麻奈先生のブログ~木下式の子育て論~
by k-onkan
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作者について
木下式音感教育法認定講師
  木下麻奈
     
 木下式の基本は、幼児期に「躾・規律」を教え、高度な音楽基礎教育を施すことです。詳しくは、ホームページをご覧ください。http://www.kinoshita-onkan.com

イラスト:「ケイ&シュート」
 By ケンイチ・シライ
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2016年 05月 22日 ( 1 )

ピアノだけではないのかも・・・

先日の土曜日のことです。児童部のレッスン中に、ピアノの前田先生が「麻奈先生、助けてください」と呼びに来られました。ピアノ室に駆けつけると、そこには2年生のAちゃんが座っていました。先生に注意をされて、ほっぺたをふくらまして恨めしい目つきをしているうちに、あくびが出て寝そうになっているところでした。ピアノの先生に叱られると、女の子が恨めしそうに泣き続けてレッスンにならないことが増えてきたことから、ピアノのレッスンにも、助け舟を出すことにしたのです。e0143522_2095728.jpg

その子は、表現が豊かで、いざというときには並外れた舞台度胸もあり、音楽を学ぶ上で、素晴らしいいところがたくさんあります。しかし、歌の練習のときも、注意を受けると変な顔をしてしまったり、行儀が悪くなったり、きちんとすることが苦手なことは、よく知っています。きっと、ピアノの時間にも、同じようなことが起きているのでしょう。

前田先生は、「Aちゃんは注意をされるのがいやなのよね。先生だって、子供のころ、嫌でしたよ。だから、注意をされないように直して、レッスンに行きましたよ。麻奈先生もそうですよね?」と私に回ってきました。残念ながら、私は、前田先生のような優等生タイプではなく、どちらかというと、Aちゃんのように、好きなことがいくらでもできるのに、基礎的なことや繰り返しの地道な練習などは、苦手でした。ですから、Aちゃんの気持ちもよく分かります。

「私は前田先生と違って優等生ではなかった。Aちゃんと同じで先生に注意されても、『全然、平気!』 と思っていたけれど、一つだけ、違うことがある。それはね、麻奈先生にはとても厳しいお父さんとお母さんがいたから、習っている先生に恨めしい顔やふくれっ面などという失礼なことをしたら、絶対にぶん殴らていたと思うの。だから、真面目ではなかったけれど、先生に失礼な態度だけは、したことはないのよ…・・・・」とお話しました。

子どもでも、大人でも、注意を受けたり、間違いを指摘されることを好む人はいません。だからといって、逆切れしたり、失礼な態度をしていい理由にはなりませんし、いくら注意を受けても直さない生徒は、その先生からレッスンを受ける資格はありません。

「Aちゃんは、注意されるのが嫌いかもしれない。でも、本当に優しいのは、注意してくださる先生なのよ。たとえば、Aちゃんが滅茶苦茶な演奏をしても、「いいわよ、いいわよ。どんな演奏でも上手、上手」と、本当のことを言わない先生に習っていたら、きっと、Aちゃんは絶対に上手にならないと思うわよ。

音楽会でもリズムやメロディーを間違えたまま弾くかもしれない。他の人から、「Aちゃんは、ピアノは上手じゃないわね。メロディーもリズムも違っているわね」と言われたら、嫌だと思わない? 先生たちは、楽院で勉強する子どもが、よその人から、「下手ね」と思われたり、「全然、うまくない」と言われたりするのは、とても悲しいのよ。だから、いけないことは注意をするし、ダメなことはダメといっていわれているのよ。でも、どうしても、前田先生のおっしゃることが分からないなら、もう一度、ピアノのレッスンをまゆみ先生に見ていただいてもいいのよ。

子どもが、「大人に無理にレッスンを受けさせられている」と思うのは問題なので、本人に「まゆみ先生に戻るのか、前田先生に教えていただきたいか」を考えさせました。ピアノ室から戻ってきたAちゃんは、「前田先生に習いたい」といいます。幼い子どもにも、プライドはあり、ピアノのレッスンがまゆみ先生に戻るのは、恥ずかしいことのようです。けれど、専門の先生から習うなら、「注意されたこと」はきちんと直さないと、いつまで、経っても、同じ問題を抱えたまま、先に進むことができません。

幼稚園や保育園に「管理教育」「自由教育」の違いがあるように、ピアノの先生にも、きちんと監督して、じっくりできあがるまで、時間をかける先生もあれば、どんどん新しい曲を与える先生もいるはずです。どちらの先生についたとしても、大事なことは、生徒本人が自分のやるべきことをきちんとこなさないと進歩しないのです。

楽院の生徒たちは、音楽の道に進むためにピアノのレッスンを受けているお子さんに比べると、練習量はかなり少ないはずです。それでも、前田先生は、細かなところまで、じっくり教えてくださるから、音楽会などの出来上がりが、きちんとしているのですが、飽きっぽい子供は、「新しい曲じゃないと、やる気が出ない」「細かな練習が面倒」と思ったりするのかもしれません。しかし、万が一、毎週、新曲の宿題をくださっても、やる気がなければ、すぐに、こなすことができなくなっていくでしょう。

結局、お稽古事は、本人の取り組み姿勢や気質がはっきりと現れるものです。そして、お稽古事で注意されていることは、学校や日常生活でも、同じ問題を抱えていたりします。どうか、「ピアノのレッスンだけの問題」と思わず、日常生活にも共通する課題として、ご家庭でもお子さんの様子を観察し、助け舟を出してあげていただきたいのです。
by k-onkan | 2016-05-22 20:02 | お稽古事 | Comments(0)