麻奈先生のブログ~木下式の子育て論~
by k-onkan
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作者について
木下式音感教育法認定講師
  木下麻奈
     
 木下式の基本は、幼児期に「躾・規律」を教え、高度な音楽基礎教育を施すことです。詳しくは、ホームページをご覧ください。http://www.kinoshita-onkan.com

イラスト:「ケイ&シュート」
 By ケンイチ・シライ
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幼児期のおけいこ

大人のお稽古なら、「先生に失礼がないように」とか「対価に見合ったことを学ぼう」と自分を律して臨むかもしれませんが、幼児期のおけいこごとは、「幼児に無理のないこと」「できて楽しい」ことを用意していても、少しずつあがるハードルに「今日はやりたくない」「暑くて疲れた」など、頑張れない日もあるものです。e0143522_12554144.jpgそして、そんな時、一番、心が折れそうになるのは、わが子に「やりたくない」と大泣きされたり、抵抗される親御さんかもしれません。

特に、働くお母さんにとって一緒にいる時間に抵抗されると、「頑張りなさい」と強さを見せるより、「そんなにいやなら、もうやめていい」と受け入れてしまうかもしれません。しかし、子どもは勝手なものなので、後になって「どうして、あの時、きちんと、強制してでも、できるようにしておいてくれなかったの?」と親御さんを責める可能性もあるのです。

親にとって心が折れそうな子どもの「いやいや期」ですが、子どもたちは、さまざまな喜怒哀楽を通して、少しずつ、成長していくものです。そして、思うのは、「親御さん、負けないで」ということです。どんなに母子は一心同体でも、お稽古事を学んでいるのは子どもです。親子は別人格で、母の感じ方と子どもの感じ方は同じではない、このことを忘れないようにしたいものです。

お母さんは、わが子が叱られると、「どうしてダメなの?」と納得がいかないかもしれませんが、子どもは案外、「そうか」と受けいれ改善する努力をしていたりするものです。この時、お母さんが「うちの子を否定するなんて」とお稽古事を辞めたら、人間関係も、お稽古も、そこでおしまいになってしまいます。

先週、はじめての母子分離で大泣きした2歳10ヶ月の女の子は職員室まで行き、木下先生に出合いました。その翌週のレッスンでも「やりたくない」とお母さんにしがみついて泣きましたが、今回は情に訴えて、優しく諭すことにしました。「あのね。ママもパパも、したいことだけして、生きているわけじゃないのよ。ママにだってお料理したくない日もあるし、パパもお仕事に行きたくない日もあると思う。でも、Rちゃんのために、頑張っているんだよ。だから、Rちゃんも、やりたくない日も、頑張れるようにしなくちゃね」。

それでも「ママと一緒がいい」というので、「ママと一緒にお勉強していいのは、0歳と1歳まで!」。ここで文明の利器アイパッドの登場です。これまで撮りためたベビークラスの写真を見せて、「ほら、これが0歳の子。まだ、一人でハイハイもできないのよ。おやつもおっぱいを飲むから、ママが一緒なのよ。Rちゃんは、一人で歩けるし、おやつも食べるでしょ?」「こっちは、1歳の子。一人で歩けるようになったけれど、まだ名前を呼んで、『ハイ!』しか言えないの。Rちゃんは、上手にお話もできるでしょ?音感の勉強もできて、おりこうなのよね。今日は、好きなことからしてみない?」。少しだけ、譲歩をすると、納得して取り組み始めました。

「今日も泣くのか」と心が折れそうだったお母さんも、機嫌を直して頑張る女の子の姿を嬉しく思われたことでしょう。もしかすると、「毎回、機嫌をとってやらせてほしい」と思われているかもしれませんが、私は毎週、ご機嫌取りをして勉強させてはいけないと思っています。なぜなら、誰も機嫌をとる人がいなかった時に、自分ができないことを「誰も助けてくれなかった」と他人に責任転嫁をする癖がつくかもしれないからです。今回、私が、この子にご機嫌取りをしたのは、楽院の中で「一番、こわいもの」を見た翌週だからです。

