments(0)

幼児教育の落とし穴に注意!

幼児教育に携わり、その教育成果を誰より強く信じている私ですが、一つだけ、親御さんに幼児教育について誤解しないでいただきたいことがあるのです。それは、どんなに早期から熱心にいろいろな教育を与えたとしても、わが子が誰より優秀な「最強の子」に育つという妄信を持たないでいただきたいということ、です。

e0143522_134196.jpgたとえば、乳幼児期の子どもは与えられた環境や教育、いろいろな経験のチャンスによって、発達していくものです。けれど、中には、早期からあまり手をかけていないのに、天性の運動能力や感覚の素晴らしさ、親のDNAから受け継がれた記憶力、など、努力では敵わない力を持つ子供も、必ず存在するものです。

そういう相手に出会うと、お母さん「幼児教育をしたのに大した結果は出なかった」と嘆かれることもあります。ですが、「もって生まれた才能」に敵わないからと、何もしなかったら、その子は、生まれたままの姿でまったく発達しなかったかもしれません。私たちは、それぞれ生まれ持った資質を、なるべくいい方向へ伸ばして、使いこなすことが必要で、そのために幼児教育やしつけが存在していると考えています。

たとえば、どんな天性の才能があっても、社会のルールに反すれば犯罪者になってしまうこともあるでしょう。また、一つひとつの能力は、人並み程度であっても、多くの経験や素晴らしい出合いによって、世界にはばたく人もいるかもしれません。そう考えると、天性の才能の有無より、教育やしつけによって、地道な努力ができるようにすることが、とりあえず、できる一番、大切なことではないか、と私には思えるのです。
by k-onkan | 2016-08-29 23:59 | 教育 | Comments(0)

気付いてもらえないこともある

夏休みのある日、瑠音先生が、1年になる甥Kを「小学校のプールに送り出す」という理由で遅れて出勤してきました。なんでも、小学校の「プール」で検定試験があり、夏休みなので、母親に見送ってほしいということだったようです。

e0143522_0351290.jpg当然、学校から戻ったKに「検定はどうだったの?」とみんな、いい報告を待っていました。すると、Kは不機嫌そうな様子でまったく口を開きません。すると、瑠音先生から、「Kちゃんは、けのび3メートルの級だけ、受けてきたの」と寂しい声で真相が報告されました。

職員室にいた大人がみんなで一斉に「えぇぇ?」と驚きました。更に、私が追い打ちをかけるように、「けのびってプールサイドを足で蹴って、プカーって浮かぶ、あれ? それを3メートル? それだけ? そのために、わざわざ、お母さんが見送って仕事に遅れてきたの?」と指摘したので、膝の上のKはもっと不機嫌な顔になりました。

ですが、プールがある幼稚園に3年も通い、卒園時には「背泳ぎ、クロール、平泳ぎ、バタフライ」が25メートル泳げるとメダルまでいただきながら、「けのび3メートルが合格」では、私たち大人も納得がいきません。

私が子どもの頃は、スイミングを習っている子は、自信に溢れ自分から「ぼくは、クロールが25メートル泳げます」「バタフライも習っています」と、自己アピールをしたものでした。しかし、Kは家族から離れると分からないことがあっても誰にも質問もせずに、自分の判断で一番、容易なことだけしてくるところがあるのです。

もちろん、「はじめての学校のプールでの検定試験をどのように受けたらいいのか、分からない」のは当然でしょう。しかし、分からないことがあったなら、友達や先生に質問をしてほしいのです。それが、私には、とても残念でした。

後から、まゆみ先生に「麻奈だって、子どもの頃は、そういう歯がゆい子どもだったわよ……」とKに助け舟を出されてしまいましたが、自分が友達の後ろに隠れるタイプの子どもだったからこそ、乳児期から運動だけは十分にしてきたKには、運動能力に自信を持ってほしいのかもしれません。

「楽院の先生は、川に行ったら、『水泳を習っている子はだあれ?どれくらい泳げるか、先生に見せて! 何ができるの? 背泳ぎ? クロール?』としつこくするでしょ。でも、よそでは、「やってみせて」と言ってくれるのを待っていたら、順番はこないよ。自分から「ぼくも、泳げます」と言わないと、誰もいいところを見つけてもらえないよ。Kちゃんが嫌いだから、嫌がらせを言っていると思っているかもしれないけれど、Kちゃんに頑張ってほしいのよ」。情に訴えてみましたが、きっと不機嫌なKの右耳から、左耳へと通り抜けていったのでしょう。
by k-onkan | 2016-08-28 23:33 | 児童 | Comments(0)

親でもかなえられないことがある!

