麻奈先生のブログ~木下式の子育て論~
by k-onkan
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作者について
木下式音感教育法認定講師
  木下麻奈
     
 木下式の基本は、幼児期に「躾・規律」を教え、高度な音楽基礎教育を施すことです。詳しくは、ホームページをご覧ください。http://www.kinoshita-onkan.com

イラスト:「ケイ&シュート」
 By ケンイチ・シライ
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親を頼らない子に育てるために

「もし、〇〇だったら・・・」や「〇〇は無理では?」など、マイナスなイメージは一切持たないことで「勝負脳を鍛えた」と話したのは金メダリストの北島康介選手です。オリンピックの大舞台で強気に勝つためにとても重要であり、弱音を吐かずに有言実行するのは、並大抵のことではなかったはずです。そのプレッシャーの大きさは、100メートルで優勝した時の彼の涙を見れば、明らかだと思います。

e0143522_1029644.jpg北島選手は、しかし、勝負脳と同時に、水泳競技のための筋トレや水中でのトレーニングという基本の訓練にも時間をかけてきたはずです。この4年間における体つきの変化は、素人目からみても、並大抵の努力ではないことが分かります。だから、北京オリンピックでも、ひときわ、輝いて見えたのでしょう。でも、「勝負脳」という言葉だけが一人歩きをして、だれもが「悪いことさえ考えなかければ何でもうまくいく」と短絡的には考えないで欲しいものです。努力があってこその金メダル!! あんなにすごい記録を残した北島選手のご両親は、彼の勇姿をどんなに嬉しく思ったことでしょう。

金メダリストにならないまでも、将来、自分の子に立派に一人立ちして欲しいと願うのなら、小さい頃から、きちんと人間教育をして社会に送り出さなければなりません。どんな風に育ってもわが子はわが子です。あきらめたり、見捨てたりしないのが古き良き時代の親でした。けれど、最近は「子供と自分は無関係」という無責任な大人まで表れました。

年々、残酷な少年犯罪が増えていますが、幼少期に家庭教育や躾をおざなりにしてしまった結果だと思えてなりません。子供は一人で成長するわけではないはずです。親や周りの大人と関わりを持ち、その過程で「していいこと、悪いこと」「世の中のルール」を覚え一人前になっていきます。今、社会に出て働いている私たちも、皆、未熟な頃があり、教え、導かれ、現在があり、決して、一人で大人になったわけではないことを思い出します。

今の日本は、誰が被害者になり、誰が加害者になっても不思議ないほど、悪いニュースが溢れています。かつて、日本ほど安全な国はないと言われていたことが嘘のようです。我が家の近所には、サリン事件の被害に合われた方もいるのです。そう考えると、目をそらしたくなるニュースも「他人ごと」ではすまないのかもしれません。子供を守るために、私たちは何ができるのだろうかと思います。子供に恥ずかしくない行動を心がける、子供の教育のために簡単にでもできることかもしれません。
# by k-onkan | 2008-08-20 10:24 | 教育 | Comments(0)

本当の親切ってなぁに?

数日前、大学生になる卒業生が泊まりに来ました。2歳から楽院に通い、17年のつきあいになるのだとか、なるほど、私も年をとるはずです。素直で可愛い幼児期も、意欲的な児童期も、反抗的な思春期も全て見てきました。どんなに可愛いい良い子も、程度の差こそあれ必ず難しい時期があって大人になるものです。「困ったことがあると私に助けを求めてくる」と書くと、「迷惑な存在」と誤解されるかもしれませんが、実は大事な存在なのです。

e0143522_2322759.jpg子供がいない私は、楽院に通う子供たちや親戚の子の様子を通して、若い世代の様子を知ることになります。幼稚園児、小学生までは、その時々の子供の様子から、親御さんの育て方、社会の風潮などを感じることができます。けれど、それ以上大きな子とは、あまりつきあいがありません。中学生になっても通ってくる子は問題なく見えますが、実は、それぞれ外の世界で苦労はしているようです。

