麻奈先生のブログ~木下式の子育て論~
by k-onkan
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作者について
木下式音感教育法認定講師
  木下麻奈
     
 木下式の基本は、幼児期に「躾・規律」を教え、高度な音楽基礎教育を施すことです。詳しくは、ホームページをご覧ください。http://www.kinoshita-onkan.com

イラスト:「ケイ&シュート」
 By ケンイチ・シライ
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木下式でひらがなカードをつくろうー2-

市販でも、50音を使ったひらがなカードは存在するはずです。けれど、そこに使われている単語は、幼児が平均的に興味を持ちそうなものです。しかし、子どもには、それぞれの生活習慣や個性によって好むものが異なります。それは、生徒二人にカードを作った時に、痛感しました。

e0143522_1330362.jpg「みそしるが好き」と言った女の子と最後まで「50枚のひらがなカード」をつくったら、きっと「うめぼし」「にぼし」「こめ」「みそ」「せんべい」というカードがでてくるかもしれません。アレルギーによって食餌制限があるこのお子さんの家庭はなんでも、手作りです。子どもにとって、一番身近なものは、家庭にあるものです。

それぞれの子供が、思いついた単語をお母さんがカードにしたら、それは、貴重な教材になります、万が一、ひらがなは読めなくても「あ…?」「い…?」と部分先導をしたら、「あかね」「いぬ」「うさぎ」とあたかも読めるかのように口から単語が出て、こたえられるはずです。

幼児教育で一番、大事なのは、子供に「できた」と思わせられることです。子供に苦手意識を持たせず、「学ぶと楽しい」「自分はできる」と思わせられない方法で、早期教育をしても、子供は楽しくありません。お母さんが作ってくれたカードは、毎日、使い続けることで、文字を塊(パターン)で読むことや、カードに存在しない単語も、自分から読もうと思えるようになると思うのです。

ただし、この方法で教えられるお子さんは、「あいうえお」の発音が明瞭で、幼児音がなく、正しく50音を発音できることが前提です。お子さんが、口をきけなかったり、言葉が不鮮明なうちは、カードでひらがなを読ませるよりも、50音の発音を正しく教える必要があります。さもないと、「からす」を「たらす」と読み、「か」と「た」の区別がつかなくなることがあるからです。
by k-onkan | 2017-09-23 13:32 | のぞみクラス | Comments(0)

木下式でひらがなカードを作ろうー1-

先日、「わが子が文字に興味を持たない」というお母さんに、市販の「あいうえお絵本」などを勧め、子どもが日々の生活や遊びの中で、お母さんと一緒に文字に親しむ機会を持てるように環境を整えることをお知らせしました。

e0143522_13192262.jpgその話をして思い出したことがありました。それは。私が子どもの頃、我が家の至る場所には、「箪笥」「冷蔵庫」「椅子」「机」「炊飯器」と漢字カードが貼ってあったことです。幼い子どもには、「ひらがな」より「漢字」の方が覚えやすいとする漢字教育の話を知り、母が貼ったそうです。

当事、2歳だった弟は、段ボールいっぱいの漢字カードが読めるようになったといいます。そのためでしょうか。学校の成績はともかく、私も弟も文字を読むことが苦にならず、よく本を読んだと思います。

しかし、すでに木下式を受けて、線上音の読み書きを始めた2歳児には、漢字より「ひらがな」の方が分かりやすいようにも思います。そこで、カード用の厚紙を私て、「ひらがなカード」を作っていただくことにしました。

ひらがなカードというと「あ」「い」「う」と一文字ずつをカードにしてしまう方がありますが、最終的に、単語や文章を読む際には、固まりで読める力が求められるので、単体でひらがなを教えるより、「パターン」で教えた方が覚えやすいのです。そこで、わが子に「あがつくものは何かな?」「いがつくものは何にしようか?」と相談しながら、50個の単語をひらがなカードにするようにお知らせしました。

子どもが10人いて、「あがつくものは?」と聞いたら、10通りの答えが返ってくるはずです。わが子にとって一番、身近なものの名称で、カードを作ることは、たとえ、かなが読めなくても、単語を思い出せば、読めるはずなのです。

