麻奈先生のブログ~木下式の子育て論~
by k-onkan
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作者について
木下式音感教育法認定講師
  木下麻奈
     
 木下式の基本は、幼児期に「躾・規律」を教え、高度な音楽基礎教育を施すことです。詳しくは、ホームページをご覧ください。http://www.kinoshita-onkan.com

イラスト:「ケイ&シュート」
 By ケンイチ・シライ
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三重県総合文化センターにてー2-

講演が始まる前、小西先生から「幼児期に木下式を受けた人は、あがらないのでしょう?」と言われ、「そうですね。基本的には普段通りで、そこまであがったことはないかもしれませんね」とお話していたのですが、この講演で私は、生まれてはじめて「パニックしそうな気持ち」という感覚を体験することになりました。

e0143522_9452694.jpgそれは、立ち見の方があるほど満員だった客席に話しかけた時でもなければ、5名の幼児の音感指導した時でも、独唱の伴奏を弾いていた時でもありませんでした。私が話をはじめた時に、いきなり、5歳の生徒が客席で「ドドドレミはなかよしさん」とよく通る声で歌い始めた時だったのです。

木下式の訓練は、一つひとつの課題は、5分から10分と短いものが多いのですが、課題が多いため、カリキュラムを全て行うと2~3歳でも、一時間強かかるのです。しかし、そのすべてを講演でお見せすると、講演ではなくなってしまいます。そこで、主軸となる「音感かるたと歌唱曲ドレミはみんなのなかよしさん」課題を二つ、お見せしたのですが、子どもたちには「不完全燃焼」で、もっと勉強をしたかったのでしょう。

その子はこだわりが強いタイプなので「歌いたい」と思ったら、まわりに誰がいても歌い続けることは、容易に想像できました。まわりの大人が是正するには限界があります。また、幼児というものは、誰か一人が楽しく歌えば、自分も歌いたくなるのが当たり前です。その状態を放置したらどうなるかを一瞬で想像し、「自分の講演」にまったく集中できなくなりました。同じ部屋に幼児、特に生徒がいると、私は自分より、子どもが気になってしまうタイプなのでしょう。

そこで、小西先生とお手伝いくださったN先生にはたいへん申し訳ないことをしてしまいましたが、子どもたちを別室に移動させ、東京から持参した「ご褒美おやつ」で静かにしていただくようにお願いしました。

自分の話に集中できるようになると、次に気になるのは聞き手の反応です。どのように受け止められているか観察しても、一般の方は表情が変わらず、よく分かりません。そんな中、ありがたかったのが、最前列に座った3名の女子中学生です。数年前に小西教室を卒業した生徒が、わざわざ、足を運んでくれたのです。3人が表情豊かに、適時に微笑んだり、驚いたりと、興味を持って話を聞いてくれたので、楽しく、話すことができました。

この3人に助けられたことが、もう一つありました。それは、私が話しはじめてすぐのことです。私は人前で話すことはまったく苦にはなりませんが、「無駄な動き」が多いのです。音楽祭では極力、気を付けていますが、今回は幼児もいて、すっかり自分のことが考えられていなかったようです。

私が話し始めると、中1のMちゃんが私の手振りを真似て、お姉さんになにやら言っているのが見えました。どうも、私のマイクを持つ左手が、言葉の速度に合わせて無意識でリズムを取っていたようです。

小さい頃から音感を教えた子には、「いろいろなこと」を観察して指摘して、時に嫌がられても踏み込んで指導してきました。そのため、私に対しても本当に「よく気づく」と感心します。長い間、深く関わり、お互いを知っているからこそ、木下式を教えた子どもは共通して愛しいと感じるのかもしれません。
# by k-onkan | 2017-04-10 23:51 | 木下式音感教育法 | Comments(0)

三重県総合文化センターにてー1-

満開の桜に雨がしとしと降る中、早朝の新幹線に乗って津市に向かいました。三重県の小西先生が私に講演をする機会を作ってくださったのです。会場は「東京ではこんなに広く土地を使った立派なホールはない」と思うほど立派な総合文化センターで大中小ホール、リハーサル室等、それは立派なホールでした。

e0143522_9443729.jpgそこで、午前中は独唱や音感を披露する子どものリハーサルと、「音感かるた」と「歌唱曲」に一緒に参加する幼児の顔合わせを行いました。そして、毎月、行っているシニアクラスのレッスンも実施しました。

楽院では通常、成果発表会などのリハーサルには保護者を入れることはありません。幼い子が親御さんに甘えたり、舞台慣れした子どもたちが真剣にならないからです。しかし、今回は何もかもが初めての試みだったため、保護者のいる公開リハーサルとなりました。

