麻奈先生のブログ~木下式の子育て論~
by k-onkan
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作者について
木下式音感教育法認定講師
  木下麻奈
     
 木下式の基本は、幼児期に「躾・規律」を教え、高度な音楽基礎教育を施すことです。詳しくは、ホームページをご覧ください。http://www.kinoshita-onkan.com

イラスト:「ケイ&シュート」
 By ケンイチ・シライ
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優等生にも短所がある!

先日の日曜日は、岐阜県の幼稚園の研修に伺いました。木下式の「音感かるたによる連合学習」を教諭の皆さんに指導させていただいたのですが、指導法と同じくらい、たいせつなこともお伝えしました。これは、木下式のみならず、どんな教育を施したとしても、指導する大人としての心得、「子供の観察眼」です。

e0143522_18571346.jpg参加した教諭には、担任しているクラスで、一番、できる(と思う)お子さんと、一番手がかかる(と感じる)お子さんの名前とその理由をノートに書きだしていただきました。その際、私も、現在、指導する園のとあるクラスの子どもたちの顔を思い浮かべ、黒板に「Aちゃん・記憶力がいい、興味をもって音感に取り組む、まじめな頑張り屋」「Bくん・言葉が遅い、理解していないことが多い、目の輝きがうつろ」と書きました。

Aちゃんの記憶力がいいのには理由があります。Aちゃんには2歳上にお姉さんがいて、その子も真面目に音感に取り組む子でした。下の子は、お姉さんが経験したことに強い好奇心を持ち、「同じことができるようになりたい」という強い意志があります。音感かるたの意味づけを誰より早く覚えたのもその影響です。

Bくんは、同学年の中では月齢が小さく、体も小さい男の子です。月齢が小さいと他の子と比べると経験が多くありません。また、知らない言葉も多いため、他の子についていけません。目がうつろなのは自分の身の周りで起きていることに好奇心を持てないからです。けれど、最近、まわりの大人が気を付けて接しているため、理解できる事柄が増え変化が見えるようになりました。

さて、幼稚園や保育園の先生がクラス単位でお稽古をする時に、「一番、頑張る子」ばかりを認めたり、一番手がかかる子ばかりを注意したり、世話をしてしまうと、大きな問題が起きます。

なぜなら、「一番、頑張る子」は、誰が指導してもよくできますし、一番手がかかる子は、大人がたくさん心配した分、すぐではなくても、いつかなんとかなるでしょう。ですが、可もなく不可もなく「人並み」で安心されている子が一番、おざなりになっていたりします。しかし、中間にいる一人ひとりの能力を引き出せなければ、クラス授業は成立しないのです。

音感を教えると一番できる子にも短所があり、一番、できない子にも長所が見つかります。たとえばAちゃんは声を出すのが決して得意ではないため、注意をされると、ショックで涙が止められません。反対に、Bくんは、素晴らしく可愛い高い声をしています。国語や算数なら、記憶力がいいAちゃんがずっとBくんの前を進んでいくかもしれませんが、音楽は記憶力がいいというだけでは、乗り越えられない課題があるのです。つまり、Bくんにも勝ち目があるということです。

幼稚園、保育園の先生には、音感を教える際、どんな子にもそれぞれに「いいところ」と「改善すべきところ」があることを忘れないでいただきたいのです。木下式を教える上で、「賢い子」というのは、単に「先生の指示に従い、何でも、言う通りにする子」ではなく、その時々、先生の話を聞きながら、自己主張したり、友達と力を合わせるなど、自分でどうすべきか考え判断しながら参加できる子のことです。幼児期の子どもにとって大事なことは、クラスで一番になることより、長く続く人生において、少しでも役立つ能力を引き出しておくことではないでしょうか。
by k-onkan | 2016-05-24 23:10 | 木下式音感教育法 | Comments(0)
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