麻奈先生のブログ~木下式の子育て論~
by k-onkan
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作者について
木下式音感教育法認定講師
  木下麻奈
     
 木下式の基本は、幼児期に「躾・規律」を教え、高度な音楽基礎教育を施すことです。詳しくは、ホームページをご覧ください。http://www.kinoshita-onkan.com

イラスト:「ケイ&シュート」
 By ケンイチ・シライ
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2018年 04月 06日 ( 1 )

感情を育てる教育もしよう

最近、入学した3歳の女の子は言葉が達者でとても賢いお子さん子です。でも、一つだけ弱点がありました。それは、「自分がしたいようにしか、課題に取り組めない」ということでした。最初のレッスンでは、鉄棒やトランポリン、マットをする「身体を動かす時間」が苦手だったのか、「お祖母ちゃまと、一緒に遊んでみてね」と言っても何もせずに、お友達を横目に時間が過ぎていきました。私も初回から無理強いはしないので、様子だけ観察しました。

e0143522_14044488.jpg2回目のレッスンは、お祖母ちゃまが耐えられなくなり、「本当はできるのに……。お祖母ちゃんは外で待っているから」とロビーに出ていかれました。女の子が「お祖母ちゃんに居てほしい」と大泣きし、クラスメートがその声にうろたえたため、「お祖母ちゃんを入れるから、泣かずにやりましょう」と伝え戻っていただきました。

3回目の今日は個人レッスンをさせていただきました。一度、本気で向き合い、「楽院のルール」を知らせないと、いつまでも音感を教えられないからです。けれど、レッスンの前は、お祖母ちゃまと二人で、楽しく声をあげながらうんてい(ブレキエーション)に取り組んでいましたが、私の姿を見かけた途端、何もしなくなってしまいました。そこで、お祖母ちゃまに外に出ていただくことをお願いしました。

女の子は、前回のように「お祖母ちゃんとやる~」と叫びましたが、「いい加減にしなさい。お祖母ちゃまがいる時に、やらなかったのはあなたでしょ? このお教室は、やることをやらなければ終わりにならない教室なの。やったら、電話をしてあげるからやりなさい」。少し厳しいですが、口達者な女の子に負けないように、大人の言葉でこちらの事情を説明しました。それでも、「お祖母ちゃん」と叫ぶため、一緒にロビーに探しにいきました。お祖母ちゃんに信頼されて、預かったことを子どもに理解させるためです。

長年、楽院に生徒のシッターとして引率されたお祖母ちゃまは、心得たもので、サッと物陰に姿を隠してくださいました。お祖母ちゃまがいないことが分かると初めて、泣いている場合ではないと諦めがついたようです。「お勉強が終わったらお祖母ちゃまに電話するから、早くやりましょう!」というと、運動、知育教材、音感かるた、タンバリンと、どんどん進んでいきます。子どもは一度、「腹をくくれば、いつまでも、わがままを言ったりはしないものです。

しかし、この「腹を決めさせること」が今の大人には難しいのです。それは、子どもに「無理強いして、嫌われたくない」とか、「納得させてから、やらせたい」と思うからかもしれません。けれど、1~2歳の子どもは、まだ人間としての理性が育っているわけではありません。どちらかというと、魚や爬虫類の持つ脳から、哺乳類の賢さを持つ脳に移行し、これから、人間になろうとしている時期といえます。

私たち人間は、犬や象、イルカなどの動物に「物事の理由を説明して、理解させた上で行動させよう」などとは思わないはずです。とりあえず、何かを教えて、できたら褒めて、できない時には「No」を伝え、その反復の中で信頼関係が育まれていきます。この「哺乳類の躾」が他者の感情を受け入れたり、心を育てる「大脳辺縁系」を発達させることにつながるのではないか、と感じますが、人間の子どもは、この部分を飛び越えて、知育や教育を受け言葉を覚えて「頭でっかち」に育ってしまうのかもしれません。

楽院は、昔から「躾に厳しい教室」だと言われています。でも、それは、ただ子どもを縛りつけるための「躾」ではなく、人間と人間が互いに不愉快にならずに済むために、必要な最低限の躾だと思っています。

どんな子育てをするのも、親御さんの自由です。また、子どもが「やりたくない」と思う気持ちは自由であり、自分に考えがあることも大事です。けれど、それと同時に、世の中には「やらなければいけないこと」が存在し、それをやるために、腹を決める手段を教えるのが家庭教育の役割なのだとも思うのです。


by k-onkan | 2018-04-06 23:03 | 幼児 | Comments(0)