親御さんがいる心やすさからから、子どもたちは普段のレッスン通りの姿でした。いつも真剣な子はリハーサルでもすぐに本気を出し、平素から何度も練習を積まないと調子があがらない子は、発表前でも同じ様子です。そうした個々の違いや性質を親御さんに見ていただくことで、家庭での導き方や、性質の違いを感じていたくのも、大事なことだったのかもしれません。

講演で木下式の「音感かるたと歌唱曲」の説明をするために、教室の幼児5名にもお手伝いいただきました。新年少児から新年長児まで、普段、出会ったことがない友達と一緒に参加させます。生徒の中には、私と面識がない子も数名ありましたが、それぞれに私の話を一生懸命きく姿がありました。

5名の幼児たちの中には、ベビークラスから音感を始めた子、凸凹の気質を持つ子、遠方から通う子、親御さんが外国出身の方の子もいます。そして、それぞれが保育園で育つ子、幼稚園で育つ子と、教育環境も異なり、誰ひとり同じタイプがいません。人数は少なくても、一般の幼稚園や保育園ほどに多彩なメンバーでした。そうした子どもたちが、呼吸を合わせて、視覚、聴覚、身体感覚を使って楽しく取り組めることが、「音感かるた」と「歌唱曲」の訓練の強みだと感じます。

この会には、わざわざ長野県飯田市から認定講師の先生が足をお運びくださり、私の方が、緊張してしまったので、御礼に、シニアクラスへの飛び入り参加を強制し、みんなで発声練習を行いました。指導する立場になると、自分が勉強する時間を確保するのが、難しいものですが、お互いの刺激を与え合う時間となり、あっという間に時間は過ぎていきました。
# by k-onkan | 2017-04-09 23:04 | 木下式音感教育法 | Comments(0)

社会的相続を大切に・・・

新年度が始まる前は時間に余裕があったことから、大勢の卒業生と会う機会がありました。今日は、2歳9か月と生後8ヶ月の兄弟を連れて卒業生のEさんが望クラスの体験に見えました。楽院で育った卒業生が母になったら「子育て支援」として、時間のある時に望クラスに参加して、育児のヒントを見つけてほしいと門戸を開いているのです。二人の男児を出産中、仕事からはなれていたEさんは、もうすぐ歯科医として社会復帰するため、お子さんたちについて、いろいろと確認したいことがあったようです。

e0143522_20352063.jpgレッスンが終わり、Eさんから、「子供のうちらか、『どういう大人になってほしい』と思って育てるものですか?」との質問がありました。私たちは、「もちろん」と答えました。「他人に迷惑をかけない人になってほしい」「心優しい人になってほしい」「理数系が得意になってほしい」「音楽が好きな心豊かな人になってほしい」。自分の子どもとして、進んでいく先は見すえないと、その日暮らしの育児になってしまいます。

私は卒業生の質問を聞いた時に、 最近、あるお母さんのメールに登場したある言葉を思い出しました。それは、「社会的相続」という言葉です。よく「貧困は連鎖する」と言われます。貧困家庭に生まれると、その子どもは教育を受ける機会がなく、大人になっても貧困から抜け出せない、ということだと思います。ですが、実は、もっと問題なのは金銭面だけでなく、他人との付き合い方や最後までやり抜く力、自律する力など社会で生きぬくのに必要な力―社会的相続―が、親から伝承されていないことだそうです。

たとえば、同じ家庭で暮らしていても、親から子どもへ「こうあってほしい」とか「これは伝えておきたい」という思いや願い、価値観や習慣などを意識的に伝えなかったり、一緒に過ごす時間が少ないと、親から子へのメッセージは何も伝承されないまま、子どもは成長してしまいます。その結果、「自分の人生をどのように切り拓くべきか」の知恵を何も持っていないこともあるのかもしれません。

メールをくださったお母さんは「本来は、親から伝えなくてはならないことだと思いますが、わが子はそうした「生きるための力」を楽院で身に付けさせて頂いた」と締めくくっていらっしゃいましたが、確かに、子どもが社会的相続を受ける場は家庭だけではありません。親御さんが選び、経済的な負担をして、一生懸命、通わせる幼稚園や保育園、小学校、お稽古ごとやスポーツ教室など、さまざまな体験が親御さんから子どもへ「どんな人間に育ってほしいか」というメッセージになり得ることもあるのでしょう。
# by k-onkan | 2017-04-08 20:35 | 子育て | Comments(0)