ちょうど、近くに2歳児が二人いたので、「麻奈先生がカードを作ってあげよう」と声をかけると、嬉しそうに近づいてきました。「あがつくものは?」「あかね(仮名)」と自分の名前を口にしました。確かにに自分の名前は一番、身近で一番覚えやすいものです。「いは何にしようか?」「いぬ」「うは何がいい?」「うさぎ」……。返ってきた単語は、ほとんどが、ベビークラスの頃から親しんでいた動物カードの名称でした。

そばで見ていた、もう一人の女の子は、「さ」から始まるひらがなの名前を持っていたので、「さは、さつき(仮名)にしようね」と1枚、「いがつくものは、いぬじゃなくて、いす」というので、「いす」もカードにしました。3枚目は、好きなものをカードにしようと思い、「好きなものは?」というと「たべもの」という答えが返ってきました。「どんな食べ物?」と問うと「みそしる」というので、「みそしる」カードを作りました。<つづく>
by k-onkan | 2017-09-22 23:18 | のぞみクラス | Comments(0)

長く幼児を泣かせない理由・・・

1週間ほど前のことです。レッスン前に、2歳児の女の子が、寝起きで大泣きしてしまいました。その声は、地下にある楽院まで、響いたので、慌てて迎えに外まで出ました。幼い子供が泣くのは仕方がありませんが、その後の対応で、泣く時間を短くすることはできるものです。

e0143522_1058385.jpgお子さんが、レッスンの直前に泣くと「厳しいレッスンを嫌がっている」と親御さんは思われることでしょう。確かに、幼い子どもに「ダメなことはダメ」と大人には言えないほど(大人はその言葉を受け止め、改善することができないから)はっきりと指摘をするので、「あんなに厳しくされたら、つらいだろう」と想像されるのでしょう。

でも、ベビークラスから通ったお子さんは、それぞれの気質や長所短所を含めて、知った上で、指導してきたため、「厳しく言った方がいい時」「優しく慰めた方がいい時」を使いわけて指導しています。また、小さい頃から、少しずつ苦手だった課題を克服して、音感のレッスンに移行しているので、実は、子どもたちは、「それは、ダメ」とか「コラ」と声をあげられても、あまり、怖くはないのです。また、先生の言葉に従って、気を付けようと思えば、気を付けられるだけの、素地は身に付けています。

では、望クラスを経て、音感レッスンにあがった子どもが、なぜ、楽院の前で、大泣きするのでしょうか? 

たいていは、「レッスンそのものがイヤ」というより、「まだ疲れているのに…」まだ眠いのに…」「今はそういう気分じゃないのに…」「絵本を読みたかったのに…」「ママと仲良くしたかったのに…」などという理由で、昼寝から起きたら、「楽院で、すぐレッスン!」という状況は、全身拒否したくなるのだろうと思います。

この話を実際に、子ども時代に楽院に通った卒業生ママにすると、「楽院に来たら『やることはやらなくちゃ!』ということは、子供心に分かっていた。でも、寝て起きて楽院にいたら、それは、すごくつらいと思う」と想像できるようです。これは、楽院のレッスンだけではありませんが、幼稚園でもお稽古事でも、どこかに出かける時は、時間に余裕を持って、その場所で、本を読んだり、水を飲んだり、心を整える時間は大切だと感じます。

楽院前でわが子に泣かれたお母さんは、とても気にされて「今後は、泣かせないように気を付けます」と言ってくださいましたが、実は、楽院の前で泣くことで「スパルタだと思われること」ではなく、泣く子どもを連れているお母さんの「まわりからの評価」、そして、聞分けなく大泣きする子どもに対する「まわりの冷たい目」の方が心配だから、「泣かせない工夫をしていただきたい」と思っているのです。
by k-onkan | 2017-09-21 23:48 | 幼児 | Comments(0)

小さいご褒美は必要!