夏休みがあけて、初めての小学生のレッスンはとても賑やかでした。合宿からちょうど、1ヶ月、お互いにとても懐かしくなったころなのでしょう。子どもたちは合宿や音楽祭などのいろいろな行事を通して親しくなります。小さい頃は、「楽院がイヤ」「麻奈先生が怖い」と言ってオドオドしていたはずなのに、そんな様子は微塵もなく、私たちの前で堂々とふざけたり、減らず口を叩いたりするようになっていくのです。それだけ、自分に自信を備えた証でもあります。

e0143522_22514856.jpgしかし、あまりに調子に乗り過ぎると、聴音課題に取り組む子や、個人発声などの邪魔になるため、私が「いい加減にしなさ~い」と怒鳴り声を響かせることになります。高学年は、その怖い声にも堪える様子はありません。もしかすると、夏休みに大きな声で怒鳴られたり、しつこくされることに飢えていたのかもしれません。

長く手をかけて教えている子どもたちは、どの子もとても愛しいのです。それゆえに、あえて、嫌な話も聞かせます。それは、最近、起きた事件に対して女優である母が開いた謝罪会見を見たからでした。

私は子供たちに、「絶対に子どものうちに、「自分の欲求」を抑える習慣を身に付けなさい」と伝えました。たとえば、「やってはいけない」と言われているのに、自分の「やりたい」という気持ちをコントロールできないまま、大人になったら、将来、社会に出て「悪いこと」をしたり、「他人に迷惑をかけること」があるかもしれません。

幼い内は、「動いてはいけない」と言われているのに衝動的に動いたり、「触ってはいけない」というものを触ってみたくなったり、あばれてはいけないという場所で、飛び跳ねたりしてしまうのが、子供です。小さい頃なら、「まだ小さいから」と許されますが、いつまでも許されるものではありません。少しずつ、自分の欲求をコントロールすることを覚えたり、時に「我慢する練習」もした方がいいのだと思います。

一般に、現代の親御さんは、子供が「したい」「ほしい」ということは全て願いをかなえようとする傾向を感じますが、与えられる余裕があっても、「これは、今日はダメ」、「お誕生日のプレゼントにしよう。それまで我慢しよう」などと、すぐに手に入らない練習も必要かもしれません。

子どもは「ほしい、ほしい」と簡単にいうわりには、手にいれるとすぐに興味を示さなくなったり、大事にしなくなったりするものです。反対に、我慢してやっと手に入ったものは、いつまでも大事にします。子どもがどれほど「ほしい」「したい」のか、子供の心と向き合うことは、子供を育てる大人にも必要なことかもしれません。

そして、世の中には、どんなに子どもが「こうあってほしい」と願っても、そして、どんなに親御さんに社会的な力があっても、代わってあげたり、解決できないこともあることを、この記者会見は物語っているように見えたのでした。
by k-onkan | 2016-08-27 23:29 | 子育て | Comments(0)

すごいぞ!がんばれ!

今日はとても、うれしいことがありました。卒業生のYちゃんの息子8か月のTくんが、腹ばい(ズリバイ)がたくさん、できるようになっていたことでした。実は、夏休みで成長したT,くんは、以前より重そうに見えました。

e0143522_2026233.jpg卒業生は何歳になっても、母になっても、私たちには生徒のままなので、「もしかして、夏は運動をさぼったでしょう?」と少し疑って軽口をたたいてしまいました。すると、「先生、ひどい。頑張ったんだから、ズリバイもできるようになったのよぉ」と甘えながらも悲しい声を出させてしまいました。

