麻奈先生のブログ~木下式の子育て論~
by k-onkan
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作者について
木下式音感教育法認定講師
  木下麻奈
     
 木下式の基本は、幼児期に「躾・規律」を教え、高度な音楽基礎教育を施すことです。詳しくは、ホームページをご覧ください。http://www.kinoshita-onkan.com

イラスト:「ケイ&シュート」
 By ケンイチ・シライ
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集中力がつけば行儀はよくなる!!

毎月3回、通っている保育園に年長児の歌唱指導に出向きました。週末に発表会があって、歌唱を披露するからです。30名近い子どもたちの歌声は、一般の幼児に比べれば、ずいぶん、音程がよく、「幼児とは思えない」と評価されるのかもしれません。私自身にはまだまだ、いろいろな課題があるのですが――。

e0143522_19334865.jpgそのなかで、特に可愛く感じたのは、前の週に「立ち位置を替えられたことに怒っていた」男の子が驚くほど行儀よく取り組んでいる様子。そして、違う声を出して泣いた男児が、「違う声を出さないようにする工夫」をして、泣かずに頑張るようになったことでした。そこに男の子の持つ「生真面目さ」を垣間見て、微笑ましく感じたのです。

一般に、木下式を受けると、幼児たちはまず歌が上手になります。すると、同時に記憶力がよくなっていきます。また、集中力が身に着くと行儀もよくなっているという過程をたどります。どれもが互いに関わりあっているため、どれか一つの能力だけが伸びることは、ないのかもしれません。

数年前、はじめてこの保育園で教えたときにも、年長児に童謡を歌わせましたが、当時は、1曲しか教えられませんでした。それだけ、歌うことも、記憶することも難しかったのです。また、途中の難しいところは、省略して発表したのでした。今年の子どもたちは、練習すればしただけ、新しい曲を覚えられそうな手ごたえがあります。これが、「音感」という能力の効果です。

それでも、反復練習を続けていると、気持ちが幼い子から、集中力が途切れ、行儀が悪くなってしまうのです。「行儀がいいこと」は集中している証なので、幼児自身にも、意識させなければなりません。

そこで、私は、子供たちに「頭の中の小人さん」の話をしました。「みんなの頭の中には、たくさんの小人さんがいるのよ。一生懸命頑張る人には、頑張る小人さん!!行儀がいい人には、行儀のいい小人さんがいて、行儀が悪い人は、小人さんもきっと行儀が悪いに違いない……」。私の創作ストーリーですが、寓話を通して、子供たちに自分の姿勢や態度に気付かせたいのです。

「○ちゃんはまじめだから、きっと真面目な小人さんが多いけれど、声が小さいのかもしれない」「人の話をきかない小人さんが多いのでは?」「すぐに、『疲れた、疲れた』というキミの小人は、怠け者で寝てばっかりなのかもしれない」「泣き虫の人には、泣き虫の小人がいる……」「怒りん坊の小人さんが、隠れていたら、怒らないようにしてね」等々、一人ずつ、それぞれの性質を通して、小人さんを想像するのは、子どもにとって、想像力を駆使する楽しい時間のようです。

でも、脳の小人さんは、寓話ですが、実は名前があります。それは、脳の中にある神経細胞シナプスです。いつか、子どもが「麻奈先生の話が、全部、作り話だった」と思わないために、「小人さんには、ちゃんとした名前があるのよ。脳の中にあるシナプスというもで、使えば使うほど、しっかりするけれど、使わないとなくなってしまうというものよ。だから、頑張って、頭を使おうね」。全てが作り話にならないように、逃げ道も、作っています。


子供たちは、この話をしてから、少し行儀がよくなったような気がしますが、発表会まで、それを持続できるかは、子供たち次第です。私は本番を見届けることができませんが、「3年間の木下式の成果」を皆さんに感じていただけることを心より願っています。
# by k-onkan | 2017-12-05 19:32 | 保育園 | Comments(0)

子育ては、ままならない!!

卒業生の女の子たちがお母さんになって、保護者として楽院に通ってくるようになり、気が付いたことがあります。それは、途中で修了した生徒と小学6年まで通い続け名誉団員になった卒業生の違いのようなものです。後者は、私たちとの付き合いが長い分、遠慮がないから図々しい、とも言えますが、彼らの方が自分の決断に腹が決まっていて、打たれ強いように感じるのです。

e0143522_14422270.jpg小学校の途中で修了した生徒は、自分がピアノや歌など、自分の責任を果たし、結果を出せば、先生から褒められ、満足できたはずです。しかし、中学生になるまで通った子どもたちは、「自分」以外の何かのために、理不尽な思いを多く経験しています。

たとえば、高学年になれば、合宿の班長を命じられ、下級生の面倒を見たり、スタンツの指導をしたりします。班員をまとめられないと「指導力がない」と叱られることもあります。どんなに「自分」だけがきちんとしていても、うまくいかないのです。自分以外の他の誰かのことも、考えることを求められていました。