大人は、なるべく、子どもに機嫌よく「いいこと」を吸収してほしいと願っているものです。そのため、情に訴えたり、話して諭すだけで、理解させようとしがちです。けれど、幼児期の子どもが求めているのは、喜怒哀楽の感情を含めて、相手をしてくれる大人であり、ときに、怖い思いをしても、一緒に乗り越えてくれるなら、トラウマになどなりません。大人がいつも優しい顔、甘い顔を見せてしまうと、子供は「この人は、何をしたら、怒るのだろう」とわざと、反対のことをしたり、指示に従わなかったりして、相手を観察することもあります。そして、こうした、いろいろな感情ややりとりもまた、幼児期のお稽古事には、大事な学びなのかもしれません。
# by k-onkan | 2017-06-09 23:53 | お稽古事 | Comments(0)

バイリンガルゆえの苦労もある!

いろいろな地方の幼稚園、保育園に伺っていますが、最近、木下式を勉強するお子さんの中にも、ハーフのお子さんや外国出身のお子さんが増えています。両親ともに外国出身の方の場合は、お子さんが先に言語を習得して、親御さんの通訳をすることもあるようですが、問題はどちらか一方が外国出身で家庭の会話が日本語でない場合かもしれません。

e0143522_22312047.jpg一般に子どもは家庭の中で、家族の会話を聴きながら、自然と言葉を覚えていくものです。しかし、家庭で話す言葉が外国語であると、日本で生活して学校へ行ったり、仕事をするに足る日本語力が身についていないことがあるようです。楽院にも英語、韓国語、中国語とのバイリンガルのお子さんがいますが、音感かるたの説明を「深く」理解するのがとても難しいようで、ご家族の方に一緒に覚えていただくなど、いろいろな工夫をして教えています。

現在、望クラスには1歳半のバイリンガルの男の子がいます。以前は、音感かるたの説明やメロディーを聴くと、ニコニコと喜んでいたのですが、最近、日本語を聞いても以前ほど興味が持てず、かんしゃくを起こす姿をよく見かけるようになりました。

お母さんにうかがうと、家庭での会話はほとんど、ご主人の母国語にしているそうです。故郷から離れて日本で暮らすご主人のために、どうしても、言語だけはしっかり習得させたいというお母さんの気持ちはたいへんよく理解できます。けれど、日本で暮らす子どもとしては、日本語が十分に習得できておらず、以前、ほど、楽しくレッスンを受けられないように感じます。もしかすると、音感かるたの説明をする私に「どうして家と違う言葉を話すのだ!」と怒っているのかもしれません。

お母さんは、「1歳で二か国語で話しかけられる内容を、それぞれ理解しているのは、自分が1歳の頃より賢い」と安心されていたようですが、こんな盲点があったなんてと、がっかりされたかもしれません。確かに、一般の1歳児は一つの言語を理解するのが、やっとなので、二つの言葉で言われたことを理解できているのはすごいことなのですが、そこにこそ、バイリンガルの落とし穴があります。それは、それぞれの言語を理解している分、それぞれの言語の蓄積量は決して多くないということです。そのため、バイリンガルのお子さんが、スラスラと言葉を話すまでには、とても長い時間がかかります。

学生時代のアメリカ人の親友は、メキシコ人とのハーフの子を授かり、乳児期からスペイン語と英語の両方で子育てをしていました。どんな言葉も、必ず二つの言語を使って説明して、それを理解するとても賢い女の子でしたが、言葉を話すようになるまで、長い時間を要した姿をみて、私ははじめて「バイリンガルの苦労」を知ったのでした。

言語を深く学んだことがないと、「異なる言語を話す両親がいるなら、最初から二か国語を同時に習得させたら後がらく」と思われるようですが、実際は基本となる言語―母国語―をじっくりと確実に習得した上で、外国語を学ばないと、どちらもいい加減になりがちです。