1歳9か月の孫弟子Tくんは、生後6ヶ月から楽院のベビークラスに通っています。入学当初は、ママの膝の上で、じっくり音感かるたの説明や歌声を聴ける男の子で、母子と共に、とても楽しそうでした。しかし、歩く時期に入ると、どんないい子も「お母さんがさせたいこと」より「自分がしたいこと」をするようになります。Tくんも例外ではなくお稽古の間中、部屋中を歩きまわり、他の子と同じことをしなくなりました。

e0143522_8595657.jpgお母さんには、「うちの子は、他の子より発達が遅いのでは?」と心配したり、「音感のレッスンが向いていないのでは?」と悩んだりする時期が到来したのです。しかし、実は、子どもは「音感のお稽古が嫌いになった」わけではないのです。自由を制限されること、そして、他の人にできて、自分が簡単にできないことはイヤだと思う時期でもあります。しかし、この期の苦手なことは、幼児期にコツコツ、積み重ねることで、「人並み」にできるようになることが、たくさんあります。「苦手だから」とやらせないと、もっとできなくなってしまうのです。

そんな難しい時期がきたら、母子1組で望クラスのカリキュラムを行うようにしています。お母さんが他の子の成長を見て焦ったり、悲しくなったりしないため、そして、子どもの好みを観察しつつ、「やるべきことはやる」ように、時間と手間をかけて導くためです。

1~2歳のお子さんを人数が多い保育園で集団保育することを、個人的には勧められない理由は、この時期に個々の発達に合わせた対応をしないと、能力が十分に引き出せないと感じるからです。だからといって、一生、個人でしか学べない子供に育てると、幼稚園、小学校で集団生活ができなくなってしまうため、3歳をゴールに苦手なことにも苦手意識を持たせないように隠れて改善しています。

Tくんを個人クラスにした当初は、「音感かるた」を取りに行かせると、他のものに興味が湧き、2~3枚で飽きてしまったのですが、「1枚かるたを取ってきたら、卵ボーロを1粒」と動物に芸を仕込むように、「大人がしてほしいことに協力する」という練習を積み、8枚のかるたを取ってこられるようになったのが、夏休み直前のことでした。

二学期はじめてのレッスンで、Tくんの身体も、頭も成長していることが、目の輝きから分かりました。それは、悪知恵を巡らせられるようになった表情でした。かるた取りを始めると、早速、私にかるたを手渡すことを拒絶して、おばあちゃまに渡して、「先生からボーロをもらって」という仕草を見せました。自分の味方であるおばあちゃまは、私より立場が上かどうかを試しているようにも見えました。

長年、生徒として通ったママの保護者だったおばあちゃまは、私がボーロをお渡しすると、Tくんの目の前でパクッと食べて見せてくださいました。Tくんは、びっくりして、私にかるたを手渡し、自分のボーロを手に入れました。次は、ママに渡して「先生にもらって!」と言っているようでしたが、「ママがもらったら、ママが食べちゃうよ」と説明されて、イヤイヤながら、私にかるたを手渡し、ボーロを手に入れることに納得したようです。

その翌週である今日は、8枚の内に2回だけ、甘いものを口に入れて頑張ることができました。「甘いものを口に入れる」ことより、「できること、わかる喜び」が満足感になりつつあるのかもしれません。動物の調教のように見える「やりとり」の中にも、ご褒美をねだる相手との人間関係を見極めたり、間違った時の大人の反応を見たりと、子どもはさまざまなことを学んでいるようです。また、大人がご褒美を減らすために、忘れたふりをすると、「もらってない」と怒った態度で、ピアノ上を見て、目で私に合図を送ってくるのです。

もちろん、「自分のためにする勉強をしてご褒美をもらう」ことが正しいとは思いませんが、子どもが苦手なことで、大人が頑張ってほしいことに挑戦させるためには、小さなご褒美は、絶対に必要であり、楽院のレッスンに「おやつ」があるのは、そういう理由からなのです。
by k-onkan | 2017-09-20 22:58 | のぞみクラス | Comments(0)

成長を感じてもらえてよかった!

