麻奈先生のブログ~木下式の子育て論~
by k-onkan
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作者について
木下式音感教育法認定講師
  木下麻奈
     
 木下式の基本は、幼児期に「躾・規律」を教え、高度な音楽基礎教育を施すことです。詳しくは、ホームページをご覧ください。http://www.kinoshita-onkan.com

イラスト:「ケイ&シュート」
 By ケンイチ・シライ
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2018年 03月 18日 ( 1 )

親御さんでないと教えられないこと


毎月、恒例の三重県の教室で、3か月ぶりに6歳の女の子のレッスンを行ないました。初めて、この女の子が教室に来た時は玄関先で大泣きして、親御さんもどうすることもできず、「近所から、通報されるのではないか?」と心配するほどでした。

e0143522_17442254.jpg当時、すでに幼稚園に通っていましたが、クラスメートと同じことは一切できず、特別な配慮が必要なお子さんではないかと心配されていたようです。ピアノの先生をするお母さんとお祖母さんは、木下式を勉強しながら音感教育を実践するK先生に、「娘を指導してほしい」と希望されていました。

凸凹の気質を持つお子さんに、音感教育を行うことは難しいわけではありません。しかし、音感の課題を行なう前に運動面や知育面を補う必要があり、その導入には少し、時間をかける必要があります。子供の気持ちを観察しながら、何をやりたがっているか、何が得意かを見極めて、自信をもってできることから、少しずつ挑戦する課題へと進めるのです。

はじめての体験は、私の指導日で玄関先での大泣きに遭遇したのです。部屋の中に入っても、すべてに抵抗を示したので、ベビークラスで行う絵カードや、体を使っておこなう「音感かるた取り」を行ない、K先生に引き継ぎました。時々、子供が「やりたくないとぐずって、レッスンができない」との相談があったときには、お母さんとお祖母さんにお稽古に参加していただき、女の子がレッスンに参加したくなるように仕向けていただきました。最近は、「月に1回、麻奈先生に習うのも好きになったらしい」とのことでした。

しかし、今日は、様子が違いました。ご家庭の事情で長く欠席されたことも関係があるのでしょうが、歌い方や口の開け方を注意しようとすると、目をこすって涙を出そうとします。毎週、私が教える生徒であれば、「苦手なことでも、どんな理由があっても、やると決められていることは最後まで頑張りなさい」というのですが、月に1回、教えるか、教えないかの関わり方のほかの先生の生徒さんに、私が無理強いするのは、はばかられます。

そこで、ひと通り、音感の課題を行ない、ご両親に相談しました。本人が「訂正されたくない」「踏み込んで指摘されたくない」という意思表示しているときに、適格な指導はできないからです。小さいころなら、「やりたいような環境」を整え自分から取り組むように仕向けたかもしれません。しかし、4月から小学生です。大人から無理強いされて取り組む時期ではありません。

もしかすると、女の子は「音感よりもやりたいこと」があるのかもしれません。最初の状態から考えたら、幼稚園でお友達と一緒に参加できるよう音符の読み書きや文字の読み書きもできるようになりました。家庭で就学準備をしながら、この子の発達を見守り、木下式に固執する必要はないのと思いましたが、親御さんは「木下式の成果は、いろいろなところにあるので、続けさせたい。困難から逃げない人に育ってほしい」と言われます。

お稽古ごとは、指導者が一生懸命、子供にやる気を起こさせ、いいレッスンをすることも大事ですが、子供が意欲をもって取り組むために、家庭で「どんな希望をもって、子供をレッスンに連れていっているか子供に伝えること」も大切な教育だと思うのです。

この親御さんも「苦手なこともあきらめないでほしい」と願うなら、そのことをお子さんに話してあげていただきたいと思うのです。さもないと、子供は「音感の教室は先生たちに、無理強いされている」と思うだけでしょう。どんあにいい教育でも、ただ漠然と通い、本人に意欲がなければ、遠方から通学する意味はないと思うのです。


by k-onkan | 2018-03-18 22:04 | 親業 | Comments(0)