すると、1ヶ月前は足の裏にママが手を添えて、押していたズリバイが、床の上を自在に動きまわるようになっていました。何より、嬉しいのは、「音感かるた取り」をズリバイで全てできるようになったことです。「音感かるた」を目的地にして、自分からどんどん進んで、かるたを取ってきます。まるで、みんながしていることをTくんも心得ているような風情です。

1歳頃になれば、かるた取りをズリバイで行う子は出てくるものです。けれど、大抵、2~3枚で疲れて、途中で抱っこをせがむのですが、Tくんは8枚全て、ズリバイで取って戻ってきました。この姿に、お母さんのYちゃんも驚いたと思いますが、私たちもとても感心しました。そして、「本当に、夏休みもママが頑張ったのね。すごい!すごい!」と親子を褒め讃えました。

故グレン・ドーマン博士の書物を読むと、腹ばい(ズリバイ)から高這いになる過程が、とても重要だと感じます。たとえ、日本の狭い家であって、赤ちゃんには1日2~300メートルくらいハイハイする機会を与えることが大事だそうです。たっぷりとハイハイをすると体幹が育ち、筋肉がつき、気道が広がって深い呼吸もできるようになるといいます。Tくんには、これからも、いっぱいハイハイさせて、身体の強い男の子に育てたいと思っています。

0-1歳クラスは、どのお子さんもできなかったことができるようになったり、言えなかった言葉が言えるようになったりなど、成長を感じましたが、2歳児クラスのお子さんは、夏休み前にできた動作がぎこちなくなっていました。これは猛暑の中、子供を外で歩かせる機会が減り、運動不足が原因かもしれません。猛暑の中、アスファルトの上を歩かせることは、命の危険もあることから、ベビーカーを多く使用することになったのかもしれません。

これから、少しずつ、秋らしくなってくるので、時間を選んで、毎日、歩く機会を作ってあげていただきたいと思います。ハイハイも歩行も一番、大事なことは日々の積み重ねですか
by k-onkan | 2016-08-26 20:26 | のぞみクラス | Comments(0)

夏休みらしいことをした後は!?

楽院の夏休みが終わり、レッスンが始まりました。最初のレッスンは、年少児クラスです。「夏休みは楽しかった?」「なにをしたの?」と聞いても、なんだか、よく分からない返事ばかりが返ってきました。唯一、夏休み中も保育園に通っていた女の子だけが、「動物園に行った」とお話してくれました。毎日、保育園に通う日常の中で、たまの家族とのお出かけは克明に記憶に残ったようです。

e0143522_19592439.jpgでは、何も話さないお子さんたちの親御さんは、夏休みに何もしていないのでしょうか。いえ、旅行にテーマパークにと、子供が喜びそうなことをたくさんしてくださっていました。けれど、一つだけ、反省があります。それは、「夏休みにしたこと」が子供の思い出話や家族の絆になるための、ひと手間が、まだしていないことです。

大人と違って、子供は、旅行やお出かけの場所に好みがあるわけではありません。正直、大好きなお父さん、お母さんと一緒に楽しく遊べれば、その場所は、どこでも関係ありません。けれど、せっかく、散財して遠くまで旅行に行くのなら、事前に「夏休みは、お母さんもお父さんもお仕事を休んで、沖縄と豊島園に行こうね。沖縄は飛行機でいくのよ。海がきれいなところで、のんびりしながらたくさん泳ごうね」とか、「としまえんには、流れるプールがあって、気持ちよかったね~。また、来年の夏も行けるといいね」など、夏休みの経験の前後に、いろいろな話をすることで、会話が増えて、場所の名前を覚えたり、自分が何をしたかをはっきり理解することができるものなのです。

働くお母さんは、普段、忙しい分、「子どもの夏休み」となると、空いているすべての時間を「あれもさせたい、これもさせてあげよう」と思われると思います。ですが、実はその遊び方は、大人が思うほどは、子供は喜ばなかったりするのです。子どもにとって、幸せな記憶として、残すためには、子供自身が、手指、感覚器、身体を通して、体験する刺激である必要があります。