もうすぐ1歳8ヶ月になるYちゃんママは楽院の卒業生で、私に「言いにくいことでも、絶対に本当のことをはっきり言って!」が口癖のお母さんです。そのお母さんが、Yちゃんを連れて、親戚の法事に出かけたときの話をしてくれました。

e0143522_7403524.jpg「本家の赤ちゃんたちは食事の時やバスの中でも、じっとして動かないのに、うちの子だけ動きまわって……」と始まりました。ここだけ聞くと、「1年近く楽院に通ったのに成果がない」と聞こえるのですが、その後に「楽院に通っていなければ、自分の子が多動症なのでは、と心配したと思う」と続きました。

1歳8ヶ月ごろの幼児は、自在に歩けるようになり、好奇心がもっとも旺盛で自分の「これがみたい」「これが気になる」というものに突進していく、そんな時期です。大人の「待って」「ダメよ」という言葉の指示はほとんど耳には入ないので、「悪い子になった」「どうしたらいいか分からない」とお母さんを悩ませる時期でもあります。

でも、Yちゃんママは、多くの先輩赤ちゃんの発達過程を見ていたので、「この時期はそういうもの」と思えたのでしょう。私も、思わず、「本家の赤ちゃんたちは、もう歩けるの?」と確認しましたが、やはり、まだ歩く時期ではなかったようです。じっとお座りをしていたのは、動きたくても、動けないから、ということもあるのでしょう。

また、本家の赤ちゃんにとって、法事は、普段、自分の生活する場所で、顔なじみも多かったはずです。慣れ親しんだ「いつもの場所」にいる赤ちゃんと、すべてが初めての場所や人のYちゃんが珍しさから動きまわりたくなった気持ちはよく理解できます。それでも、「法事にはじっと座っていて欲しい」ということなら、バスの中や食卓は親御さんの膝の上から、離さないことで、子どもの動きを制限できるはずです。

大人がさせたいことで、赤ちゃんがしたくないことをさせる時には、「赤ちゃんがもっと幸せになれること」を考える必要があります。それは、時に、「おっぱい」かもしれませんし、お母さんに抱っこしてもらうこと、かもしれません。自由に歩きまわることもできない、抱っこもしてもらえないで、静かに一人で着席するのは、1歳の赤ちゃんには、あまりにハードルが高いのです。

「よその赤ちゃんと出会って、ご主人がYちゃんについて何か感じたりしたことはなかった?」と尋ねると、「月齢が少し大きい子と比べても、Yは言葉の指示を理解していると感じたようです」という答えが返ってきました。

Yちゃんの言葉の受け止めが早いのは、0歳の頃から、絵カードを行い、毎日、絵本を読み、言葉のシャワーをあびられるように仕向けたからです。毎月、一生懸命、お仕事をしてくださっているお父さんが、お母さんが真剣に考えている「教育」の成果を感じられたことは、何よりだったと思います。

でも、忘れないでいただきたいこともあります。それは赤ちゃんは、同じ月齢でも男女で発達差がありますし、親族は関係が近いか遠いかで、馴染み具合も違うものです。それぞれの赤ちゃんの成長や発達は、育った環境や与えてきた刺激に対する結果にしか過ぎません。年齢に見合った教育環境があれば、伸びますし、何の努力もしなければ、成長は止まることもあります。

わが子の成長を冷静に見極めることは、とても大事ですし、他の赤ちゃんの成長に興味を持つのも、無関心よりはずっといいことだと思います。その反面、よその家庭の子との成長を比べ過ぎない「おおらかさ」も忘れないようにしたいものです。
by k-onkan | 2017-09-19 23:36 | のぞみクラス | Comments(0)

夏の思い出ができた!