それでも、あえて、乳幼児期から、二つの言語を教えるのなら、私なら、二つの言語を一般の人の何倍も耳に入れる努力をすると思います。とりあえず、1歳の男の子のお母さんには、その男の子のためだけに、「自己紹介の絵本」を二冊作ってほしいとお願いしました。写真や絵を貼った同じ絵本を、父の言葉、母の言葉で2冊作って、読み聞かせをするのです。また、今後、購入する絵本は、同じものを2冊用意し、日本語のままのものと、外国語で書き直したものを用意して、意図的に日本語と外国語の存在を教えようと考えています。

二つの言語を持っているのは、素晴らしいことです。しかし、どちらの国で生きるかが、定まるまでは、どちらか方に偏らなず、当面は、暮らしている国の言葉は、同年代の子供と対等に話せるようにしたいと思います。人は環境によって、発達します。家族に二つの言語があれば、当然、その二つを習得しますが、そこにある苦労や、生きづらさに気づいたら、配慮や支援が大事だと感じたできごとだったのでした。
# by k-onkan | 2017-06-08 19:27 | 幼児 | Comments(0)

手指や体を使って遊ぼう!

女の子を育てた後に男の子を育てると、その不器用さに驚くとききます。これは、脳の成長差にも一因があるようです。脳医学の先生によると、幼児期の女児と男児では脳の成長に1年から1年半の差があるからです。

e0143522_18483246.jpg脳は身体や手指を動かすことによって刺激を受けて発達が促されます。そして、その適時が、3歳から5歳の幼児期なのです。将来、自分がしたいと思うことが自在にできる身体や手指を育てたいものです。

幼児期の男の子は誰もが「自分が一番になりたい」という希望をもっています。「男の子は不器用だから…」と手先を使うことを諦めるのではなく、せめて、同年代の男児の中では人並みに手指や身体が動かせるようにしておきたいものです。

最近、うかがった話では、都内で偏差値が高いある中高一貫校では脳の発達のために、毎朝、運針をする時間があるそうです。他にもピアノやそろばんなどが、脳の発達に役立つことで知られています。しかし、こうした課題を習得するためには、幼児期のもっと早期に、もっと簡単な手先を使う課題が吸収されている必要を感じています。

小さいものをつまんだり、つかんだり、鉄棒にぶら下がったり、転がってくるボールをとらえるなど、遊びの中で、手指や身体を使う機会を持ってほしいと思います。子どもは成長して、身体が大きくなり、自分の体重が重くなれば、なるほど、身体を動かすことは、難しくなっていくのですから――。
# by k-onkan | 2017-06-07 23:46 | のぞみクラス | Comments(0)

慕われているなら大丈夫・・・

私は、楽院以外の場所―幼稚園や保育園、よその教室―で指導する際も、子どもが違う声を出せば「違う!」と遠慮なく言いますし、子どもが危ないことをすれば「ダメ、危ないじゃない」と声を荒げることもあります。また、先生がきちんと指導してくださっていなければ、先生を注意することもあるので、皆さんから、「怖い」「厳しい」と評価されることが多くあります。それでも、毎週、教えにいっている保育園の子どもたちからは「嫌われていない」という自信があります。

e0143522_2024762.jpg
その理由は、幼い子どもは喜怒哀楽がはっきりしている方が、分かりやすいからだろうと思っています。最初に出会った時は、はっきりと意思表示をする私に驚き、多少、抵抗を示した子も、いつしか、「麻奈先生は違う声を出したり、話しを聞かないとコワイ声を出すけれど、それ以外は、そんなに怖くない。そういう性質なのだ」と納得できると、受け入れてくれるように感じます。そして、徐々に慕ってくるようになるのです。

でも、それは、私だけの特別なことではなく、一般の幼稚園、保育園の担任の先生についても、同じことが言えるようです。私が教えに行く園に声が高く、目がパッチリとした可愛い先生がいます。