また、音楽面では、年齢が大きくなるほど挑戦する課題も難しくなり、ときに、本番で思い通りに行かず、「その日のことは、一生思い出したくない」というほど絶望のどん底に突き落とされた経験もあるはずです。

男の子なら、声変わりを経験する子もいます。「自分が一番上手」だったはずなのに、世代交代をして、下級生に自分の座を譲ったり、ときに、下級生を応援する縁の下の力持ち的な役割を求められることになり、「自分、自分」と言ってはいられなくなるのです。楽院は少人数で小さな社会ですが、まるで、ミニチュアの大人の世界ほどシビアといえます。

こうした「負の経験」がある卒業生は、大人になって、さまざまな選択をする時に、迷いがありません。たとえ、迷ったり、間違えたとしても、気持ちを切り替えて、次の行動を考え、しなやかな気がするのです。また、ときに、負のスパイラルに陥ったとしても、結果的に、自分で向き合い責任を果たしていきます。

しかし、途中で修了した優等生タイプのお母さんは、「間違い」や「失敗」をとても心配します。しかし、子育てをしていたら、正しい答えは、一つではありません。また、最善を尽くしても、予測通りには行かないことばかりです。その時々、臨機応変に対応するしかないと感じます。


このことから、子どもの頃、学校で「優等生タイプ」だったママにとって初めての子育ては、いかに辛いかに気付かされたのです。なぜなら、「優等生」の人は、他人の迷惑になるようなことは、そもそもしないのです。でも、赤ちゃんはお母さんの意思とは関係ない場面で、大泣きして他人に迷惑をかけることもあるでしょう。泣き止んでほしくても、どうやったら泣き止ませるか分からなければ、外に出ることも怖くなるかもしれません。

けれど、赤ちゃんも、子育ても、自分がどんなに「きちんと完璧にしたい」と思っても、思い通りにはいかないものです。そして、わが子のために頭を下げて謝ることに慣れることができれば、どうにかなると思うのです。その間 赤ちゃんも成長し、言葉も通じるようになっていきます。それまでは、どうか、「自分の願った通りにならない」ことを、子育てを通して、経験してなれるしかないのかもしれません
# by k-onkan | 2017-12-04 23:30 | 子育て | Comments(0)

子どもに分かりやすい愛情を!!

保育園に通うようになると、音感を教えている幼児の声が悪くなると感じます。こんなことを書くと「保育園で育つ子どもに対する差別」とお叱りを受けそうですが、保育園で教え、楽院で教える私が、実感していることです。

e0143522_10343462.jpg保育園に通い出すと、多くの子どもが、お母さんから離れることに抵抗して、「ギャー」と喉を振り絞って泣きます。その声は、時に、凄まじい騒音となって響きわたるほどです。子どもの中には、我慢強くて、お母さんから離れても泣かない子もいますが、その分、辛いことも苦しいことの全部を内に秘めて身体を固くして、声を出さずにいます。こうしたことが、保育園に通うお子さんの声から、「子供らしいおおらかさ、伸びやかさ」を失わせている原因だろうと、感じます。

数週間前から1歳10ヶ月の孫弟子が保育園に通うようになりました。最初の1週間は、鳴らし保育で3時間ほどの滞在だったようですが、その間、泣き続けたそうです。今は、お母さんが出勤してからの15分、そして、お祖父さまが保育園に送った後15分に、激しく泣くだけになったようです。

それでも、2週間前の声と比べると「ハーイ」「せんせー」と呼ぶ声に、かさつきがあるのです。私は、「お母さんと離れて、保育園に行くのは、寂しいことだよね。でも保育園で、あんまり泣かないでね。声が枯れてしまうと、歌が歌えなくなってしまうからね」と伝えました。すぐに、その言葉を理解して、泣かなくなるかどうかは、分かりませんが、毎朝、30分が、少しずつ短くなる一助になればと思っています。

そして、保育園に連れていく親御さんにお願いです。子どもは、保育園で楽しく遊んでいる、と思われるかもしれませんが、乳幼児期は身を切られる思いで、お母さんから離れているのです。そのことは忘れずに、一緒にいる時間は、「大好きよ」「可愛いね」と優しい声をかけたり、たくさん抱きしめてあげたり、していただきたいのです。

ご両親が働いているのは、お子さんに、経済面や教育面で、苦労をさせないためかもしれません。しかし、そのことを「愛情」だと理解するには、保育園の子どもは幼すぎるのです。動物的なわかりやすい愛情は、身体と言葉から感じさせないと、子供が「親から愛されている」と確信は持てず、自信が持てない大人に育ってしまいます。乳幼児期の愛着が何より大切なのは、そうした理由からです。お子さんが、「幸せ」な気持ちでおおらかな声で育っていけるように、どうか、子どもに分かりやすい愛情を示してください。
# by k-onkan | 2017-12-03 23:29 | 保育園 | Comments(0)

小さくても、責任は同じ!!