今回のお客様は、わが家をよく理解してくださっている方ばかりで、木下先生に「泊まっていけばいいじゃないか」と言われることも想定内で「泊まれ」と言われたら泊まり、帰れそうなら帰る」と、おおらかな気持ちで来てくださっていたようでした。

e0143522_0101246.jpg「帰れないかも」と心の準備をしているお客様は、食卓でも時間を気にしないので、木下先生はご機嫌でした。最近、飲まなくなっていたお酒もたくさん飲み、食事が終わると、若い頃に演奏していたクラリネットを披露し、楽しく過ごしました。私も一緒になってかなり飲み、いつもの如く、純子先生に迷惑をかけたようです。夜中に台風が通り過ぎる凄まじい風の音を聞きながら、反省しました。

台風の翌日は、最高の天気となり、空気はとても澄んでいました。お客様は朝ご飯の後に盆栽を眺めたTくんが一足先に、特急に乗って帰っていきました。残ったお客様は、じっくりと木下先生と時事問題について話したり、犬と遊んだりしてから、純子先生と一緒に房総半島が一望できる太東崎灯台に足を伸ばしました。最後に、木下先生御用達の魚屋さんで魚を眺め、純子先生とお別れした後、私たちはZくんの運転で「海ほたる」により、台風一過で、遠くまでよく見える景色を堪能して、観光気分で、送り届けていただいたのです。

今年の夏休みは天気が悪く、あまり夏らしいことができなかったので、私には、この連休が楽しい夏の思い出となったと同時に、そろそろ、二学期の仕事に本腰を入れる時期だと覚悟する連休にもなったようです。
by k-onkan | 2017-09-18 23:11 | 自分のこと | Comments(0)

育てられたように育った!?

三連休は土曜日のレッスンの後、純子先生の運転で千葉の家に向かいました。連休の2日目に、木下先生のお庭を訪問するお客様の予定があったからです。大型台風が近づく中、仕事でお世話になっているS氏と、20年近く前の楽院の卒業生ZくんとTくんが訪ねてくださいました。

e0143522_23293637.jpgZくんは有名パソコンメーカーでパソコンのお医者さん、Tくんは大手重工の研究開発員をしているため、到着するや否や木下先生からZくんは「最近、新しくした携帯電話がおかしい」と言われ、その後、「最近、メールができない……」というまゆみ先生のパソコンを治してくれました。Tくんには、甥たちが夏休みに「ロボットアーム」の工作をした時に、ロボットについて、いろいろと教えていただいたばかりです。

二人に共通するのは、子どもの頃は私たちが踏み込み過ぎと感じるほど、しつこく手をかけ、うるさくした相手であることです。そのため、彼らにとって、楽院は決して楽しい思い出ばかりではなく、むしろ、大変なことが多かったと思います。その子たちが立派な大人になって、私たちに専門的な事柄を教えてくれることは、とても頼もしく、嬉しいものなのです。

楽院の生徒は、幼児期には、「木下先生が怖い、麻奈先生が怖い」と言っても、小学校高学年になる頃には、私たちに負けず劣らず、はっきりと自分の意見や考えを言えるようになり卒業していきます。大人になっても、多少、よそいきの顔を見せて遠慮していても、最後は遠慮がないので、「言いたいことを言う家族の食卓」のようになりました。もしかすると、知らない方が見たら「毒舌」に驚かれるかもしれませんが、互いの長所も短所も含めて「ありのまま」を「そういうものだ」と受け入れ、許容しているから、こそ毒舌が言えるのです。

彼らを見ていると、それぞれ人は育てられたように育つのだと、実感します。子どもの頃から、自然の中でいろいろな体験をして育ったTくんは、木下先生の盆栽にも興味深々で、雨の中、じっくり観察したり、台風が近づく海を楽しんだり、魚屋さんの魚にも楽しそうです。また、自らお土産に持ってきたソーセージを焼いたりと行動力があるのです。

反して、子どもの頃、弁が立つお母さんとお祖母さんの相手をしてきたZくんは、身体を使って行動するより、頭の回転で勝負しています。おしゃべりな私との会話でも、先の先を読み、畳みかけるように指摘してくるので、木下先生が「Zくんは頭がよくて、考えるのも速くて疲れないか?」と心配すると、「打てば響くように、先生たちがそうやって育てたじゃないですか」といいながらも、「子どもの頃、褒められたことがないから、先生たちに褒められるとコワイコワイ」と照れているようでした。

自然を楽しむTくんと、鉄道や公共事業に興味を持つZくんは正反対のように感じますが、共通するのは二人ともそれぞれに親御さんをはじめ、多くの人から可愛がられて育ったことです。そのため、初対面の相手にもおおらかな優しさで接し、場を居心地よくできるのが長所です。これもまた、育てられたように育ったということなのだろうと思ったのでした。
by k-onkan | 2017-09-17 23:28 | 名誉団員・卒業生 | Comments(0)

幼稚園選びはママ友選び!?