これまで、中学・高校と進んだ子供たちが、どんなことに傷つき苦労し、抵抗しているのか知る機会はありませんでした。けれど、彼女の難しい時期につきあい、いろいろなことを教えられました。私自身、「自分にもこういう時期があった」「こんなことで悩んだ」「おろかだった」など、反省すべき点はたくさんあります。もしわが子がいれば、一緒に体験し、反省し、自分の親に感謝する機会を与えられるのでしょう。けれど、残念ながら私は自分の子を授からなかったので、その分、よそのお子さんから教えられています。

さて、その子と一緒に「遠い異国の地を男女3人がバスで旅をしながら、恋愛感情を育んでいく・・・」上品に言うとそんな番組を見ている時のことでした。「誰が誰を好き」「誰が一番、人気!」などの説明を聞きながら話半分に見ていたのですが、途中で引き込まれてしまいました。それは、グループに一人、和を乱す女の子が登場したからです。節約が必要になり皆で食費を抑えている時に、「水は無理。コーラじゃなくちゃ、飲めない!」とわがままを言ったり、孤立しないように声をかけてくれる青年に、逆ギレして当り散らすなど、協調性もなければ常識もない。友達にしたら苦労しそうなタイプです。グループのリーダー的な男の子が「注意した方がいい。あまりに非常識すぎる」と皆に提案した時です。

テレビを見ていたこの子が、「ひどい。かわいそう」と言い出したのです。番組より彼女の言動に驚いた私は「どうして?」「だって、みんなでそんなこというのは、ひどいよ」。どうも、非常識な子が周りの人から責められることに同情しているようです。「でもね、本当のことを、いうことが親切!ってこともあると思うわよ。この子が非常識なのは事実で、皆がそれを迷惑に思っているのに、知らないふりをして相手にしない方がずっとひどいと思うけどなぁ。憎まれ役をするこの男の子の方は立派だと思う・・・」。 

私はこの言動から「自分に非があっても、それを指摘されるのを嫌うモンスターペアレンツの種」が、こんなにも身近にあることを考えさせられました。最近、大人も子供も、人とつきあうことが下手になったといいます。嫌な目にあいたくないから、他人と深く関わりたくないのだとか。しかし、残念ながら、人は迷惑をかけて生きているものです。自分は誰にも迷惑をかけていないというのは、とんでもない思い上がりかもしれません。不愉快にならないためには、時代が変わっても当たり前の常識は見失わないことを子供たちと共に学んでいかなければ・・・、そんな風に思うのですが・・・。
# by k-onkan | 2008-08-19 23:22 | 名誉団員・卒業生 | Comments(0)

子供のおこない親次第!

最近、卒業生の保護者の方に薦められ、「読んで学べるADHDのペアレントトレーニング」という本を読みました。これは、アメリカのUCLAの神経精神医学研究所で、大人の言うことを素直に聞くことができない難しい子供をトレーニングする方法なのだそうです。私は、ついに「日本の教育もアメリカ的になって、こういう本が必要になった」と感じました。と同時に、日本に昔からあった躾、規範、道徳教育を忘れなければ、この本に登場するようなハチャメチャな子供に成長することもないだろうとも思うのです。私の想像ですが、日本語に訳したスタッフも、日本の子供とアメリカの子供との異なりを感じ、日本語のタイトルは「ADHDの両親」に限定されたのかもしれません。この本を読んで私は、20数年前アメリカでお世話になった二つの家庭の子供たちを思い出しました。

e0143522_0185817.jpg私がオレゴン州ユージンで初めて暮らしたのはH夫妻の家庭でした。ご子息が日本の大学に通っている時に楽院の子供に英語の発音を教えてくださったご縁で、そのご両親に身元引受人をお願いしたのです。当時、60歳前後だったご夫妻には、素敵な娘さんが5人いてそれぞれにお子さんがいました。どの子も、おじいさん、おばあさんを敬うことを教えられ躾が行き届いていました。多くの大人たちから、「こうした方が良い」「しない方が良い」とアドバイスを与えられ、それを素直に聞く「聞き分けの良い子」ばかりでした。お孫さんの中には、外国から養子に来た2歳の男の子もいて、時にぐずったり、好ましくない行動もするのですが、その度に、お母さんが子供の目を見て、「なにがどのようにいけないか」を真剣な表情で話して聞かせていました。時に、2歳の子供には難しいのでは?と思うようなことも懇切丁寧に説明していたことが印象的でした。

