麻奈先生のブログ~木下式の子育て論~
by k-onkan
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作者について
木下式音感教育法認定講師
  木下麻奈
     
 木下式の基本は、幼児期に「躾・規律」を教え、高度な音楽基礎教育を施すことです。詳しくは、ホームページをご覧ください。http://www.kinoshita-onkan.com

イラスト:「ケイ&シュート」
 By ケンイチ・シライ
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2010年 04月 19日 ( 1 )

いつか分かることが大事・・・

私が英語を習っているM先生は、某有名私立音楽大学で英会話の講師をしていますが、音楽のことはまったく分からないそうです。実は、このことが私には好都合なのです。音楽を知らない人に理解できるように音楽を説明しようとすると、いろいろな工夫が必要です。また、自分の中にもいろいろな発見があるからです。ちょうど、NHKの「週間こどもニュース」のお父さん役であった池上彰氏が、「子供に分かるように」とニュースを説明したことで、どんな人にでも理解できるようにニュースを解説できると、今や引っ張りだこですが、その通りだなぁと思います。

e0143522_917469.jpg私より少し年上のこの先生はアメリカの東海岸生まの人です。子供の頃からお父さんにとても厳しく育てられたそうです。私たちは、「アメリカの子育て」を想像すると、何でも自由に与えられ、何を発言しても良いように思ってしまいがちですが、実は、きちんとしたアメリカの家庭では、「自由」と同じくらい「義務」についてきちんと教えると感じます。また、躾も教育も日本以上に大きな格差があると感じます。

さて、M先生は3歳の頃から、あるスポーツをするようにお父さんに強制され始めたそうです。その結果、優秀な選手として活躍したそうですが、スポーツを楽しむなどという感覚はなく、憎悪をもって取り組んだといいます。憎悪を燃やせば燃やすほど、その闘争心が選手としての先生を成功させたのだそうです。しかし、その頃は、お父さんに対しても、家族に対しても、全てに対して怒っていたといいます。違う国の選手として、家族を捨ててしまうほどであったそうです。

20年以上経過した今でも、はっきりと、選手当時の感情を口に出して話すので、私は少し意地悪な質問をしてしまいました。「そんなに憎悪を持って選手として取り組んだのなら、そのスポーツをさせたお父さんに対して、恨みはありませんか?お父さんの教えは間違っていたと思いませんか?」と聞いてみました。すると、先生はいとも簡単に「選手をしていた時は、憎悪しかなかったけれど、今は父親の言っていたことが全て正しかったことが分かる」とそれが、当たり前という顔で答えます。

最近、ずいぶん、年を経た大人の口から、「子供の頃に、親にされた~がとても嫌だったから、自分の子供には絶対にさせない」と、自分が育った環境や状況を全否定する意見を耳にすることがあるのですが、10代の子供の恨みごとならともかく、成人して、自分の子供を持っても、自分の親に対する感謝より先に、「~をしてくれなかった」と感じることに精神的な未熟さを感じるのは、私だけではないだろうと思います。子供の頃に「親にされて嫌だったこと」の一つや二つ、誰にでもあることでしょう。だからといって、親がしてくれたことの全てを否定することは、現在の自分の存在まで否定することにつながるのでは? そんな風に思う私にとって、自由の国、アメリカで育った人が、自分の育てられ方にどんな意見を持っているのか、興味があったのです。

さて、最近のニュースで、「早期教育をやっても3年でその差は埋まる」という衝撃的な記事を発見しました。確かに、闇雲に先取り教育をして、自信過剰で人の話も聴かないような子供に育てて小学校に送りこんだら、後から勉強を開始した一生懸命取り組む子供との差はすぐに埋まるのは当然なはずです。

幼児教育や早期教育で忘れてはならないのは、「子供にその勉強させることが将来の何につながっていくのか」という長い目でみる観察眼と明確な目的を持って行うことであると感じます。ある一時期だけを取り出して、自分の子供が他の子供より勝っていることは、何の意味もないことです。幼稚園時代に漢字がたくさん読めたり、九九ができたりしても、それを使って、自分の知識や教養を豊かにすること、将来、その子の力となり、助けとなる教育をしなければ、ただ早期に意味なく与えることには何の意味もないと感じます。子供に好ましい教育を与えられるのは、学校の先生でも、おけいこごとの先生でもない、一番、大事なのはやはり親なのだと確信させられる記事でした。
by k-onkan | 2010-04-19 09:16 | 教育 | Comments(0)