秋になると「どんな幼稚園を選んだらいいでしょう?」という質問をよく受けます。私たちは、「お母さん自身が、自分の目で見て、わが子を通わせたい幼稚園を自分の勘を信じて選んでください」とお伝えしますが、「見ても違いが分からない」という答えが返ってくることもあります。

e0143522_7123417.jpg誰もが動物的な勘で、「ここ!」という幼稚園と出合えれば理想ですが、「可もなく不可もなく」という園とたくさん出合うと、果たして、どれが、自分の子に合っているかを見極めるのは、難しいことかもしれませんが、「子どもに合っている」のと、同じくらい大事なのは、お母さんが、おつきあいしたいと思うお母さん友達がいそうなところです。

たとえば、子どもがどんなに幼稚園に楽しく通っていても、お母さん同士が価値観や時間の使い方がかけ離れていたら、他のお母さんとのお付き合いが負担になり、距離をおくこともあるかもしれません。

残念ながら、親御さん同士が仲がいい人の子ども同士がたくさんの時間を過ごすため、幼稚園の中でも仲良くなっていき、親御さん同士が距離があると、知らず知らずのうちにわが子が疎外感を持ってしまうこともあるようです。

お母さん同士で気が合うことは大事ですが、忘れてはならないのはあくまでも「子どもの幼稚園」ということであり、お母さんにとって、完全に価値観が合うママ友と出合うのは、不可能かもしれません。わが子の幼稚園生活が充実したものになるように適度な常識と礼儀、そして、距離をもって、上手に付き合っていきたいものです。
by k-onkan | 2017-09-16 23:41 | 幼児 | Comments(0)

読みたい時が来るように育てる!

2歳8ヶ月の女の子を持つ卒業生ママが、「うちの子は、ひらがなをまったくよもうとしないんです。同じ年の子の中には、文字に興味を持って、もうすらすら読む子もいるのに……」と心配そうです。Aちゃんは年齢に対して言葉が達者で賢い面を持っています。だからといって、何でも「できるのが当たり前」ではないことを、大人は忘れないようにしたいものです。特に、言葉が達者なこの子にとって、今は「文字」の興味より、たくさん喋ることの方が楽しいのです。

e0143522_1035476.jpg幼児期に「何かを教えたい」と思う教育熱心な親御さんは、まわりの子どもの様子を見て、「これも、あれも」と心配になることが多いようです。しかし、物事には、適時があり、それは、年齢だけで決められるものではなく、環境や興味の対象によって、習得の順番は個人によって異なって当たり前なのです。

たとえば、小学校に入る直前の子どもが、「よその子は読み書きができるのに、一人だけまったく興味がない」と言うなら、大人は「なんとか興味を持たせる工夫をして、最低限、読み書きを教えて、小学校へ入学させよう」と少し、本気になる必要があるかもしれません。

たとえば、自分の財布のお金を持って、一人で買い物ができる年齢になったら、足し算、引き算はできなければお金を使う資格はないと思いますし、「九九」も知らないより、知っていた方がいいと感じます。

しかし、幼稚園に入園前のお子さんは、ひらがなの読み書きが絶対にできる必要は個人的には感じません。また、楽院で音感教育を受けている子どもたちは、年少から年中にかけて、少しずつ、「文字を知りたい」「読みたい」「友達に手紙を書きたい」という時発的な思いで習得していくと感じます。

たとえば、年少児であっても、楽院の同級生全員がひらがなの読み書きができるようになっていたら、まわりとの違いに、本人が、自信を失うと困るので、「家でも少しづつ教えてください」とアドバイスをすることはあるかもしれませんが、基本的には、幼児期の学びは、その子が「興味を持った時」が適期といえます。