そこで、旅行の後に、思い出の絵を描いたり、アルバムを作って親子で見返したり、記憶を反復する機会を与えることで、夏休みの思い出や家族との絆を鮮明に焼き付けてみてはいかがでしょう。大人には、終わってしまった旅行は過去の記憶ですが、幼児たちにとっては、一度、経験したことを、さまざまな方法で復習することが、好奇心を育て、言葉を増やすきかっけとなることを忘れないでいただきたいのです。
by k-onkan | 2016-08-25 23:58 | 幼児 | Comments(0)

発達障害があってもなくても

女優さんの息子が強姦致傷罪で捕まったというニュースが巷を賑わしています。以前から場の空気が読めなかったり、まわりを心配させる行動が多かったことから、発達障害なのでは?という意見も見かけます。しかし、たとえ、発達障害であっても、そうでなくても、「わが子を犯罪者に育てない」という気概をもって、大人は子育てにあたらなければと思います。

e0143522_11362427.jpgもちろん、わが子を犯罪者にするなどと考えて育てる親はいないと思いますが、「うちの子はいい子で絶対に悪いことはしないと思うこと」は過信につながりますし、反対に、「子供は悪いことをするのが当たり前。きっと悪いことをするだろう」と言い切ると、子どもから反発を食らうこともあるかもしれません。子供はいい方向にも悪い方向にも、どちらにでもなり得ること、そして、その環境作りに、親は関わっていることを忘れないようにしなければと思います。

このニュースはしばらく世間を賑わせるのでしょう。巷には成人した子供の動向について親が謝罪すべきではないという意見もあるかもしれませんが、現代の22歳は残念ながら、未熟であり、現実的に親が同居して、多方面から子供を支援をしているなら、やはり、現在の環境やそれまでの育て方も、今回の件と、まったく無関係とはいいきれないかもしれません。

個人的には好きな女優さんですので、とても気の毒に感じますが、仕事ができるお母さんが、子供にとって「いいお母さん」とは限らないことも、事実なのだと思います。女性が仕事を頑張って社会で活躍するのも大事なことです。しかし、親業もそれと同じく、責任のある大切な仕事であること問題は、仕事をしていても、いなくても、子供を持ったら、心の片隅では考えなければならないのでは、と思うのです。

なぜなら、私が親であれば、たとえ、子供が何歳になっても、社会的な問題を起こしてまわりの人たちに迷惑をかけたなら、親が子どものためにできることは、ただ、ただ、頭を下げることのように感じるからです。たとえ、それが社会的に「必要ではない」「見たくない」と言われても、それが、子を持つ親の気持ちなのではないかと思うのですが・・・・・・。
by k-onkan | 2016-08-24 23:34 | 発達障害 | Comments(0)

カードを通して伝えたいこと

定期的に教える保育園のお子さんたちは、「おんかんがんばりカード」という出席カードを持っています。そこに学期毎に、お子さんの成長や課題を記入するのです。昨年は、最初の1~2ヶ月で、90名近いお子さんの名前を記憶しましたが、今年、新しく音感を始めた年少のお子さんは、弟妹児が多いため、かえって名前が覚えられません。先に兄姉の名前が出てきてしまうのです。

e0143522_18311034.jpgそんなことから、名札をつけたお子さんたちを写真に写し、個人評を書きあげました。1年目のお子さんには、音感の勉強をすると「まっすぐに座れるようになります」「鉛筆を持てるようになります」「はっきりとした言葉になります」「歌が上手になります」「頭の使い方を覚えます」など、それぞれの課題に合わせた言葉を探しています。また、音感かるたの名称を意欲的に覚えたお子さんには「理解力があります。話をよくきいて頑張りましょう」など、ひらがなで書きました。

年長児は、2年目の付き合いなので、名前を見れば、それぞれの長所、短所が瞬間的に思い浮かびます。「あなたには、きらりと光るいいところがあります。でも、時々、話を聞いていないのが残念です。よく話を聞いて頑張りましょう」「とても優しい性格です。でも、小学校に入ったら、自分を強く持って頑張ることも大事になります。歌を勉強することで人前で声が出せるようになってください」「音感で勉強すると鉛筆を持ったり、姿勢をまっすぐに勉強したり、小学校に入ったら役に立つはずです。頑張りましょう」と、それぞれの顔を思い出して記入しました。