学校が始まると、私は新しいホストファミリーに引っ越しをしなければなりませんでした。H家が郊外だったので、市内のキャンパスにバス通学するのは時間的にも安全面でも問題があったからです。そこで、私は金髪人形のような可愛い三人姉弟(10歳・5歳・3歳)がいるJ家のお世話になることになりました。30代の夫妻の家庭でした。当時、子供好きを自称していた私でしたが、子供たちにも家庭にも馴染むことができませんでした。私が思い描く「家庭」とあまりに違ったからかもしれません。お父さんは大学病院の先生でとても穏やかな方なのですが、お母さんが口うるさいタイプだからでしょうか、あまり発言権がありませんでした。子供たちも、お父さんを甘く見ているのかわがままを通します。お母さんは、常に子供を追い回し、口うるさく何かをいうのですが、子供は、それに従う様には見えません。

当時、10代だった私には分かりませんでしたが、今思えば、若いご夫婦は悩みながらの子育てだったのかもしれません。とにかく、朝から晩まで、お母さんの怒鳴り声が止まることがないのです。子供たちも、それに負けじと大声で口答えをし、わめくので、生活に落ち着くということがありません。お母さんの口うるささによって、子供がじっくり何かに取り組んだり、話を聞いて理解するという状態が起きないのです。お母さんのヒステリーが子供をかえって、多動に陥れる・・・。そんな悪循環だったのかもしれません。まさに、このトレーニング本が必要な家庭でした。そう考えると、この本は、子供をよくするために、親を落ち着かせて、親自身のあり方を考えさせる本であることがよくわかりました。いつの時代も、どこの国でも、子供の行いは親次第。子供に好ましくない行動があったら、絶対に身近にいる大人が同様のことをしている。これは、全世界共通なのだと思います。
# by k-onkan | 2008-08-18 23:37 | しつけ | Comments(1)

人生で大事なことって何?

「お金はあった方が良いけれど、それが全てではない」。若い頃、アメリカでホストマザーに言われたことです。けれど、若い頃は、「それでも、お金がある方がいい!」と思っていた未熟ものの私です。そんな私も、「お金」より「こうありたい」という自分を尊重することが重要だと実感できる年齢になってきました。やっと大人になってきたのかもしれません。

e0143522_23551350.jpg苦手なことが多い私にとって、子供と関わることも、音感を教えることも、好きなことです。こういうと、「音感」は子供の頃からなんの苦労もせずに、取り組んできたと思われるかもしれません。でも、「音感を指導すること」は、最初から得意だったわけではないのです。若い頃、幼稚園に教えにいって、上手にできずに、木下先生に厳しく叱咤されたこともたくさんあります。娘だということで優しくするのではなく、人一倍厳しい父でした。「逃げ出したいほどイヤ」なこともたくさんあったものです。それでも、逃げずに続けてきたから、今の私があるのです。「音感教育」よりも簡単にお金が儲かる仕事も、あるはずです。けれど、「好きなこと」ができること、自分の心に正直であることが幸せだと感じます。

でも、そんな中、苦手なことに遭遇しています。「営業活動」です。私がそう言ったら、「好きなことをし続けるために行う営業活動ができないのは、それほど好きなことではないのでは?」と忙しく音楽活動をされるミュージシャンの先生に言われました。好きなことのためには、「頭を下げること」も「苦手なこと」もできるはずだということなのかもしれません。未熟ものの私は、「まだその域には達していないかも」と反省しています。