とはいえ、「楽院の先生たちが、幼稚園前にひらがなを読める必要はない」と言ったからといって、「ひらがなに興味を持つきっかけ」や「働きかけ」をまったくしないでいいという意味ではないのです。

たとえば、子どもの持ち物に書いてある「自分の名前」や「身近な名称」を、「読んでみたい」「知りたい」と思うように、市販の50音表をお風呂に貼って、「ありのア」「いすのイ」など、身体が温まる時間を使って遊びの中で文字に興味をもたせるたり、「あいうえおの絵本」などを読む機会を持つなどは、した方がいいと思うのです。何にしても、子どもの学びは、親御さんの働きかけ次第だと感じます。今、しなくていいことは、一生、しなくていいわけではないことを忘れないでいただきたいと思っています。
by k-onkan | 2017-09-15 10:32 | 幼児 | Comments(0)

泣いて通報されないように

2歳児クラスが始まる直前に、どこからともなく、ギャーと小さな子供の泣く声が聴こえてきました。楽院の前の細い道からのようでした。その声の大きさに、「うちの生徒に違いない」と思い、走って出ていきました。「どうしたの?誰が泣いているの?」と声をかけると、3歳になったばかりの生徒が、お母さんの抱っこから逃れようとしている姿が見えました。

e0143522_20254175.jpg「どうしたんですか?」と伺うと、昼寝から起きたばかりのところで、楽院に到着したとのことでした。子どもの目線で考えると、お昼寝から目覚めたら楽院で、「すぐにお稽古」と想像しただけで、「イヤだー」と泣き叫びたくなる気持ちも分からなくありません。

お母さんに「飲み物や甘いものは、お持ちですか?」とうかがうと、ちょうど、その日は、手持ちの水筒も甘い食べ物も持っていらっしゃらなかったようです。そこで、「お水と甘いビスケットをあげるから、お稽古の前に、まずゆっくりして」と機嫌を取ましたが、私と目を合わせたら、時間の問題で、レッスンになると知っているため、泣くのを止めません。

「そろそろ、いい加減にしなさい。疲れているのは分かるけれど、外でそんなに大声で泣いたら、今は『お母さんが、いじめている』と言われて、189番に連絡をされてしまうこともあるのだから……」というと、子どもは驚いて泣き止みました。大人の話を理解して、泣くのを止められるところが、楽院に通う子どもの賢さだと、自負しています。

「泣くのをやめて水とビスケットを食べてみる?」と聞くと、「うん」と言って中に入ってきたので、水とビスケットを与えました。9月といっても、日中はまだまだ暑いですし、お昼寝から起きた時には、水分が欲しいものです。また、子どもに甘いものを与えることに賛否両論がありますが、子どもに目を覚ましてほしい時には、甘いものは、絶大な効果があると感じます。

2歳の子どもたちは、まだ幼いので飴玉は与えませんが、もう少し大きくなった幼児は、暑い夏の日は教室に到着して、「幼稚園で疲れた」と愚図られたら、水を飲ませて、飴玉の一つも与えます。「甘やかして」と思われるかもしれませんが、木下式のレッスンを、幼稚園の後に、じっくり1時間半から3時間受ける子どもたちには、ほんの少しの何かは、絶対に必要です。大人であっても、「木下式のレッスンを受けるのは、無理」という方が多いのですから、2~4歳の子どもに、頑張ってもらうためには、大人も少しくらい、何かを譲歩することは、大目に見ていただきたいと思っています。

そして、どんなに、「疲れた」「眠い」「今日は、やる気が出ない」など、子どもなりに理由があっても、公共の場で、いつまでも、ギャーギャー泣く際には、「泣くのをやめなさい」と諭す必要がありますし、お母さんの言葉で気分をかえられないなら、何か気分を換えさせる方法を親として、いくつか、見つけておく努力も必要です。さもないと、今は簡単に虐待を疑われ「189」に通報されてしまうことも多いのですから。
by k-onkan | 2017-09-14 20:21 | 幼児 | Comments(0)