でも、実はとても厳しい面があり、時に私が「私より怖い!」と震え上がることもあるほどです。それでも、子どもたちからは、とても慕われているのです。その先生は、子どもが悪いことをすれば厳しい声を出しますが、上手にできた時や、いいことをした時は、とても喜んでくださっていることが分かります。そのメリハリが幼児に心地よく、子どもの心をつかむのだろうと思います。

反対に、大人には人当りがよく穏やかに見える先生のクラスの生徒が、話をきかず、みんなが勝手な行動をして、クラスがハチャメチャになることは、よくあることです。やはり、年齢が低い幼児であっても、大人がどれだけ真剣なのか、その本気度を見せる重要性を感じます。

今は、本当のことを言わず、全力も出さず、持っている力の7割くらいで勉強も、人付き合いも、趣味もするような時代ですが、子育てや教育、しつけに関しては、「ほどほどの力」では、心に響かないのかもしれません。
# by k-onkan | 2017-06-06 20:02 | 保育園 | Comments(0)

子育て講演をしてきました

愛知県の幼稚園からのご依頼で「子育て講演」をさせていただきました。この幼稚園での講演はこれが3回目なのですが、今回は数年前に出会った「保育園の子どもたち」に教わったことを通して、保護者の皆様に、どのように子どもと関わり、可能性を伸ばしていただきたいかについてお話をさせていただきました。

e0143522_1939172.jpg木下式は、幼児期の音感教育で音楽の基礎を身につけさせる教育であるため、ときに「音楽が好きな子はいいが、そうでない子には必要のない能力」というご意見をいただくことがあります。しかし、実は、木下式が習得させるのは、歌唱力、聴音能力だけではありません。

音感かるたを使った独創的な音感教育は、子どもたちに①鮮明な言葉、②意識して記憶する力③集中力・忍耐力④自己主張⑤自信のある声⑥音感能力⑦手指の機能を高める⑧体幹を育てる⑨善悪の区別⑩協調性を育てます。そして、これは、音楽の好き嫌いに関係なく、就学する子どもには、与えたい能力ともいえます。

私が、「小1プロブレム」という言葉をはじめて聞いたのは今から10年近く前のことでした。小学校に入った新1年生が、45分の授業を我慢できず、立ち歩いたり、騒いで、授業にならないという問題でした。

私たちが、子どもの頃には、小学校にあがる年になったら、机に着席して、静かに先生の話を聞く、というのは、「できて当たり前」のことでした。それが、なぜ、いつから、どんな理由でできなくなったのでしょうか。その問題は、年々、対策を考えられても、解決されておらず、今でも、「授業にならないクラス」というは、公立には存在するようです。

そんな中にあって、「木下式を採用している幼稚園、保育園の卒園生は聞く力があって、言葉がはっきりしていることを評価され、「幼児期に音感教育を受けられてよかった」という保護者の言葉もいただきます。

それでも、音感教育は、「音楽が好きな子」だけで、いいものでしょうか。できれば、小学校で一緒に勉強する子どもたち、全員に当たり前のように、学習の素地を与え、送り出したいと思うのは、難しい願いなのでしょうか。

幼児は、大人と違って、謙遜したり、卑下することはなく、ただ素直に「みんながやっていること」は「自分もできるようになりたい」と願っているものです。また、たとえ、少しくらい難しいことも、友達と一緒なら、楽しめたりするものです。これは苦手だけど、あの課題は好きなど、子供たちは、それぞれ、自分なりの付き合い方を見つけて、みんなと一緒に音感教育を受けています。保護者の皆様には、その可能性を信じて、応援して、見守っていただければと思うのです。子どもが本当に「音感が好きか嫌いか」は、将来、本人が大人になるまで、分からないのですから。
# by k-onkan | 2017-06-05 19:37 | 木下式音感教育法 | Comments(0)