本当はたかいはずですが……

数日前から、私のパソコンの様子がおかしくなりました。突然、フリーズして動かなくなって、何度も再起動をしては少し動き、また動かなくなる、その繰り返しです。最近、無理ばかりさせていたので「ついに故障?」と思い、「どなたか、詳しい方、教えてください」とSNSに書き込みました。

e0143522_12444160.jpgすぐに卒業生で大手家電メーカーPCの社内向けサポートにたずさわっているZくんから、「お使いのパソコンのOSが古いのが原因では?」と助言をいただき、「空いている時間に見に伺いますよ」と心優しいご連絡がありました。

それと同時に「自分も詳しいので……」と大手重工の若手研究員のTくんからも連絡があり、取り急ぎ、「自分でできるハードディスクの正常検査」を詳しく説明してくれました。数日前には法律事務所で働く卒業生の女性が面倒な相談に乗ってくださり、「卒業生はなんて頼りになるのだろう」と涙が出そうなほど感激したばかりです。

卒業生がありがたいのは、「~をしましょうか」と言ってくださると、その対応が素早いことです。楽院の私たちがせっかちだと知っているからなのか、普段、強そうにしている私たちが助けを求める時は、「かなりまずい状態のSOS」だと知っているのかは分かりませんが、平日に仕事が終わってから楽院の事務所まで飛んできてくれました。

職種によって「責任のありか」が違うのだと思いますが、Zくんは「新しいものをすすめ、時代の波に乗っていけること」を考慮し、Tくんはロボットの研究をしてきた経験から、現状をチェックしてどう直して使うかを考えながら、最終的には「私にとって、どうすることが、一番いいか」を考慮してくれるのです。こうした仕事のあり方が、今の時代には必要なのだと、とても勉強になりました。

お二人のプロの見立てでは、私のパソコンは思ったほど悪くなく、瑠音先生のパソコンに無理が多くかかっていることが分かりました。私のパソコンに対してはすぐに必要なものをネットで購入して、次回、治してくださるそうです。

通常、夜間に業者さんに出張作業をお願いしたら、相当なご請求が来ることでしょう。私にできるのは、近くでごちそうすることくらいで申し訳ないのですが、木下先生の「お気に入りのカレー屋さん」で深夜まで楽しく食事をしました。

立派になった姿に二人の成長を感じますが基本的には、児童期と同じものを感じます。子どもの頃から真面目で実直だったTくんは今も潔く真面目に実直に研究開発をしていることでしょう。また、子どもの頃から、「自らの評価を下げて、私たち大人に期待させないようにと常に、面倒な策略をしていたZくんは「顧客の気持ちに寄り添う、けれど、絶対に非を認めてはいけない」という仕事の「責任」を上手に果たしながら、それぞれの特性・特技・好きなことを生かした仕事をしていることを頼もしく思ったのでした。
# by k-onkan | 2017-04-07 23:42 | 名誉団員・卒業生 | Comments(0)

どんな時代にあっても

世の中の流れによって、「質の良いもの」より、誰もが簡単に手が入る「ファストフード」や「カップめん」の方が売れるのが当たり前の時代になってきたように感じます。百貨店でさえ、経営困難から他店と合併したり、多種の販売以外のサービスを広げています。そんな時代に、楽院のように「ただ質のよい音楽」を求め、子どもの能力を高めたいなどと考えるのは経営としては成り立ちにくいといえるのかもしれません。

e0143522_19505728.jpgそれでも、楽院は今後も音楽面でも人間教育においても、「音楽能力のある子」「心身ともに強い子」「自分の責任を果たす子」「他者と関われる子」「自立した子」を育てるために音感教育をしていきたいと思っています。また、子どもに一生懸命、取り組ませるためにも、親御さんにも真剣に関わっていただけたらと願っているのです。

反対に、「ファストフード」や「カップ麺」を求める感覚で「手軽に音楽を習っている雰囲気だけを味わいたい」と考える方は楽院ではない教室が向いていると思います。もちろん、最初は「子どもが楽しそうだから」という理由で楽院に通い始める方もあるでしょう。しかし、楽院で頑張るわが子の姿を通して、「やるなら、一生懸命、させる」という気持ちに親御さんがなってくだされば、大歓迎です。

ただし、一つだけ、誤解していただきたくないことがあります。それは、楽院は私学であるから、独自の教育方針や考え方を貫き、手厚い指導ができているといえます。言い換えると、その教育方針や考え方に納得がいかない際には楽院に通っていただくことはできないということなのです。
# by k-onkan | 2017-04-06 23:25 | 楽院だより | Comments(0)