子供たちにも、年齢に関係なく、辛いことはあるはずです。辛いことから、逃げれば、一瞬は楽になりますが、達成できなかったことは、一生、自分の中に「劣等感」として残ります。人に頼らず自分の力で、克服していくことが精神力を高めることにつながるはずです。「自分にとって、何が大事で、何を大切にするか」を考えられる人になって欲しい。そのためにも、大人の私たちがいい加減な姿を見せてはいけない。毎日、繰り広げられるオリンピック選手の姿に力づけられながら、そんな風に思うのです。
# by k-onkan | 2008-08-17 23:55 | 自分のこと | Comments(2)

心を上手に伝えましょう

夏休みなので、千葉の両親の家に遊びにいきました。楽院で助手をしてくださるH先生と現地で一緒だったため、父の特製手作りカレー・お刺身・茶碗蒸しでもてなしてもらうことができました。お客さん好きは木下家代々の血筋のようです。父方の祖父の周りにも、お客さまが耐えませんでした。そういう私もご飯を作って人を集めるのが好きで、アメリカに住んでいた頃は、よくホームパーティをしたものです。

e0143522_12565223.jpg千葉にいったら、必ずしなければならないことがあります。まず、庭に出て、盆栽と庭の様子を眺めることです。数ヶ月ぶりだと、必ず何かの様子が変わっています。いつでも何か手を加え改良しているので、同じ様子を見たことがありません。それだけ、たまにしか行かないということかもしれません。今回は、珍しい種類の蓮がよく手入れされ、大きな花をいくつも咲かせていました。

せっかく海が近いのだからということで、台風が近づいている中、海にも行ってみました。私は日焼けが苦手なので、海には入りませんでしたが、純子先生たちは、「子供のいない」海水浴を楽しみました。そんな中、浮き袋をつけた5歳くらいの男の子が、おじいさんにひっぱってもらっていました。子供にとって、夏休みといえば海。さぞかし、楽しんでいるのかと観察しましたが、おじいさんもその子も、無表情でちっとも楽しそうじゃないのです。もっとよく観察をすると、一言の言葉も、アイコンタクトも交わされないことが分かりました。引く方も引かれる方も、ただ、波の中で、揺られているだけです。言葉があったら、もっといろいろと印象が残るのではないかと残念に思いました。(よその家のことを余計なお世話といったら、それまでですが・・・)

私たちは、平素、子供の相手をする時、いろいろと話しかけ、子供と交流します。「ほぉら。大きな波が来るよ」「さぁ、次は、どんなのがくるかな?」、子供の気分を盛り上げながら、子供との顔色や表情を観察できるからです。無表情なら、「こわい?」「寒いの?」と心配の原因を取り除きます。楽しそうな様子なら安心です。子供といると気にすべきことがたくさんあります。だからこそ、子供連れではない時は、無責任に気楽で緊張感がないのかもしれません。

最近は街中でも、無表情な親子づれをよく見かけます。一緒に歩いているのに、無言だったり、手もつないでいないのを見ると、「もったいない・・・」と思います。子供の時代はほんの一時、親と時間を過ごす時間も限られているものです。自分が授かった大切なわが子との時間にも深い意味があると思うのです。そんなことを思うのは、「なぜ君は絶望と闘えたのか(著:門田隆将)」(光市母子殺害事件の本村洋氏の3300日の記録)という壮絶な本を読んだからかもしれません。今あるものを大切にすること、自分の命に感謝して生きることの大切さ、そんなことが、本村さんの生き方と辛い闘いを通して感じさせる本でした。彼の真剣さこそが、日本の司法を大変革させたのだとも思います。

何気ない時間に大人と交わした言葉が、子供の人生の後からきいてくることもたくさんあります。千葉の田んぼの脇を歩きながら、稲が実った様子に「実るほど頭を垂れる稲穂かな」と言う言葉を遊びにくる子供に説明する父の姿は、私が幼い頃、田舎の山荘でいろいろなことを説明してくれた祖父の姿と重なります。教えや願い、考え方は、こうやって大人から子供へと継承されていくものだと思います。言葉なくしては、感情も文化も知恵も知識も善悪も、規範も何も伝わらない。そう思えてなりません。
# by k-onkan | 2008-08-16 12:55 | 教育 | Comments(0)