その中に、1年前に「音感が嫌いなので、音感のある日は、保育園に行きたくない」と言った男の子の物もありました。「前は音感の勉強が苦手でしたね。でも、できるようになって楽しくなったと思います。苦手なことから逃げ出すのではなく、少しずつできるように頑張ってください」と書きました。

現在進行形で、音感の勉強に苦手意識を持つ男の子には、「歌の勉強をすることは、人前で自信をもって声を出す練習になります。頑張りましょう」と書きました。このお子さんは家業のお店屋さんを継ぎたいという希望を持っていると話してくれたので、カードを読み上げ手渡す時に、「お父さんの声は小さい?」と聞いてみました。すると「大きい」という答えが返ってきました。小売店を経営する方は仕入れや接客など、自分からオープンに声を出す機会が多いはずです。お子さんの将来の夢にからめて、音感がどんな風に役立つかを、お話しました。

私たち大人が幼児に意欲をもって頑張ることを求める時、そこに隠された「なぜ、頑張ってほしいのか」「頑張るとどのような結果が期待できるか」を子どもでも理解できる言葉で伝える必要があると感じます。「子どもだから、分からない」のではなく、「分かるための努力」が求められているのかもしれません。
by k-onkan | 2016-08-23 18:31 | 保育園 | Comments(0)

願えばかなう、わけではない

毎月恒例の津市の教室のレッスンに出かけました。1年間、勉強したお子さんたちにも年末の教室内の音楽会で独唱を発表させたいということでした。ところが、私のレッスンを数回しか受けていない生徒さんは、「怖いのか優しいのか」分からず不安なのか、何を聞いても照れ笑いをして、質問は首を振って答えて、まったく話しません。こういう時、私は「ちゃんと話しなさい」とか「返事をしなさい」と、いきなり注意したりはしません。ただ静かに見守るのは、やさしいからではなく、その子が、普段、どんな家庭で、どんな親御さんから、どのようなことを教わっているかを知りたいからなのです。

e0143522_192593.jpgレッスンを始めると、その照れ笑いはもっと増えていきます。私のレッスンで緊張して泣く代わりに、笑っているように見えました。私は、よその生徒さんは泣かせないように、我慢の限界の寸前で、交替させ、レッスンを行い、なるべく優しい声でレッスンをしました。それでも、「できるまでやめない」ということが現代の子どもには「厳しく辛いこと」なのです。

一通りのレッスンをしたところで、教室の先生に「楽院なら発表会で斉唱されないだろう」ことを伝えたうえで、日曜日を返上してレッスンに来た子供たちに独唱の曲を選びました。もちろん、子供たちにも「曲をもらったから音楽会に出られるは思わないように」伝えました。

ちょうど、間もなく閉会するオリンピックですが、オリンピックにも「予選」があり、そこで負ければ本選には、出られません。音楽会も、練習しても本番に出られるかは、まだ決まっていないことを話しました。音楽会に出たいと思う人は、、普段、練習している課題にもっと耳を使って集中するように約束しました。

世の中には「子供にそんな厳しいことを言わないでほしい。社会に出たら、厳しいことばかりなのだから」という大人も多くいます。けれど、子ども時代に「願えば夢はかなう」と信じさせられ、社会に出たら理不尽なことばかりでは、子供は大人になって病気になってしまうかもしれません。子供のうちに、いろいろな禁止事項があったり、少しは厳しいことも体験したりすることは、脳の発達にも重要ですが、何より、大人になって、自由が増えることを、心待ちできるかもしれません。

レッスンが終わって、「これで終わりにしますね。最後にいうことがあるよね。言葉を話さない人は、絶対に歌が上手になることはないの。だから、挨拶も返事もしっかりしようね」。子供たちは、最初に入ってきたときとは別人のように「ありがとうございました。さようなら」とはっきり言って、帰っていきました。でも、挨拶と返事の習慣が身に付くかどうかは、日々の生活環境と親御さんの援助次第なのですが・・・・・・。
by k-onkan | 2016-08-22 23:02 | お稽古事 | Comments(0)