今日は学内の成果報告会でした。最近、成果報告会が、夜に開催することが多くなっています。幼い子どもが出演する音楽会が夜であることは、たいへん申し訳ないのですが、東京でオリンピックを行なうことになってから、首都圏はホールの確保が難しくなっているようです。

e0143522_12121615.jpg今回、幼児でありながら児童部に参加するお子さんと、未満児でありながら幼児部の斉唱に参加する「ちびっこたち」がいます。傍から見ると、「小さいのに、たいへん」「かわいそうに」と心配されるかもしれませんが、年齢が小さくても、そのクラスで一緒に勉強できている、ということは、歌唱力だけでなく、体力、気力も十分であると判断されてのことです。そのため、楽院では、「みんなより小さいから」といって、グループ内で特別扱いをすることはありません。特別扱いをしないと音楽会に出られない内は、音楽会の出演が時期尚早だということだからです。

私たちは頑張っている人に、「大丈夫なの?」「無理しないで」「心配ね~」というと、相手から「わずらわしい」とか「過小評価された」と怒られたりすることがあります。きっと、相手の不安を煽ったり、言葉の中に隠れるねたみやそねみが相手を不快にして、怒らせるのかもしれません。親御さんは、いろいろな情報に惑わされるより、自分の考えに信念を持ってブレないことが大事だと思います。また子どもにも、「まだ小さいのに、頑張ってすごい」ではなく、「あなたならできる。信じている」と送り出してあげてほしいのです。

子供は、「かわいそうね」「たいへんね」と言われていると、いつしか、頑張っている自分が、損をしているような気がしたりしてするものです。しかし、実は、人より目立つ機会を早く与えられることは、幸運なことなのです。中には、「自分も出たかったのに」と不快に感じる人もいます。大勢の中から出演できているのだということも、子供が舞台に立つようになったら、伝える必要を感じます。

楽院では、舞台に立てるようになったら、「一人前」でもう赤ちゃんではありません。このことを、誰より、親御さんに理解していただく必要があるかもしれません。幼い頃から、「頑張ること」を当たり前として、訓練を受けた子どもは、一般のお子さんより、無理がきいたり、全力投球することが苦にならないのですから――。
# by k-onkan | 2017-12-02 23:06 | 楽院だより | Comments(0)

コツコツやれば、変化する!

私には腰痛の持病があります。これまで、二度ほど神経根ブロックという注射をするほど、ひどくなって、一度は、手術をしないと歩行困難になるほどでした。素人考えですが、原因は足首の弱さにもあるだろうと、感じていました。なにしろ、子供の頃は、平らな面でも捻挫ができることに、友達に驚かれたほどだからです。

e0143522_10435949.jpg身体が弱いと何をするにも頑張りがききません。そして、身体の基本は足腰なので、音感の時間に、足首と体幹が育つように、まっすぐ立つ機会を与えたいと、最近は、幼い頃から、平均台の上や、幼児用の椅子などの上に立って発声する練習もしています。これをしておくと、合唱の時に、「行儀が悪い」と言われることが少ない子に育つと、実証済みだからです。

思えば、保育園の指導が始まった年に、初めて、保護者の前で、公開学習を行なった際に、「危険だから、椅子の上に立たせないでほしい」との保護者から要望か、クレームか分からないようなメッセージが寄せられたことがありました。

翌春から、小学校に入る5~6歳の子どもたちを、たった10分~15分、幼児用の椅子に立たせるだけで、「危険」と思われるほど、子供たちの体幹は育っておらず、フラフラだったのかもしれません。しかし、いくら時代が変わったといえ、その体幹と足首のまま、就学させてはいけないと、運痴の私でさえ、そう思うのです。なぜなら、私も相当、運動が苦手でしたが、立ち続けることくらいは、できるようにしてもらったからです。

現在、保育園では、3歳児は低い平均台からはじめ、体幹が安定した子どもは幼児用の椅子の上に立って、音感のレッスンを受けています。その時間は、20~30分ですが、どの子も、ふらついて椅子から落ちることもなく、身体が安定していると感じます。5歳児ともなれば、隣の子に押されても、ひっぱられても、自分は落ちないように、どうしても落ちそうな時は、自らジャンプして、自分の身体を守れるようになりました。

保育園で指導して四年――。最初は「この子に、音感教育など、難しい過ぎる」と思われていた子でさえ、3年間、継続することで、みんなと共に、しっかり立てるようになります。また、音符を読み書きしたり、歌にもしっかり、参加しています。幼児のために、細やかな配慮を持って考案された木下式を3年、継続すれば、当然の成果ですが、あまりに驚かれると、「世の中には、3年も取り組んでも、上手にならない教育法があるの?」と違う疑問が湧きあがってくるのです。
# by k-onkan | 2017-12-01 23:43 | 保育園 | Comments(0)